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総務の給湯室

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誓約書の効力について

著者 さら723 さん

最終更新日:2011年06月22日 21:58

いつも勉強させていただいております。
なかなか該当するものが見つけられなかったため、投稿させていただきました。

現在在職中ですが、退職を考えております。
今までは焦らずぼちぼちと探してきたのですが、最近社内の空気が益々自分に合わなくなり、体調に支障をきたしてきたため、本腰を据えて求職活動を始めました。
ところが当社では採用時に誓約書の提出が義務付けられており、その中に「退職希望時には1ヶ月前に申し出をし…」という一文が含まれておりました。
民法においては627条に「雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する」と記載されています。
今までは求人応募の際に「採用決定から1ヶ月を準備期間として認めて頂ければ…」といった内容の文章を記載しておりましたが、採用する企業側からすれば、1日でも早く人材がほしくて求人を出しているのであり、この1ヶ月が就職の間口を狭めている可能性もあるのではないか、と考え付きました。

そこで質問なのですが、誓約書の効力はどのくらいあるのでしょうか。
民法と比較した場合、どちらの期間を退職までの期間と考えてよいのでしょうか。
また、2週間とした場合、会社からのペナルティとしてはどのようなことが考えられますでしょうか。
皆様のお知恵をお借りできれば嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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Re: 誓約書の効力について

最終更新日:2011年06月23日 15:56

>民法と比較した場合、どちらの期間を退職までの期間と考えてよいのでしょうか。

退職の意思表示をすれば、2週間での退職は可能だと思います。(会社が認めなくても)
ただ、他の社員に迷惑をかけないためにも2週間で引き継ぎか可能かどうかは考えなくてはいけないと思います。
通常業務を行いながら、後任者と引き継ぎを行うには、1ヶ月位かかることはよくあると思いますし、会社としてもそれくらいは必要なので、誓約書にしているのでしょう。

> また、2週間とした場合、会社からのペナルティとしてはどのようなことが考えられますでしょうか。

まともな会社なら、大したペナルティは課さないと思いますが、世の中にはそうでない会社もありますので、最終月の給与を払わないとか退職金を払わない等するかもしれません。
これはこれで、不法行為なので労基署等に相談すれば、解決することもありますが、相当なストレスと戦わなければいけません。体調のこともありますし、円満退社するに越したことはないのではないでしょうか?

退職後に求職活動するほうが精神的には楽かもしれませんね。次の会社が決まらないとそれはそれでリスクですけど。

Re: 誓約書の効力について

著者 外資社員 さん

最終更新日:2011年06月23日 16:45

こんにちは

まず、労働契約という点で考えれば、あなたは「1カ月前に退職通告」という点を知っているのですから、それを守るよう最大限の努力をする必要はあると思います。
ですから、質問に答えるならば、効力はあります。
一か月という期間は、企業習慣としても一般的でしょう。

新たに入る会社側でも、現在の会社との契約を守る為に、1カ月の期間が必要だという申し入れは、会社との約束を守る人だという好印象につながると思いますが如何でしょうか?

確かに、今の転職の曲面だけ考えれば、1カ月前の通知が機会を狭めるかもしれませんが、新しい会社が「今の会社との約束を破っても早く来てくれ」と言った場合に、その会社を信頼できますでしょうか?

一方で、今の会社に対しては、1カ月の通知を前提とした上で、早めの退職を交渉することも可能だと思います。
会社側の立場で言えば、退職が明確になった人には引き継ぎ以上の仕事は、むしろ任せられないはずです。 ですから1カ月の通知を了解した上で、早めの引き継ぎ終了を条件として退職日の交渉は可能とは思います。 本当に、早く退職を希望するならば、それこそが労働者として誠実なやり方だと思います。 如何でしょうか?

