相談の広場
本件、当社で既に発足していて、何か事案が発生した際に開催されています。
今後、このような臨時開催はやるとして、定期的(3ヶ月に1回)に実施していく予定です。
そこで、事務局をどうするか?という話が持ち上がって来ています。
考えられるのは、
①経営企画部門:取締役会や経営会議の事務局
②法務部門 :企業法務、弁護士事務所窓口
③総務部門 :社内通報窓口
④内部監査 :?
①②③を管掌する取締役が、リソース不足が理由なのか④の内部監査に事務局を任せようとしているようです。
委員会のメンバーとしてや、調査が必要となった場合に内部監査が入るのはともかく、内部監査が事務局というのは違和感がありますが、どうしたものでしょうか。
過去に在籍した会社では事務局は①でした。
社長直轄の内部監査は社内でフラットな立場だからという考え方は理解出来ますが。
ご意見や何か根拠となる考え方をお持ちの方、お聞かせくださると有難いです。
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かずのしん さん こんばんは
一般論からすると、内部監査部門は業務分掌を持つべきではありません。
内部監査の目的は、経営の目となって会社全ての態勢、部署、業務に対して
聖域なく内部統制が機能しているかの検証および改善を提言することです。
但し、経営を牽制するのは監査役(会)や監査等委員です。
リスク管理委員会の事務局を監査部が所管していた場合、リスク管理態勢
(あり方)も内部監査の対象と考えられるので、自己監査となってしまいます。
【補足】リスクマネジメント委員会の体制(組織・運営)に脆弱性や改善点等、
問題があると思われる場合、事務局=自分に対して問題指摘や改善
提言が難しい。
内部監査部門が社長直轄であるのは、その独立性を確保するためです。
厳格に言えば、社長も業務執行の権限を有しているのであれば、独立性が
確保されているとは言えないとの解釈もあります。最近では、監査役会や
監査等委員にもレポーティングラインを設け、牽制機能を強める動きもあります。
【追加】 貴社でのリスク管理を分掌する部署はどちらですか?第一義的には
そこが担当するのがよいのではないかと。
リスク管理部的なものがなければ、経営に近く全社的な企画を担当
する経営企画室が良いのではないかと、個人的には考えます。
イメージ法務部門も近いと思われがちですが、詳細な業務フロー
や組織、システム等に係るリスクに対しては精通していないのでは
ないかと。
> 本件、当社で既に発足していて、何か事案が発生した際に開催されています。
> 今後、このような臨時開催はやるとして、定期的(3ヶ月に1回)に実施していく予定です。
> そこで、事務局をどうするか?という話が持ち上がって来ています。
> 考えられるのは、
> ①経営企画部門:取締役会や経営会議の事務局
> ②法務部門 :企業法務、弁護士事務所窓口
> ③総務部門 :社内通報窓口
> ④内部監査 :?
> ①②③を管掌する取締役が、リソース不足が理由なのか④の内部監査に事務局を任せようとしているようです。
> 委員会のメンバーとしてや、調査が必要となった場合に内部監査が入るのはともかく、内部監査が事務局というのは違和感がありますが、どうしたものでしょうか。
> 過去に在籍した会社では事務局は①でした。
> 社長直轄の内部監査は社内でフラットな立場だからという考え方は理解出来ますが。
> ご意見や何か根拠となる考え方をお持ちの方、お聞かせくださると有難いです。
wrxs4 さん おはようございます。
ご回答ありがとうございます。
そうかな、とぼんやり感じていたことがスッキリしました。
当社は様々な規程が急ピッチで作られ、各種会議等も新設、整備され始めた所です。
その規程の上でリスク管理を分掌している部署は今のところありません。
どの部署も少人数でマルチタスクで動いているためリソース不足という理由からなのか、リソースに余裕がありそうに見える内部監査にやらせようという考えなのかも知れません。
リソース配分を考えるのは理解できるものの、筋道としておかしくないか?と思ったので投稿した次第です。
ありがとうございました。
> かずのしん さん こんばんは
>
> 一般論からすると、内部監査部門は業務分掌を持つべきではありません。
> 内部監査の目的は、経営の目となって会社全ての態勢、部署、業務に対して
> 聖域なく内部統制が機能しているかの検証および改善を提言することです。
> 但し、経営を牽制するのは監査役(会)や監査等委員です。
>
> リスク管理委員会の事務局を監査部が所管していた場合、リスク管理態勢
> (あり方)も内部監査の対象と考えられるので、自己監査となってしまいます。
> 【補足】リスクマネジメント委員会の体制(組織・運営)に脆弱性や改善点等、
> 問題があると思われる場合、事務局=自分に対して問題指摘や改善
> 提言が難しい。
>
> 内部監査部門が社長直轄であるのは、その独立性を確保するためです。
> 厳格に言えば、社長も業務執行の権限を有しているのであれば、独立性が
> 確保されているとは言えないとの解釈もあります。最近では、監査役会や
> 監査等委員にもレポーティングラインを設け、牽制機能を強める動きもあります。
>
> 【追加】 貴社でのリスク管理を分掌する部署はどちらですか?第一義的には
> そこが担当するのがよいのではないかと。
> リスク管理部的なものがなければ、経営に近く全社的な企画を担当
> する経営企画室が良いのではないかと、個人的には考えます。
> イメージ法務部門も近いと思われがちですが、詳細な業務フロー
> や組織、システム等に係るリスクに対しては精通していないのでは
> ないかと。
>
> > 本件、当社で既に発足していて、何か事案が発生した際に開催されています。
> > 今後、このような臨時開催はやるとして、定期的(3ヶ月に1回)に実施していく予定です。
> > そこで、事務局をどうするか?という話が持ち上がって来ています。
> > 考えられるのは、
> > ①経営企画部門:取締役会や経営会議の事務局
> > ②法務部門 :企業法務、弁護士事務所窓口
> > ③総務部門 :社内通報窓口
> > ④内部監査 :?
