会社の定款と売上

「会社全体の売上に対するその事業の売上の占める
割合が低ければ、問題ない」･･･

おそらくこれは感覚的な判断であり、法律や判例上の根拠でこのようなことは聞いたことがありません。

御社の定款上の目的の末尾にも、すでに、
「上記各号に附帯関連する一切の事業」
というような項目が入っていると思います。

それでもご不安であれば、
「その他適法な一切の事業」という記載を加えていただくのもひとつの手です。

参考までに、以下で関連する最高裁判所の判例が閲覧できます。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/4C96842A4F43519949256A850041B098.pdf

> 新規事業を立ち上げるため、
> 会社の定款の変更追加を検討しております。
>
> 定款に記載されていない事業を行っても、
> 会社全体の売上に対するその事業の売上の占める
> 割合が低ければ、問題ないと人づてに聞きまして、
> それが事実であるかどうか。また、事実であれば、
> その割合の目安を教えて頂けばと思っております。
>
> 弊社はソフト開発会社で新規事業は雑貨販売を
> 検討しております。
>
> 是非よきアドバイスを頂戴できれば思います。
> 何卒よろしくお願い申し上げます。

ご回答を賜りまして誠にありがとうございます。

早速定款の変更追加を行って参ります。

御社のHPを拝見させて頂きました。
いろいろな意味でご検討させて頂きます。

ありがとうございました。

横から失礼します。「割合が低ければ、問題ない」というのは司法書士の先生がご指摘のようにそういうことはないと思います。

また、「その他適法な一切の事業」という記載を加えるのは、昨年、オリックスがそのように定款変更しようとしたが、さすがに、まずいと思ったか、総会直前に取り下げた案ですね。そんなことしたら、何でも事業をできてしまうし、それはないだろう、と思ったものです。
やはり会社として事業を明確にする必要があるでしょう。

確かにご指摘頂いた通りで、
何でもありだったらそもそもの質問がありえないなと（笑）。

小さい会社なので、
新規事業を起こして少しでも売上と利益を上げていかないと
思いまして色々と調べております。

新規事業を行うアイデアはあっても、
実現しようと動こうとすると、法務も含め色々と考えなくてはと四苦八苦しているところです。

アドバイス頂きまして誠にありがとうございます

定款変更は、厳密には事前にする必要があるとは思いますが、後追い（事後）でも実務上は問題ないと思いますので、そのようにされたらいかがでしょうか？当社もそのようになているのが実情です。

そうなんです。

マーケティングや営業手法は決まり、
実際に動き出すことは可能なのですが、

法務が気になって仕方なかったのです。

こういうのが、取らぬ狸～と言うんでしょうか（笑）。

アドバイスありがとうございます。

早速営業活動に入ります。