呼び名や形式は違えど、大半の企業で稟議書またはそれに類するものが存在し、しかるべき手順でしかるべき承認を得て事が進むものと思います。
他の企業様では稟議書をどのように取り扱っているか例示賜りたいです。
弊社にももちろん稟議書(紙ベースです、ワークフローシステムなどは未導入)が存在し、起案者→直属の上長→(必要に応じて)関連部門長→事業本部→社長→会長と回ります。
このとき、紙(稟議書そのもの)を権限者のところへ回しますか?
それとも起案者自身が紙を持って権限者1人1人のところへ回りますか?
稟議書の辞書的な意味からすると本来前者のスタイルが主流だと思うのですが、弊社では後者のスタイルを要求されます。
起案者の負担と労力はかなりのものです。
いわゆる「根回し」を要求する権限者がいたり(根回しをしたから事が進みやすいとかではなく、根回しという行為そのものをしたか否かが重要視され、していなければ「私は聞いていない」などと言ってヘソを曲げる)、社長がいきなり「この案件は誰も通さず直接私にもってこい」と言い出したり(他の権限者の諾否や意見に耳を貸すつもりがない)、一体稟議書って何なんだろう…と思わずにはいられないことがたくさんあります。
企業によってそれぞれ…といってしまえばそれまでですが、社内手続だけのために無用の労力や時間を奪われていることは事実で、なんとか改善したいなぁと個人的に考えているところです。