相談の広場
お世話になります。
弊社の方である会社への貸付金にたいして、貸倒引当金を設定しています。
今回、内部監査で「貸倒懸念債権一覧」の提出と「長期滞留債権の内訳」を依頼されました。
現在、回収が遅れている貸付金があるのですが、そちらについて上司からは長期滞留債権での報告をと言われましたが、この違いがいまいちわかりません。
まだ回収できる見込みがあるから滞留債権という認識でよろしいでしょうか。
スポンサーリンク
こんにちは。
ご質問の3点から、その要点を列記てみました。お読みください。
特に、経理部、営業部の方などは、取引先との取引条件等で、取引金額、支払い条件等一番気にかかることです。
特に、為替手形決済、支払い期日手形などが絡んでくると、その期日に決済が履行済みになるか一番気にかかることです。
お話の、貸付金に関することは,企業によっては信用問題にもなりかねません。
無論、支払い期日前には期日報告等、再案内など行いますが、それが届いいても履行されない場合、取引条件の変更;現金決済などの変更するなどのこともあります。
お話では、まだ未回収金としての計上ともいますがいかがでしょう。
経緯では②に該当するのではないかと思います。通常、監査室、監査役の方など毎月月末〆でこの未回収金の状況リスト作成、その回収状況の報告を毎月行います。
金額によれば毎週んこともあります。
半年程度経過すれば、②リストとしてあげます。その後一年経過後、経緯にもよりますが、決算に合わせて貸倒損失として計上することもあります。
もし、貸倒損失計上後に一部でも回収されれば、営業外収益として計上ですが、なかなかそうもいきません。
経理部、内部監査室、監査役、営業責任者、担当者などとは適時連絡しあうことです。
注意点
⓵
滞留債権とは、回収できていない債権で相手からの入金が期日より遅れているもののことです。 長期間の滞留債権のことを、長期滞留債権といいます。
どれぐらいの期間で長期滞留債権にするかは、会社によって異なりますが、6カ月が多いと思われます。 長期未収入金とは、1年を超える滞留債権の勘定科目のことです。
②
貸倒懸念債権とは、経営破綻の状態には至っていないが、債務の弁済に重大な問題が生じているか又は生じる可能性の高い債務者に対する債権をいいます。
貸倒懸念債権については、債権の状況に応じて、次のいずれかの方法により貸倒見積高を算定します。ただし、同一の債権については、債務者の財政状態及び経営成績の状況等が変化しない限り、同一の方法を継続して適用します。
債権額から担保の処分見込額及び保証による回収見込額を減額し、その残額について債務者の財政状態及び経営成績を考慮して貸倒見積高を算定する方法(財務内容評価法)
債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができる債権については、債権の元本及び利息について元本の回収及び利息の受取りが見込まれるときから当期末までの期間にわたり当初の約定利子率で割り引いた金額の総額と債権の帳簿価額との差額を貸倒見積高とする方法(キャッシュ・フロー見積法)
③
貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)とは、貸倒損失によるリスクに備え、損失になるかもしれない金額を予想して、あらかじめ計上した引当金です。貸倒れとは、取引先の倒産などの理由で、債権(売掛金や受取手形など)を回収できなくなることです。その損失を、貸倒損失と呼びます。
どのカテゴリーに投稿しますか?
選択してください
1~2
(2件中)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
[2022.7.24]
[2019.11.12]
[2018.10.10]