SOUMUすずきさん、おはようございます。
まず、労働時間とは、
労働者が労働契約に基づいて、使用者の指揮命令下に置かれている時間と解されていますよね。
参照:三菱重工業長崎造船所事件 最高裁一小 平12.3.9判決
で、ご質問の件は、業務命令あるいは黙示的命令(業務の締め切りがあったり、所定内で処理するには多すぎる業務量を任せる等)によって残業させているわけではないですよね。
また、定時退社を促しているにもかかわらず(黙認をしているわけでもなく)、その方の勝手な(自主的な)判断による居残りですから、労働時間といえないのではないでしょうか。
参照:昭和23.7.13 基発1018・1019号
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http://www.mykomon.biz/jikan/jikangai/jikangai_service.html
以上により、対策として上記のことを明確に該当者に提示・説明し、「使用者」として適正な労働時間管理をする姿勢を示し、理解させ、以後ご質問のような居残りを許さない、残業と認めないという「ケジメ」をつけることが大事ではないでしょうか。
・・・前提条件としては「適正な労働時間管理」をしている、ということが必要なのは言うまでもないですが。
以上、ご参考まで。
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> 職場にアルバイト従業員が1名いるのですが、最近残業時間が増え、人件費が高くなり困っています。
> 従業員の仕事ぶりを周りに確認をしてみると、日中はそれほどハードに仕事をしているわけではなく、むしろのんびりやっていて、私語も多い様子。定時になった時点で、こちらから「定時です。帰ってください。」と知らせると、まだ仕事が残っている。どうしても確認しなければならない事がある。」と言って残業していきます。
> こういった子を定時で帰らせるには、どう管理したら良いでしょうか?アドバイスをお願いします。