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労務管理

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うつ病による休職復帰後の降格について

著者 seiten さん

最終更新日:2010年02月12日 09:19

同じ会社に勤める、私の夫のうつ病休職から復職後の処遇についてご相談させてください。
うつ病発症により、有給消化2ヶ月、欠勤一ヶ月半で合計3ヶ月半休みました。
もともと課長職にあったのですが、昇進して一年半の間に、リストラ、早期退職、異動等で課内の人員が減少し、業務の負担が集中、残業も80時間/月の状態が半年あり、不眠症を発症。心療内科にて抑うつ症状の診断を受け、療養のため、3ヶ月半休みました。
その社員が復帰してきたのですが、最初は他部署へ異動をと会社側が勝手に考えていました。本人希望は聞いていません。
復帰前に特に面談はせず、復帰当日に面談、他部署への異動をにおわせたところ、本人からは同じ部署で復帰したいとの返事だっため、部署異動は無しとなりました。
病気を考慮して業務負担を減らすとなると、職能をさげることとなり、降格と会社は考えていますが、不当ではないでしょうか?
正直、課長職にはストレスを感じており、一階級下の課長補佐に降格を願い出るつもりでしたが、予想外の二階級下の一般社員へ降格の予定を言われ、悔しい思いです。
妻の私自身は、休職開始時に労基署への通報、労災の申請等を考えていましたが、夫が「復職したいから、ことを荒立てたくない」と言うので、準備にとどまり、行動は起こしませんでした。
復職後の対応に本人も「甘かった。とても悔しい」と申しており、抗えるだけは抗いたいと考えています。
今週復職したばかりですが、降格を言われ、また不眠状態に陥っている夫です・・・。
なにか会社に対して対抗できるアドバイスがあれば、お知恵を拝借したく投稿いたしました。

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Re: うつ病による休職復帰後の降格について

私も以前、復帰後に部長から係長に降格になりました。

> 復帰前に特に面談はせず、復帰当日に面談、他部署への異動をにおわせたところ、本人からは同じ部署で復帰したいとの返事だっため、部署異動は無しとなりました。
> 病気を考慮して業務負担を減らすとなると、職能をさげることとなり、降格と会社は考えていますが、不当ではないでしょうか?

これは、正直その方が良いと思います。
うつは必ずではありませんが、再発します。
以前と同じ立場というのは不可能です。

復帰されるといっても、どのくらい回復しているか
分かりませんので、失礼な発言になるかもしれません。

うつはエネルギーが枯渇している状態です。
だから何もできない、したくない、となる。
会社に復帰したからと言っても、以前ほどのエネルギーが
あるはずないのです。
もしご主人が以前の職や課長職として復帰したとしても
逆に、以前のように出来ない自分を責めると思います。
しかも疲れやすい体に鳴っている上、心身ともに疲労する。
そんな状況が目に浮かびます。

これは経験者(現在も通院中)だから言えます。
一時期、あまりにも仕事量が増えた為、悔しいですが
やむなく仕事を放棄したこともあります。


> 正直、課長職にはストレスを感じており、一階級下の課長補佐に降格を願い出るつもりでしたが、予想外の二階級下の一般社員へ降格の予定を言われ、悔しい思いです。

給与面では少し我慢しなければなりませんが、精神的には
そのくらいシバリの無い仕事から始めるのが妥当です。
能力があればちゃんと元の職に戻れますよ。
自分は、会社からもう大丈夫だろうと仕事量を増やされたり
責任の重い仕事を任されたら潰れる、を繰り返したことも
あります。


> 妻の私自身は、休職開始時に労基署への通報、労災の申請等を考えていましたが、夫が「復職したいから、ことを荒立てたくない」と言うので、準備にとどまり、行動は起こしませんでした。
> 復職後の対応に本人も「甘かった。とても悔しい」と申しており、抗えるだけは抗いたいと考えています。
> 今週復職したばかりですが、降格を言われ、また不眠状態に陥っている夫です・・・。
> なにか会社に対して対抗できるアドバイスがあれば、お知恵を拝借したく投稿いたしました。

復帰したらすぐ元のように働ける、とは誰でも思いがちで
それに固執して精神的に追い込まれるようでは必ず再発
します。
もっと気を楽に、仕事は自分のペースでする、と考えて
いないと、うつのスパイラルから抜け出せませんよ。

責任は徐々に。体力や集中力・記憶力の低下が見られる
病気です。甘かった、とても悔しいなどと思わずに
のんびり仕事が出来る立場にしてもらったと、考え方を
変えてみてはどうでしょうか?

あくまで経験者の個人的な意見ですので、お気に障る
ようでしたら謝ります。
会社に対抗するアドバイスにならず、申し訳ありません。

Re: うつ病による休職復帰後の降格について

著者おりゅうさん

2010年02月13日 08:13

seitenさん

ご心労、お察しいたします。
現在は立場が違うのですが、精神科・心療内科での相談員や企業の産業保健(うつ病等による休職者対応)をしていた経験から少しでもご参考になれば、とお伝えいたします。

投稿の「復職した社員」がseitenさんのご主人でよろしいですか?

