委託先の事務管理会社との機密保持契約について

お疲れ様です。

これは「顧客個人情報を扱う業務の再委託」を御社が是とするかどうかの話で、担当者ベースで解決する問題ではないと思います。

数年前に兵庫県の某市で全市民の個人情報が入ったUSBメモリの紛失事件ががありましたが紛失は再委託先の従業員によるものでした。某市は再委託を想定していなかったため契約書には再委託に関する項目がなく、再委託先の責任を問えるのか大きな問題となりました。

リスクとメリットを天秤にかけて御社が再委託を可とするのであれば、再委託に関する項目を契約に追加し、委託先A社と再委託先B社の責任範囲を明確にした上でA社と契約を結び直す必要があるでしょう。御社の契約相手先はあくまでもA社です。また、御社が再委託不可という結論になれば、A社にその旨通達して再度契約を結び直す必要があると思います。この業務の顧客個人情報流出に関するリスクを御社がどう評価するかによります。

再委託に関しては地方自治体が自治体業務の再委託に関するガイドラインを公表しています。検索すると参考になると思います。

ご参考まで。


> 取引先企業（A社）と業務委託契約を締結するにあたり、お客様の個人情報を提供するため機密保持契約書も併せて締結する予定です。
> 業務委託契約はあくまでA社と締結するのですが、A社より事務作業はA社の事務管理委託先であるB社がすべて行うため、個人情報は直接B社に提供してほしい、と依頼がありました。
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> これまでも事務作業をグループ会社に再委託するケースはあったのですが、その際の個人情報は、当社→契約締結会社→グループ会社の流れでしたので、機密保持契約はあくまでも契約会社とだけ締結すれば事足りました。
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> 直接B社と個人情報をやり取りする＝A社とは業務委託契約のみ締結し、機密保持契約は別途B社と締結する、ということになるでしょうか。
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> わかりにくくて恐縮ですが、適切な対応をご教授いただければ幸いです。
> どうぞよろしくお願いいたします。
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ご指南ありがとうございます。
ガイドラインも確認しました。

当社としてはB社への再委託はやむなし、というスタンスなので、
機密保持契約書に問題発生時のA社の責任を明確に記載するようにします。

ありがとうございました。