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職場の椅子でくつろぐ若い女性

GoogleやAppleも注目!仮眠室をオフィスにつくるメリットや注意点を解説

近年、社内に仮眠室を設置する企業が増えています。先進している海外の企業では以前からそのような傾向があったようですが、日本にも伝搬したようです。睡眠不足だと仕事のパフォーマンスも下がるため、適切に仮眠を取るのは合理的。この記事では、日本におけるビジネスパーソンの睡眠事情や、仮眠室をつくるメリットやポイントについて紹介していきます。

日本のビジネスパーソンは睡眠不足

日本人の労働時間は年々減少していますが、これはパートタイマーが増えた影響です。フルタイム労働者の労働時間は相変わらず長いままであることが、総務省の調査で明らかになっています。日本人は時間外労働も積極的にこなすことが多く、なかなか十分な睡眠がとれないのです。国民健康・栄養調査によると、30~59歳において平均睡眠時間が5時間未満であると回答した割合が約11%と、ビジネスパーソンの睡眠時間が低いことがわかります。
【参考】第2章 働き方の変化と経済・国民生活への影響/総務省
【参考】国民健康・栄養調査/e-Stat

巨大IT企業も睡眠と生産性の関係に注目している

世界的な巨大IT企業も、従業員の「睡眠」に注目しています。たとえばGoogleでは、オフィス内にEnergyPodと呼ばれる仮眠用の個室を設置。Appleでは、健康管理の一環として仮眠室を導入し、従業員の昼寝を推奨しています。これらの企業が、なぜ睡眠にこれほどまでに注目しているのでしょうか。それは、適度な睡眠が生産性や創造性の向上につながると考えているためです。

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仮眠室を設置するメリット

ここからは、従業員が不足している睡眠を補うことのできる仮眠室を、オフィスに設置するメリットについて、詳しくご紹介しましょう。

生産性・作業効率アップ

NASAが1995年に飛行中のクルーを対象に行った研究によると、仮眠を取らなかったグループは夜間や複数回のフライトの後で眠気が出て、反応時間や注意力などのパフォーマンスが低下。一方で、およそ26分間仮眠を取ったグループは、反応時間の中央値で16%、注意力は34%も改善することがわかりました。これは、適度な仮眠には事故を防いだりミスを減らしたりする効果があることを示しています。
【参考】Alertness management: strategic naps in operational settings/1995 European Sleep Research Society p62-66

従業員の健康維持

日本のビジネスパーソンが仕事に追われ、十分な睡眠を取れないケースが多いことは先述した通りです。睡眠不足は仕事のパフォーマンスだけではなく、健康にも悪影響を及ぼします。4時間しか寝られない日が2日続くだけで、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少し、食欲を促進させるホルモン「グレリン」が増加してしまうのです。食欲の増加が続くと、暴飲暴食・肥満・糖尿病などにつながりかねません。
【参考】睡眠と生活習慣病との深い関係/e-ヘルスネット

企業のブランディング

仮眠室を設置することは、企業のブランディングにとってもプラスになります。まず、従業員の健康とウェルビーイングを大切にしているという姿勢が、はっきりと示せるでしょう。そういう企業文化があると、優秀な人材が集まりやすくなるうえに、人材定着率の向上も期待できます。また、仮眠室があるということは、働き方改革に積極的に取り組んでいるアピールになるでしょう。その観点からメディアに取り上げられれば、企業イメージもよくなるはずです。

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仮眠室を設置するうえでのポイント

ここからは、仮眠室を設置するときのポイントについて紹介します。

業務スペースと隔離する

仮眠室は、業務スペースとは別の場所に設けることがポイントです。同僚の声や電話の音が聞こえたら、ゆっくり休めません。仮眠室は静かでリラックスできる場所を選び、防音対策もしっかり行うことが重要です。また、仮眠室に入っていることを示す表示を付けたり、使用ルールを決めて周知したりすることで、仕事への影響も最小限に抑えられます。

睡眠できる環境をつくる

仮眠室をつくるときは、ぐっすり眠れる環境にすることが大切。まずは、外からの光を遮るために、遮光カーテンを使うのがよいでしょう。明かりは間接照明にすると、目に優しくてよいです。また、室温は16~26度、湿度は40~60%くらいに保ちます。快適に眠れるように、ベッドやリクライニングチェアを置いて、枕や毛布も用意しておくと安心でしょう。壁や家具は落ち着いた色にし、清潔感を保つために寝具はこまめに取り替えることが必要です。

まとめ

日本のビジネスパーソンの睡眠不足は深刻な問題です。GAFAのような先進企業は、睡眠と生産性の関係に気づいていて、仮眠室の設置を進めています。仮眠室を導入すれば、さまざまなメリットが期待できるでしょう。ただし、仮眠室を設置するときは、眠りやすいように環境を整える必要があります。日本企業も、そろそろ本気で仮眠室の導入を考えるべきなのかもしれません。

*New Africa, Elnur, Monster Ztudio, fizkes, MiniStocker / shutterstock

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