【決算前後で再確認!】会計・仕訳に関するお悩みのまとめ
決算も終わり皆さんの会社の会計処理もだいぶ落ち着いてきたころではないでしょうか。
落ち着いてきたころに見つけやすくなるのは細かな会計処理の不備だったりします。
特に期末決算では普段行わない会計処理もあるので、どのように処理するのか分からなくなり「総務の森」にも定期的に質問が寄せられます。
そこで今回は会計処理、仕訳に関するお悩みをまとめてみました。
経営者の皆さんが実際に社内会計の手を動かす場面は少ないかと思いますが、従業員が処理を行う中で滞っていたときにアドバイスができるよう、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.従業員が立て替えた人間ドックの代金の仕訳方法は?
質問日:2023年04月19日
◆質問内容(一部抜粋)
(前略)
従業員の人間ドックの代金について、それぞれの医療機関で
一旦は全額を従業員が立て替え、後日一部を現金で返金するよう
言われました。(例:1万円従業員立替、8千円が会社負担の為、2千円後日従業員に現金で返金)初歩的な質問ですが仕訳はどのようにすれば良いのでしょうか。(後略)
>質問と返信一覧はこちら
総務の森<相談の広場>『従業員一部立て替えの仕訳について。』
2.固定資産の売却を行った。この際の仕訳はどのようにする?
質問日:2023年03月20日
◆質問内容(一部抜粋)
社用車を売却しました。今回、新車の下取りではなく廃車のみでした。その仕訳がわからなくて困っております。
固定資産を除却した際、SAPで自動的に下記の仕訳が入力されました。
(仕訳)
貸: 固定資産(車両) AAAA
借: 減価償却累計額 BBBB
借: 固定資産売却損 CCCC
借: 車両売却 (205,440円)ディーラーの明細書には車両売却 (205,440円)の内訳が書いてありました。:
1. 車両代(180,000)
2. 消費税(18,000)
3. リサイクル料金 (7,440)
合計 (205,440)そのため、車両売却 (205,440円)を適切な勘定科目に振り替えたいのですが、勘定科目など、教えていただけないでしょうか。
また、リサイクル料金には 仮受消費税 はかからないものなのでしょうか (消費税コードは「空欄」でいいのでしょうか)(後略)
>質問と返信一覧はこちら
総務の森<相談の広場>『社用車を売却、入金があった時の仕訳(消費税、リサイクル料金)』
3.仕訳時に出てくる「商品」と「製品」の違い、あなたは説明できますか
質問日:2021年09月11日
◆質問内容(一部抜粋)
(前略)
化粧品販売(ネット販売)合同会社です。
決算仕訳入力で
①期末商品棚卸高→「商品」とは『製品(化粧品の完成品)の在庫+材料等の在庫』でしょうか?
②期末製品棚卸高→「製品」とは『製品(化粧品の完成品)の在庫』でしょうか?
③開発費/普通預金として仕訳しているものも「期末商品棚卸高」に振り替えてよいのでしょうか?決算入力をしているのですが、仕入、売上の仕訳入力は完了し、棚卸資産での「商品」「製品」をそれぞれ期首、期末で計上しないといけないことは理解できました。
ただ「商品」か「製品」のどちらに仕入額を入れたらよいのか?両方に入れたらよいのか、「商品」は他の材料の在庫も計上しないといけないのか?台帳を見ていて混乱してきてしまいました。(後略)
>質問と返信一覧はこちら
総務の森<相談の広場>『合同会社の棚卸資産計上について』
4.従業員の給与から介護保険料の徴収漏れがあった…期をまたいだ計上になるがどのように仕訳をするのが適切?
質問日:2023年04月10日
◆質問内容(一部抜粋)
(前略)
当社、3/31決算です
給与は末日締め翌月10日払いです
社会保険料は翌月徴収ですこの度、3月末締めの 4/10払い(3月分給与)の給与から3月分の社会保険料を徴収したのですが、介護保険料の徴収漏れがありました
該当社員からは5/10払いの給与で徴収することの了承を得ました当社、3月決算なのですが上記の未徴収分をどのように計上すれば良いでしょうか?(社会保険料は預り金ではなく法定福利費で処理しています)
下記の仕訳だと変ですか?
3/31 立替金 / 法定福利費(3月未収分)
4/30 法定福利費(3月分納付) / 口座
5/10 給与 / 立替金(3月分徴収)支払ってないに3/31に立替金勘定はおかしいですか?短期貸付でしょうか?
(後略)
>質問と返信一覧はこちら
総務の森<相談の広場> 『社会保険料誤徴収 決算またぎ』
5.はじめての起業者必見!会社の経営状況を可視化するために貸借対照表を自社でつくる
貸借対照表とは決算書の一つで、会社の資産・負債・純資産の状況を明らかにする書類です。英語では「Balance Sheet(バランスシート)」と呼ばれ「B/S」とも書かれます。
“バランス”という単語が付いているのは、貸借対照表は残高のバランス(均衡)を表すからです。式で表すと以下のようになります。
資産=負債+純資産
左辺と右辺は必ずイコール。つまりバランスが取れているのです。そこから派生して、口座残高自体を「Balance(バランス)」と呼んだりもします。
貸借対照表のテンプレートを用意しましたので、まずはこちらをダウンロードしてください。ぜひ活用していただければ幸いです。
>詳しくはこちら
経営ノウハウの泉『【お役立ちテンプレート】エクセルで貸借対照表を作成する』
最後に〜相談の広場ご紹介〜
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