相談の広場
社会福祉法人で働いています。いま決算業務も最終段階まで来ており、財務諸表等電子開示システムの社会福祉充実残額算定シートも入力が完了しました。残額は、マイナスになり法人の余裕資金はないことを示していると思っていたのですが、理事の一人に、余裕資金がない事は分かるが、このマイナスの示している金額の意味は?と質問されて答えることができませんでした。どなたか分かる方がいらっしゃれば教えていただけますでしょうか。よろしくお願いします。
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こんにちは。
一般論ではなく私見になりますので、一つの意見として
お考え下さい。
そもそも、社会福祉充実残額は、「社会福祉充実計画」を策定すべきか
どうかを判定するための数値にすぎず、一般的な経営指標となるような
性格のものではない(経営状況の良し悪しを示すものではない)と考えています。
つまり、「マイナスの示している金額の意味は?」への
回答を誤解を恐れずに言えば、
「特段の意味はなく、マイナスが大きいうちは社会福祉充実計画の
策定を心配する必要がなく、プラスに近づくにつれて計画策定を予定する
必要がある、程度の意味。マイナスが大きいことが、
必ずしも余裕資金がないことや、経営状況が悪いことを示すわけではない」と
いうことになります。
実際、経営状況が資金繰りが良い法人でも通常はマイナスになりますので。
それでも無理やり意味を見出すとするならば、
「マイナスの金額が大きいほど十分な
設備投資が行われている傾向にあり、ゼロに近づくほど設備再投資の時期が
迫っている傾向にあることを示す」ということになるかと思います。
必ずそうなる、というわけでもないのが苦しいところなのですが…。
ただし、繰り返しになりますが、社会福祉充実残額は経営指標ではありません。
この数値だけで「うちの法人はお金が足りない」だとか「経営が危ない」だとか
「設備投資が足りない」と判断するのは危険です。経営判断は他の指標を
複合的に組み合わせて行うべきと考えます。
個人的には意味のある数値と考えていないので説明が難しいですが、
厚労省が「この数値がプラスになったときはため込みすぎだから、
計画的に吐き出せ」と言っていることから逆に考えると、
「数値がマイナスのうちは社会福祉に貢献しているね。マイナスが
大きいところは貢献が大きいね」程度の内容なのかと。
くれぐれも経営判断に使用されませんように。
> 社会福祉法人で働いています。いま決算業務も最終段階まで来ており、財務諸表等電子開示システムの社会福祉充実残額算定シートも入力が完了しました。残額は、マイナスになり法人の余裕資金はないことを示していると思っていたのですが、理事の一人に、余裕資金がない事は分かるが、このマイナスの示している金額の意味は?と質問されて答えることができませんでした。どなたか分かる方がいらっしゃれば教えていただけますでしょうか。よろしくお願いします。
>
おはようございます
star harrier さん、ご回答いただいてありがとうございました。
同様の考えを私も持っていましたし、顧問税理士事務所の担当の方からも
同じ回答をもらっていました。
ですが、説明がうまくできず、ネット検索でも答えを見つけられず
投稿させていただきました。
なんだか、社会福祉法人はいろいろ解釈の難しいことがおおくて
神経が擦り減っていく毎日です。
今回のご意見で、少し気持ちが楽になりました。
しっかりと、理事に自分の意見を話したいと思います。
本当にありがとうございました。
> こんにちは。
> 一般論ではなく私見になりますので、一つの意見として
> お考え下さい。
>
> そもそも、社会福祉充実残額は、「社会福祉充実計画」を策定すべきか
> どうかを判定するための数値にすぎず、一般的な経営指標となるような
> 性格のものではない(経営状況の良し悪しを示すものではない)と考えています。
> つまり、「マイナスの示している金額の意味は?」への
> 回答を誤解を恐れずに言えば、
> 「特段の意味はなく、マイナスが大きいうちは社会福祉充実計画の
> 策定を心配する必要がなく、プラスに近づくにつれて計画策定を予定する
> 必要がある、程度の意味。マイナスが大きいことが、
> 必ずしも余裕資金がないことや、経営状況が悪いことを示すわけではない」と
> いうことになります。
> 実際、経営状況が資金繰りが良い法人でも通常はマイナスになりますので。
> それでも無理やり意味を見出すとするならば、
> 「マイナスの金額が大きいほど十分な
> 設備投資が行われている傾向にあり、ゼロに近づくほど設備再投資の時期が
> 迫っている傾向にあることを示す」ということになるかと思います。
> 必ずそうなる、というわけでもないのが苦しいところなのですが…。
> ただし、繰り返しになりますが、社会福祉充実残額は経営指標ではありません。
> この数値だけで「うちの法人はお金が足りない」だとか「経営が危ない」だとか
> 「設備投資が足りない」と判断するのは危険です。経営判断は他の指標を
> 複合的に組み合わせて行うべきと考えます。
>
> 個人的には意味のある数値と考えていないので説明が難しいですが、
> 厚労省が「この数値がプラスになったときはため込みすぎだから、
> 計画的に吐き出せ」と言っていることから逆に考えると、
> 「数値がマイナスのうちは社会福祉に貢献しているね。マイナスが
> 大きいところは貢献が大きいね」程度の内容なのかと。
> くれぐれも経営判断に使用されませんように。
>
> > 社会福祉法人で働いています。いま決算業務も最終段階まで来ており、財務諸表等電子開示システムの社会福祉充実残額算定シートも入力が完了しました。残額は、マイナスになり法人の余裕資金はないことを示していると思っていたのですが、理事の一人に、余裕資金がない事は分かるが、このマイナスの示している金額の意味は?と質問されて答えることができませんでした。どなたか分かる方がいらっしゃれば教えていただけますでしょうか。よろしくお願いします。
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