> > ①②③を管掌する取締役が、リソース不足が理由なのか④の内部監査に事務局を任せようとしているようです。
> > 委員会のメンバーとしてや、調査が必要となった場合に内部監査が入るのはともかく、内部監査が事務局というのは違和感がありますが、どうしたものでしょうか。
> > 過去に在籍した会社では事務局は①でした。
> > 社長直轄の内部監査は社内でフラットな立場だからという考え方は理解出来ますが。
> > ご意見や何か根拠となる考え方をお持ちの方、お聞かせくださると有難いです。
かずのしん さん 返信ありがとうございます。
前掲はあくまでも一般論です。大抵はリソースという現実にぶつかります。
この場合、出来そうな人に対して安易に割り振るのではなく、先ずはあるべき
姿を洗い出したうえで、現状のリソースに当てはめてみる。
リソース不足の状況であれば、あるべき論は難しいかもしれないので、その
代替としてどの様な体制が取れるか、それによるリスク(大きさ・頻度等)
は何かを洗い出し、経営としてリスクを認識した上で割り切って運営を開始。
リソースがある程度揃った時点で、本来あるべき姿に移行していくというのが
現実的な路線だと思います。
但し、当初洗い出されたリスクは忘れ去られ、「問題なく運営されているの
であれば別に変えなくとも良いよね」「変えるって何言ってんの?」とリソ
ースを他に回されてしまったり、仕事が人についてしまうということは、
経験上よくあるなぁと。
一度既成事実化されると、それを変えるのには物理的・精神的なエネルギー
が、開始当初の根回しよりも遥かに必要となりがちですね。ボールを押して
動かすのにはそれほど力は要りませんが、ある程度の速度で動き始めたボール
を止めたり方向を変えたりするには相当の力が必要な如くです。
出だしが大事なので、頑張ってください。確りと経緯を記録しておく事です。
> wrxs4 さん おはようございます。
>
> ご回答ありがとうございます。
> そうかな、とぼんやり感じていたことがスッキリしました。
> 当社は様々な規程が急ピッチで作られ、各種会議等も新設、整備され始めた所です。
> その規程の上でリスク管理を分掌している部署は今のところありません。
> どの部署も少人数でマルチタスクで動いているためリソース不足という理由からなのか、リソースに余裕がありそうに見える内部監査にやらせようという考えなのかも知れません。
> リソース配分を考えるのは理解できるものの、筋道としておかしくないか?と思ったので投稿した次第です。
> ありがとうございました。
>
>
>
> > かずのしん さん こんばんは
> >
> > 一般論からすると、内部監査部門は業務分掌を持つべきではありません。
> > 内部監査の目的は、経営の目となって会社全ての態勢、部署、業務に対して
> > 聖域なく内部統制が機能しているかの検証および改善を提言することです。
> > 但し、経営を牽制するのは監査役(会)や監査等委員です。
> >
> > リスク管理委員会の事務局を監査部が所管していた場合、リスク管理態勢
> > (あり方)も内部監査の対象と考えられるので、自己監査となってしまいます。
> > 【補足】リスクマネジメント委員会の体制(組織・運営)に脆弱性や改善点等、
> > 問題があると思われる場合、事務局=自分に対して問題指摘や改善
> > 提言が難しい。
> >
> > 内部監査部門が社長直轄であるのは、その独立性を確保するためです。
> > 厳格に言えば、社長も業務執行の権限を有しているのであれば、独立性が
> > 確保されているとは言えないとの解釈もあります。最近では、監査役会や
> > 監査等委員にもレポーティングラインを設け、牽制機能を強める動きもあります。
> >
> > 【追加】 貴社でのリスク管理を分掌する部署はどちらですか?第一義的には
> > そこが担当するのがよいのではないかと。
> > リスク管理部的なものがなければ、経営に近く全社的な企画を担当
> > する経営企画室が良いのではないかと、個人的には考えます。
> > イメージ法務部門も近いと思われがちですが、詳細な業務フロー
> > や組織、システム等に係るリスクに対しては精通していないのでは
> > ないかと。
> >
> > > 本件、当社で既に発足していて、何か事案が発生した際に開催されています。
> > > 今後、このような臨時開催はやるとして、定期的(3ヶ月に1回)に実施していく予定です。
> > > そこで、事務局をどうするか?という話が持ち上がって来ています。
> > > 考えられるのは、
> > > ①経営企画部門:取締役会や経営会議の事務局
> > > ②法務部門 :企業法務、弁護士事務所窓口
> > > ③総務部門 :社内通報窓口
> > > ④内部監査 :?
> > > ①②③を管掌する取締役が、リソース不足が理由なのか④の内部監査に事務局を任せようとしているようです。
> > > 委員会のメンバーとしてや、調査が必要となった場合に内部監査が入るのはともかく、内部監査が事務局というのは違和感がありますが、どうしたものでしょうか。
> > > 過去に在籍した会社では事務局は①でした。
> > > 社長直轄の内部監査は社内でフラットな立場だからという考え方は理解出来ますが。
> > > ご意見や何か根拠となる考え方をお持ちの方、お聞かせくださると有難いです。
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