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月次決算における内部利益について。

著者 わかはげ さん

最終更新日:2024年06月28日 09:29

お世話になっております。

月次決算について質問があります。
弊社は工場間での売上をする際、内部利益を消すために以下の処理をしております。
東京工場→大阪工場→お客様へ といったやり取りを想定してください。
仕訳①東京工場→大阪工場
(東京工場側)         (大阪工場)
大阪工場 110/内部売上 110  製  品 110/東京工場 110 
売上原価 100/製  品 100

(この製品が同じ月で売れる場合)
(東京工場側)         (大阪工場)
仕訳なし               売掛 金 120/外部売上 120
                   売上原価 110/製  品 110
となるので特に問題はありません。

問題となってくるのはこの製品が月を跨ぐ場合になります。
弊社の内部利益を消去するうえで以下の処理をしております。 
(この製品が同じ月で売れない場合)
(東京工場側)         (大阪工場)
仕訳なし               評価 損  10/製  品  10 

月次上で考えると大阪工場は在庫を持ってる分利益がマイナスになってしまいます。
このやり方は世間一般的なのでしょか。
また、勉強できる参考文献などあれば教えていただきたいです。

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Re: 月次決算における内部利益について。

著者star_harrierさん

2024年06月29日 21:08

こんにちは。
御社の処理が「世間一般」かどうかについては、
他社でも同じようなやり方をしているところが
あるかもしれないのでご回答できませんが、
私見を述べさせていただきます。

まず、御社の処理は、「大阪工場」で内部利益を
消去しているため、大阪工場の利益がマイナスになるという
状況になっています。
通常、内部利益の消去は、本支店会計でいうところの
合併損益計算書」、つまり、全社合算の損益計算書で行うものなので、
「大阪工場」という個別の単位内で消去する点に問題があります。

また、内部利益の消去は外部公表用に行うものなので、
各工場の採算性を見る管理会計の視点からは月次では
消去しなくても良いかもしれません。

内部利益の金額把握は重要ですが、「金額を把握し、月次では
参考情報として開示する(仕訳は行わない)」、
「金額を把握し、合併損益計算書上の仕訳として処理する」、
「従来通り大阪工場で処理するが、工場別の採算性をみる視点からは
内部利益消去の影響を度外視する」のいずれかになるように
思います。

本支店会計の考え方についてまとめたサイトがありましたので
参考までにご覧ください(リンクフリーでした)。
https://wwboki.jp/dokuboki/commercial-2kyu/removal-of-intercompany-profit/


> お世話になっております。
>
> 月次決算について質問があります。
> 弊社は工場間での売上をする際、内部利益を消すために以下の処理をしております。
> 東京工場→大阪工場→お客様へ といったやり取りを想定してください。
> 仕訳①東京工場→大阪工場
> (東京工場側)         (大阪工場)
> 大阪工場 110/内部売上 110  製  品 110/東京工場 110 
> 売上原価 100/製  品 100
>
> (この製品が同じ月で売れる場合)
> (東京工場側)         (大阪工場)
> 仕訳なし               売掛 金 120/外部売上 120
>                    売上原価 110/製  品 110
> となるので特に問題はありません。
>
> 問題となってくるのはこの製品が月を跨ぐ場合になります。
> 弊社の内部利益を消去するうえで以下の処理をしております。 
> (この製品が同じ月で売れない場合)
> (東京工場側)         (大阪工場)
> 仕訳なし               評価 損  10/製  品  10 
>
> 月次上で考えると大阪工場は在庫を持ってる分利益がマイナスになってしまいます。
> このやり方は世間一般的なのでしょか。
> また、勉強できる参考文献などあれば教えていただきたいです。

Re: 月次決算における内部利益について。

著者わかはげさん

2024年07月01日 11:49

返信が遅くなり大変申し訳ございません。
丁寧にご説明いただき誠にありがとうございました。

私としても売れるはずの在庫を持つだけで利益が圧迫されるのはおかしいと考えていましたのでstar_harrier様の説明と添付サイトで非常に納得がいきました。

何度もになりますが、誠にありがとうございました。


> こんにちは。
> 御社の処理が「世間一般」かどうかについては、
> 他社でも同じようなやり方をしているところが
> あるかもしれないのでご回答できませんが、
> 私見を述べさせていただきます。
>
> まず、御社の処理は、「大阪工場」で内部利益を
> 消去しているため、大阪工場の利益がマイナスになるという
> 状況になっています。
> 通常、内部利益の消去は、本支店会計でいうところの
> 「合併損益計算書」、つまり、全社合算の損益計算書で行うものなので、
> 「大阪工場」という個別の単位内で消去する点に問題があります。
>
> また、内部利益の消去は外部公表用に行うものなので、
> 各工場の採算性を見る管理会計の視点からは月次では
> 消去しなくても良いかもしれません。
>
> 内部利益の金額把握は重要ですが、「金額を把握し、月次では
> 参考情報として開示する(仕訳は行わない)」、
> 「金額を把握し、合併損益計算書上の仕訳として処理する」、
> 「従来通り大阪工場で処理するが、工場別の採算性をみる視点からは
> 内部利益消去の影響を度外視する」のいずれかになるように
> 思います。
>
> 本支店会計の考え方についてまとめたサイトがありましたので
> 参考までにご覧ください(リンクフリーでした)。
> https://wwboki.jp/dokuboki/commercial-2kyu/removal-of-intercompany-profit/
>
>
> > お世話になっております。
> >
> > 月次決算について質問があります。
> > 弊社は工場間での売上をする際、内部利益を消すために以下の処理をしております。
> > 東京工場→大阪工場→お客様へ といったやり取りを想定してください。
> > 仕訳①東京工場→大阪工場
> > (東京工場側)         (大阪工場)
> > 大阪工場 110/内部売上 110  製  品 110/東京工場 110 
> > 売上原価 100/製  品 100
> >
> > (この製品が同じ月で売れる場合)
> > (東京工場側)         (大阪工場)
> > 仕訳なし               売掛 金 120/外部売上 120
> >                    売上原価 110/製  品 110
> > となるので特に問題はありません。
> >
> > 問題となってくるのはこの製品が月を跨ぐ場合になります。
> > 弊社の内部利益を消去するうえで以下の処理をしております。 
> > (この製品が同じ月で売れない場合)
> > (東京工場側)         (大阪工場)
> > 仕訳なし               評価 損  10/製  品  10 
> >
> > 月次上で考えると大阪工場は在庫を持ってる分利益がマイナスになってしまいます。
> > このやり方は世間一般的なのでしょか。
> > また、勉強できる参考文献などあれば教えていただきたいです。

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