相談の広場
建設工事で、官庁からJV(甲型)で工事を請け負い、このJVで経理を担当しています。JVはA社、B社の2社で、出資比率は、A社70%、B社30%で構成されています。
下記のような場合、消費税はどうなるのでしょうか?
請負金額 110万円(本体工事100万円:消費税10万円)
協定原価の労務費(A社:20万、B社:10万 計30万 消費税はかからない)
請負金額:110万から、協定原価の労務費:30万を差し引いて、残りは、80万となりますが、この80万円の構成は、本体工事:70万、消費税10万と考えてよろしいのでしょうか?(質問1)
協定原価の労務費には消費税はかからず、役所と締結した契約書にも、「契約金額110万円、うち消費税10万円」、と記載されています。
契約金額110万円から最初に協定原価を差し引いて、その後、本体工事70万円を、出資比率の10:30で分け、消費税も10万円を70:30で分ければよいのでしょうか?(質問2)
どなたかご教示頂きたく、お願い申し上げます。
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こんにちは。
公認会計士、税理士の先生にお問い合わせがいいと思いますが。
国税庁HP内、「No.6129 共同企業体の納税義務」についてオヨに見慣れましたか。
その中で、
この共同企業体は、民法上の組合に当てはまりますので、法人税法上も共同企業体の損益は直接各構成員に帰属するものとして取り扱われます。
また、消費税においても、共同企業体が行う資産の譲渡等や課税仕入れは、各構成員の利益の分配割合に応じて、それぞれの構成員に直接帰属することになります。
との解説があります。
け結果的には、出資対象割合で配分となるようです。(7:3でしょう。)
国税庁HP
ホーム 税の情報・手続・用紙 税について調べる タックスアンサー(よくある税の質問) No.6129 共同企業体の納税義務
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6129.htm
> 建設工事で、官庁からJV(甲型)で工事を請け負い、このJVで経理を担当しています。JVはA社、B社の2社で、出資比率は、A社70%、B社30%で構成されています。
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> 下記のような場合、消費税はどうなるのでしょうか?
> 請負金額 110万円(本体工事100万円:消費税10万円)
>
> 協定原価の労務費(A社:20万、B社:10万 計30万 消費税はかからない)
>
> 請負金額:110万から、協定原価の労務費:30万を差し引いて、残りは、80万となりますが、この80万円の構成は、本体工事:70万、消費税10万と考えてよろしいのでしょうか?(質問1)
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> 協定原価の労務費には消費税はかからず、役所と締結した契約書にも、「契約金額110万円、うち消費税10万円」、と記載されています。
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> 契約金額110万円から最初に協定原価を差し引いて、その後、本体工事70万円を、出資比率の10:30で分け、消費税も10万円を70:30で分ければよいのでしょうか?(質問2)
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> どなたかご教示頂きたく、お願い申し上げます。
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売上と仕入れは分けて考えなくてはなりません。
そのため、キャッシュとしては相殺されるものの、売上は税込110万で計上しますし、協定給与以外にかかる諸経費等はそれぞれ10%の課税仕入れがかかります。
よって、本体70万消費税10万は間違いです。
以前、パートナー側で仕訳を起票しましたが、丸められてしまったが故に後々の仕訳等の対応が大変でした。
分解するのに2か月、説明資料を作るのに1か月。
後追いで現状に合わせるまでにさらに1か月。
まだ始まったばかりなのであれば、早めに対処しておくことをお勧めします。
> 売上と仕入れは分けて考えなくてはなりません。
> そのため、キャッシュとしては相殺されるものの、売上は税込110万で計上しますし、協定給与以外にかかる諸経費等はそれぞれ10%の課税仕入れがかかります。
> よって、本体70万消費税10万は間違いです。
>
その通りですね。言葉足らずですいませんでした。
売上70万消費税10万になってたら、消費税何%やねん!?ってなりますね。
「総額主義の原則」ですので、普通は相殺しません。
JVを1つの会社と考えて、通常通り、売上と仕入れを分けて考えます。
たなだいさんは、災難でしたね。もしかしたらそのスポンサー社は、サブ社に言えない”複雑”な会計処理をする必要があったかもしれないので何とも言えませんが。(その場合は、売上を丸めず、仕入れを増やすのが一般的。)
JV会計がややこしくなるのは構成員との金銭のやり取りがあった場合に、それぞれに分配する作業(仕訳)です。基金のガイドラインが参考になるかと思います。
https://k-kyoka.support-w.com/wp-content/uploads/2020/09/d49497941d5ac635976dc05b563009e3.pdf
その通りですね。言葉足らずですいませんでした。
> 売上70万消費税10万になってたら、消費税何%やねん!?ってなりますね。
>
> 「総額主義の原則」ですので、普通は相殺しません。
> JVを1つの会社と考えて、通常通り、売上と仕入れを分けて考えます。
> たなだいさんは、災難でしたね。もしかしたらそのスポンサー社は、サブ社に言えない”複雑”な会計処理をする必要があったかもしれないので何とも言えませんが。(その場合は、売上を丸めず、仕入れを増やすのが一般的。)
>
> JV会計がややこしくなるのは構成員との金銭のやり取りがあった場合に、それぞれに分配する作業(仕訳)です。基金のガイドラインが参考になるかと思います。
> https://k-kyoka.support-w.com/wp-content/uploads/2020/09/d49497941d5ac635976dc05b563009e3.pdf
基金にこんなシュミレーションがあったんですね。
いつからあるかわかりませんが、自分は初めて見ました。
ですが、起票した仕訳はまさにこの仕訳でしたね。
(未成工事支出金勘定でまとめているところが基金らしい)
今度、スポンサー側でも起票することになりそうなので、その際にも参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
> 基金にこんなシュミレーションがあったんですね。
> いつからあるかわかりませんが、自分は初めて見ました。
実は元ネタは平成14年(2002年)です。
私も今回検索してはじめてお目にかかりました。
PDFの前半はアンケート調査、後半は仕訳例ですね。
https://www.kensetsu-kikin.or.jp/database/pdf/200201_%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BC%81%E6%A5%AD%E4%BD%93%EF%BC%88JV%EF%BC%89%E3%81%AE%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%87%A6%E7%90%86.pdf
この仕訳例は、基金のメルマガで推薦している図書”建設業会計の基礎知識”にそのまま乗ってます。たまたま見たことがあったので、今回思い出しました。
https://store.skattsei.co.jp/book/products/view/413
こちらこそありがとうございました。
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