相談の広場
当社は取締役設置会社です。
今度の株主総会で、現取締役全員再任(代表取締役も変更なし)+新取締役1名を選任(増員)することになりました。
このときの議事録への記名捺印について
●株主総会議事録(取締役就任承諾書)
→旧取締役(代表取締役は実印、平取締役は認め印)
●取締役会議事録(代表取締役就任承諾書)
→新取締役(代表取締役は実印、平取締役は認め印)
で、よろしいでしょうか。新たに増員となる新取締役も認め印で登記はできますでしょうか。
登記をお願いしている司法書士の方に、
「代表取締役の変更がない場合、新取締役も認め印で良い。実印・印鑑証明は必要ない。登記は代表者印で行える」
と伺ったのですが、
いろいろなサイトを見ていると、新取締役の登記(再任を除く)の際、実印・印鑑証明が必要と書かれているところもあって、不安になってきました。
よろしければご教示ください。
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代表取締役の変更登記は、
1.登記申請書(株式会社変更登記申請書)
2.株主総会議事録
3.取締役会議事録
4.就任承諾書(株主総会・取締役会の議事録記載援用)
5.代表者の印鑑証明書
6.印鑑(改印)届書
があればよく、
a)株主総会議事録の押印については、代表者は旧代表者で会社の実印を押印、その他の出席者は個人認印で押印
c)代表取締役選任の取締役会の押印は、議長は旧代表者で会社実印を押印し、新代表者は役職名を「取締役」として記名し、これに個人実印を押印する。
d)印鑑(改印)届書の印鑑提出者は当然新代表であり、司法書士に委任する場合は下部「委任状」欄に新代表の実印を押印。
以上で登記申請は終了! です。
えーー申し訳ないのですが、単なる知識ではなく、これは実務ベースで実際にやっていることでして。
> 代表取締役の変更登記は、
> 1.登記申請書(株式会社変更登記申請書)
> 2.株主総会議事録
> 3.取締役会議事録
> 4.就任承諾書(株主総会・取締役会の議事録記載援用)
> 5.代表者の印鑑証明書
→任期満了退任後、取締役会において新たに同じ方が代表取締役に選定された場合は不要です(藤田)
> 6.印鑑(改印)届書
→上記のように不要の場合があります(藤田)
> a)株主総会議事録の押印については、代表者は旧代表者で会社の実印を押印、その他の出席者は個人認印で押印
→議事録作成者の印だけで十分です。他の出席取締役の印は不要です(藤田)
> c)代表取締役選任の取締役会の押印は、議長は旧代表者で会社実印を押印し、新代表者は役職名を「取締役」として記名し、これに個人実印を押印する。
→任期満了で退任した前代表取締役が、また代表取締役に選定された場合は届出印だけでよく、後の取締役は認め印で可となります。OCR用紙では「退任」を先に記載、次に「就任」となります(藤田)
>
> d)印鑑(改印)届書の印鑑提出者は当然新代表であり、司法書士に委任する場合は下部「委任状」欄に新代表の実印を押印。
→会社「届出印」での委任状となります(藤田)
いつもながら、実務経験の豊富な傳右衛門さんには、感服しております。
藤田行政書士総合事務所
行政書士 藤田 茂
http://www.fujita-kaishahoumu.com/
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