初めまして。いつも参考にしております。
私どもの会社では大変残念なお話なのですが、社員に対して残業不払いをしており、労働基準監督署の監査が入り、今までの不払い二年間分の支払いと、今後の残業代の支払いの指導を受けました。社長の指示とはいえ、総務に携わるものとしては失格のような事でございます。
弊社の場合、残業時間の平均を職務手当てとして支払っていたので、残業代を支払う事により、社長より従来の職務手当の3分の1をカットする申し伝えられました。当然社内で大反発を受けてしまいます。
また弊社では就業規則に年一度の昇給を設けているのですが、昇給は基本給を昇給するのではなく、職務手当の金額を「昇給」と言う形で上乗せしていたので、職務手当を3分の1カットするのはおかしい、職務手当を昇給させると言う事は職務手当て自体基本給と同等の扱いであり、職務手当は残業代を見込んだ額を支払っていたとはいえ、カットする事はおかしい、賃金カットだと社内の社員から異議を唱えられました。
確かにその社員の言うとおり、職務手当の3分の1カットは今までの昇給分もカットする事になるので、職務手当をカットするのは不当だと言う論理もわかります。もしこれで職務手当をカットすると、今度は昇給分もカットする事となり、違法なカットになるのでしょうか?それともカット自体は可能ですが、就業規則に設けた昇給の義務を会社が行っていなかった事が問題となり、退職者も含め、今までの昇給分の支払いをしなければならなくなるのでしょうか?
社長と社員一同に挟まれ私もどうしてよいのかわからなくなっております。何卒良いアドバイスをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。