現在、就業規則の見直しをしているのですが、その中で賃金規則にて、役員から以下のような骨子を出されています。
・年俸制(現状を明文化するだけ)
・年俸は毎年見直す
・年俸額の決定は会社と従業員の交渉とする
・交渉が決裂した場合には、以下のどちらかを選択可能
①現状維持で半年間雇用継続し、半年後に再交渉する
②退職してもよい(但し、業務引き継ぎの為4月末退職とし、4月給与は現状年俸額の1/12を支払う)
※総勢10名で、従業員は7名の会社です。
現在は今年はいくらと会社が提示してそれで終了となっている為、従業員側の意見陳述ができ、その主張によっては上がる可能性もある点、上がらずともとりあえず自己主張した上で受け入れるのであれば、いくらか納得感もあるのでは?と個人的には悪くはないと思っています。
ただ、交渉が決裂した場合の選択肢を前述のように明示してしまった場合、普通はどのように感じるものでしょうか?
特に「退職してもよい」というのは、好意的解釈をしなければ(しても?)、会社の提示額に納得いかないなら、やめてもらっていいよ、と圧力をかけている風にも読めなくはないなと、ふと感じてから、果たしてこういうことを明記していいものかどうか悩んでしまいました。
そもそもは、このような規則を作り、かつ、本当に交渉決裂でやめてしまった場合、それは会社都合なのか?自己都合なのか?
年俸交渉は3月末までの想定で、4月末退職だと、解雇予告に相当するから会社都合なのか?
また、自己都合なら、4月末退職ではなく、例えば有給を全部消化してから辞めるから、5月末と従業員が指定することも有りうるなど、色々考えていたところから、ふと、他の従業員はあんまり給与が高くなりすぎたら、もう昇給しないから辞めてって事?と取りかねないと、気づいて不安に思い始めました。
※古くからいた従業員は、今まで降給はもちろん昇給がゼロということがなかったそうで、今年初めて昇給ゼロの人が出たのですが、もう辞めろってことかなぁ、となんていきなり言いだしたのを思い出したのです。
(私は今まで小さな会社でSEとしてずっと勤めていたので、何百時間残業しても残業代がない、賞与もカット、等級は上がるけど、給料そのまま、最悪ダウンなんてことも普通だったので、昇給ゼロだけでそんなこと言いだすことにちょっとびっくりだったのですが。。。余談でした。。)
因みに、役員と古くからの従業員の信頼関係はほとんど有りません。
もちろん、最終的に決まった段階で、十分に口頭で説明すれば、それでよいのかもしれませんが、皆様でしたらどう思われる、どうなさるかちょっとご意見伺えたら幸いです。
また、そもそも法的にまずい!という点などもありましたら、併せてご指摘頂けると嬉しいです。