休職前の労働時間数からみて、労働安全衛生法に基づき、産業医による過重労働者への面談が必要ですが、そのような対応はなされていたのでしょうか?
産業医をおかなくてよい事業規模であると、産業医面談ではなくなりますし、100時間を超えていなければ「努力義務」規定です(罰則等もありません)

もし、休職前に産業医面談をしているのであれば、復職にあたり、産業医による「復職可能」との判断の面談が必要です。もちろん、これは休職期間中に行われる必要があります


産業医がいる会社であれば、産業医面談の希望を申し出てはいかがでしょう。そもそも、産業医がいるなら、「何もしてくれなかった」ということで労基署へ相談し、対応してもらうことは可能です(助言・指導程度ですし、会社との関係が悪くならない,と言いきれないのが難しいところですが)。

抑うつ状態にある場合には、環境の変化も病状へ影響します。労働の負荷を減らすこと=降格,と考える安易な企業も多いのですが、必ずしもそうではありません。

主治医にいまいちど、現状を伝えて意見をきく、産業医資格を持っている精神科医(精神保健指定医がよいです。ネットで検索できます)をセカンドオピニオンとして意見をきいてはいかがでしょうか。

いまの会社で働き続けたい、とご主人が希望されていて奥さまとしてそれを支えていきたいのであれば、「ことを荒立てる」ことはさらなる負荷になりかねません。理解ある上司がいればよいのですが・・・

今後の保身やご自身の将来のためにも労基署へご相談(あっせんなどの行動を起こすかどうかは別問題です)をされてみるのもよいと思います。

少しでもご参考になればと思います。

Re: うつ病による休職復帰後の降格について

会社と対等に交渉するには、労働基準監督署ではなく日本労働組合総連合会、いわゆる各地にある連合に加入した方が良いと思います。私は別件で組合費3000円を払い加入しましたが、加入することで個人案件でも会社と交渉してくれます。ただしご主人様の「事を荒立てたくない」のご意向は難しくなります。私の場合は社長宛に交渉内容要求を書面で送ったのですが、書面の最後に個人名を記さなければなりません。私自身は会社を辞めるつもりでしたので何とも思わなかったのですが、今後会社に残るおつもりであればやりにくい事も確かでしょう。会社は第三者機関に介入されることほど嫌なものはなく、全て正論で話さなければならないため望んでおられる回答を得られるかとは思いますが、会社に残るおつもりなら関係者には相応のイメージで見られることは覚悟した方がいいです。何を優先させるかをきちんと整理されることが先決だと思います。

Re: うつ病による休職復帰後の降格について

著者しし丸さん

2010年02月15日 12:12

今のこのご時世、何かあればクビにしたがっている役員が多いので仕事しずらいですよね。給与は最低限ここまで下げられてもOKと心に決めて折衝してみてはどうでしょうか?労基署に言っても、産業医に頼ってもムダです。対応してくれません。ただ行政書士や弁護士などに頼るとある程度はやってくれますがお金と時間がかかりますし精神的にも追い詰められあまりお勧めしません。今はとにかく毎日勤務し、生きていることに幸せを感じて、日々生活していくことがベストだと思います。とにかく「最低限ここまでだったら給与減OK」と心に決めて折衝してください。最低半年は無理しないことです。

Re: うつ病による休職復帰後の降格について

著者drtakegami.comさん

2011年02月22日 11:46

産業医として働いております。
色々な意見があると思いますが、思うところを書かせていただきます。
(私は精神科・心療内科ではありませんが、それは産業医には必須ではありません)

休職にいたる状況は言うまでもなく、
復職(職場復帰)にいたるステップを、会社がわかっていないというのが原因かとも思われます。

主治医から「復職可能」の診断書をもらったら、
会社に、「産業医との面談希望」と伝えましょう。

産業医がいれば、面談してもらい、産業医としての見解を会社に伝えてもらいましょう。
そして「本人-産業医-会社」で復職後の仕事(時間、質、身分等)についてよく話し合いましょう。
たいていは、最終的には会社が上記含めて総合的に復職の許可判断を行います。

seiten様の事例場合は、復職後に「復職後の仕事(時間、質、身分等)についてよく話し合い「がもたれてしまったのが、ご本人が体調を崩した原因かと思います。



産業以外なければ、地域の保健所、精神保健福祉センター、(場合によっては所轄の労働基準監督署)に相談してみてはいかがでしょうか?
ご本人が会社で働き続けたくてなるべく穏便にやってほしいということであれば、seiten様が上記施設に連絡するのではなく、会社(人事担当者)に、「産業医がいない会社は上記のような公的機関があるので、連絡してください」とお願いしてみてはいかがでしょうか。

それでも、うまくいかなければ、所轄の労働基準監督署となりますが、あまりおすすめしません。労基署はあくまで監督→罰則の機関であり、復職のサポートではありません。にらみを利かせてもらい会社を動かしても、復職者本人のためにはならないと感じます。

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