誓約書が効力を持たないのは、公序良俗に反している場合や、労働者に明示し理解を得てない場合、そして相互の信頼関係が破綻している場合です。 少なくとも、書き込みからはそのように思われませんでした。

Re: 誓約書の効力について

著者 さら723 さん

最終更新日:2011年06月23日 20:34

Subie様

ご回答、ありがとうございます。

> 退職の意思表示をすれば、2週間での退職は可能だと思います。(会社が認めなくても)
> ただ、他の社員に迷惑をかけないためにも2週間で引き継ぎか可能かどうかは考えなくてはいけないと思います。
> 通常業務を行いながら、後任者と引き継ぎを行うには、1ヶ月位かかることはよくあると思いますし、会社としてもそれくらいは必要なので、誓約書にしているのでしょう。

現在在職2年以上経ちますが、今まで責任のある仕事や私しかできない仕事を任されたことがありません。
私ができる仕事=現在在職中の全ての事務職員ができる仕事、であり、私が担当している仕事は、進展がある度にメール等にて周知しており、これまでの内容をまとめた資料もすべてファイリングしております。
よって在職中の事務員への引き継ぎにつきましては、むしろ1週間でも十分な気がしています。
ただ、後任者を雇用することになれば、後任者への引き継ぎは必要かと思いますので、その点は会社との話し合いが必要となるということですね。


> まともな会社なら、大したペナルティは課さないと思いますが、世の中にはそうでない会社もありますので、最終月の給与を払わないとか退職金を払わない等するかもしれません。
> これはこれで、不法行為なので労基署等に相談すれば、解決することもありますが、相当なストレスと戦わなければいけません。体調のこともありますし、円満退社するに越したことはないのではないでしょうか?

そうですね。
円満に退職する方向で動いてみます。
こうして色々なことをご教授頂けるので、無い頭を使いながら、最善の方法を考えてみたいと思います。


> 退職後に求職活動するほうが精神的には楽かもしれませんね。次の会社が決まらないとそれはそれでリスクですけど。


昔は年も若かったため年齢制限も特に気にならなかったのですが、年も取った上にこの不況。
辞めたはいいが、次が見つからない…というのが心配で辞めるに辞めれないというのが本音です。

Subie様に頂いたご回答を参考に、より良い方法を見出していきたいと思います。
ありがとうございました。

Re: 誓約書の効力について

著者 さら723 さん

最終更新日:2011年06月23日 20:51

外資社員様

ご回答、ありがとうございます。

> まず、労働契約という点で考えれば、あなたは「1カ月前に退職通告」という点を知っているのですから、それを守るよう最大限の努力をする必要はあると思います。
> ですから、質問に答えるならば、効力はあります。
> 一か月という期間は、企業習慣としても一般的でしょう。
>
> 新たに入る会社側でも、現在の会社との契約を守る為に、1カ月の期間が必要だという申し入れは、会社との約束を守る人だという好印象につながると思いますが如何でしょうか?

私が「マイナス」だと思っていることを「プラス」に考えてみる、というのはとても前向きになれました。
ありがとうございます。


> 確かに、今の転職の曲面だけ考えれば、1カ月前の通知が機会を狭めるかもしれませんが、新しい会社が「今の会社との約束を破っても早く来てくれ」と言った場合に、その会社を信頼できますでしょうか?

確かにおっしゃられるような会社は、信頼に値する会社とは言い難い気がします。
入社後も無理難題を突き付けられる可能性がある会社かもしれませんね。


> 一方で、今の会社に対しては、1カ月の通知を前提とした上で、早めの退職を交渉することも可能だと思います。
> 会社側の立場で言えば、退職が明確になった人には引き継ぎ以上の仕事は、むしろ任せられないはずです。 ですから1カ月の通知を了解した上で、早めの引き継ぎ終了を条件として退職日の交渉は可能とは思います。 本当に、早く退職を希望するならば、それこそが労働者として誠実なやり方だと思います。 如何でしょうか?

後任者を雇用する・しないによっても、引き継ぎ期間は変わってきますし、交渉次第で期間の変動はありえる、ということですね。
私もできる限り迷惑は掛けたくはありませんし、「立つ鳥跡を濁さず」を目指してみます。

外資社員様のご回答のおかげで、今までマイナスに見ていたものの見方が変わって参りました。
簡単な就職活動ではありませんが、プラス思考で前向きな退職を目指したいと思います。
ありがとうございました。

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