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研究・調査報告

ホームルーター利用者500人調査。「夜20~24時に遅い」45.2%、「動画が止まった」経験は44.6%。半数が下り50Mbps未満の現実とは

  • 最終更新日
    2026年05月16日 12:00
株式会社ALL CONNECT



通信インフラ事業と地域振興事業を手掛ける株式会社ALL CONNECT(代表取締役社長:岩井宏太・本社:福井県福井市)が運営する通信メディア「オールコネクトマガジンhttps://all-connect.co.jp/magazine/)」は、ホームルーター利用者・検討者500人を対象に、通信速度の実態・不満・乗り換え意向に関する調査を行いました。

調査の結果、ホームルーターの体感速度は「30~50Mbps未満」が49.4%で最多となり、「10~30Mbps未満」29.0%と合わせると約78%が下り50Mbps未満で利用している実態がわかりました。

また、速度が遅いと感じる時間帯は「夜20~24時」が45.2%で1位。速度が原因で困った体験では「動画が止まった」が44.6%と過半数に迫る結果となり、夜間ピーク時の動画視聴が最大の不満要因であることが浮き彫りになっています。

本調査では、利用機種のシェア、主な利用シーン、体感速度、遅いと感じる時間帯、不満を感じる用途、速度起因の困った体験、不満時の対応行動、コスパ重視と速度重視のバランス、乗り換え意向まで、ホームルーターの通信速度にまつわるユーザーの本音を明らかにしました。


【ホームルーター通信速度500人調査サマリー】

・利用機種と主な使い方
◦利用・検討中のホームルーターは「ソフトバンクエアー」37.4%が1位、WiMAX29.4%、home 5G 17.4%
◦主な利用場面は「動画視聴」38.2%がトップ、SNS等29.4%と続く

・体感速度と遅い時間帯
体感速度は「30~50Mbps未満」49.4%が最多、約78%が50Mbps未満
◦遅いと感じる時間帯は「夜20~24時」45.2%が圧倒的1位

・速度起因の不満と困った体験
◦不満を感じる用途は「4K動画視聴」21.3%が1位、FPS等のゲーム19.1%、大容量ファイルDL17.3%
困った体験1位は「動画が止まった」44.6%

・不満時の対応行動
◦1位:「ルーター再起動」29.7%、「特に何もしていない」も13.4%
◦「実際に他の回線へ乗り換えた」はわずか1.1%にとどまる

・コスパ重視と乗り換え意向
◦光回線比較では「コスパ優先」が計53.0%、「速度優先」は計20.2%
速度改善のためなら計53.0%が「月額アップでも乗り換えたい」



【調査概要】


利用されているホームルーターは何が多い?主な使い方は何が多い?

現在利用または検討中のホームルーターを聞いたところ、「ソフトバンクエアー」が37.4%で1位となりました。次いで「WiMAX」29.4%、「home 5G」17.4%、「Rakuten Turbo」9.8%と続いています。




ソフトバンクエアーとWiMAXの2サービスで合計66.8%を占めており、大手2強がホームルーター市場の中心となっています。一方で、ドコモのhome 5Gや楽天モバイルのRakuten Turboといった新興サービスも合計27.2%のシェアを獲得しており、5G対応・楽天回線の台頭も伺える結果です。

続いて、ホームルーターの主な利用場面を聞いたところ、「動画視聴」が38.2%で1位、「SNS等」29.4%、「オンラインゲーム」14.4%、「オンライン会議・リモートワーク」13.2%、「音楽ストリーミング」10.0%という結果でした。




動画視聴とSNSを合わせると67.6%が「日常的に大容量データを消費するエンタメ用途」でホームルーターを利用しています。さらに、オンラインゲームやWeb会議など速度・安定性が重要な用途も合計27.6%を占めており、ホームルーターには光回線並みの安定通信が求められていることが伺えます。

利用・検討機種は「ソフトバンクエアー」37.4%が1位、WiMAXと合わせて2強で66.8%
主な利用場面は「動画視聴」38.2%、SNSと合わせて約7割がエンタメ用途
ゲーム・Web会議など速度品質が重要な用途も合計27.6%を占める


ホームルーターの体感速度はどのくらい?「遅い」と感じる時間帯はいつ?

使用しているホームルーターの通信速度(下り)の体感を聞いたところ、「30~50Mbps未満」が49.4%で最多となりました。次いで「10~30Mbps未満」29.0%、「50~100Mbps未満」12.8%、「100Mbps以上」5.2%と続きます。




「30~50Mbps未満」と「10~30Mbps未満」を合わせると78.4%が下り50Mbps未満で利用していることになります。一方で「100Mbps以上」が出ているユーザーは5.2%にとどまっており、多くのホームルーター利用者は光回線と比較するとやや低速な環境で使っている実態がわかります。

続いて、ホームルーターを使って特に「遅い」と感じる時間帯を聞いたところ、「夜20~24時」が45.2%で圧倒的1位となりました。「時間帯による差は感じない」25.6%、「夕17~20時」18.4%が続きます。




「夜20~24時」と「夕17~20時」を合わせると63.6%が夕方~夜のピークタイムに速度低下を実感していることになります。

夜間に速度が遅くなる背景には、以下のことが考えられます。
夜間は同一基地局を共有する利用者が一斉に通信を始めるため帯域が逼迫しやすい
動画配信・オンラインゲームなど大容量通信が夜間に集中する
ホームルーターはモバイル回線を利用するため、光回線よりも混雑の影響を受けやすい

体感速度は「30~50Mbps未満」49.4%が最多、約78%が50Mbps未満
「100Mbps以上」が出ているのはわずか5.2%
遅いと感じる時間帯は「夜20~24時」45.2%が圧倒的1位、夕方~夜で計63.6%


どんな用途で「使いにくい」と感じる?速度が原因で困った体験でいちばん多いのは?

ホームルーターをどのような用途で使用した際に「使いにくい」「不満を感じた」と思ったかを聞いたところ、「4K動画視聴」が21.3%で1位となりました。次いで「オンラインゲーム(FPS等)」19.1%、「大容量ファイルDL」17.3%が続きます。




「4K動画視聴」「オンラインゲーム(FPS等)」「大容量ファイルDL」のいわゆる“高負荷3用途”で計57.7%を占めており、大容量・低遅延が求められるシーンで不満が集中していることがわかります。一方、「いずれも不満なし」と回答した人は15.9%にとどまり、約8割が何らかの用途で不満を抱えている計算になります。

続いて、ホームルーターの速度が原因で「困ったこと」「後悔したこと」のうち最も大きな体験を聞いたところ、「動画が止まった」が44.6%で過半数に迫る1位となりました。




「特にない」(22.0%)を除くと、78.0%が速度起因の困った体験を持っていることになります。「会議中に接続が切れた」13.0%、「仕事に支障が出た」3.6%を合わせると、仕事関連で計16.6%が深刻な被害を受けており、リモートワークが定着した現代ではホームルーターの速度問題が業務にも影響を及ぼしている実態が浮き彫りになっています。

不満を感じる用途は「4K動画視聴」「FPS等のゲーム」「大容量DL」で計57.7%
困った体験1位は「動画が止まった」44.6%、約78%が何らかの困った体験あり
「会議中の切断」「仕事への支障」を合わせて16.6%が業務にも影響


速度に不満を感じたとき、どう対応している人が多い?

ホームルーターの速度に不満を感じた際、どのような対応をしたかを聞いたところ、「ルーターの再起動をした」が29.7%で1位となりました。次いで「端末の設置場所を変えた」17.0%、「特に何もしていない」13.4%、「利用する時間帯をずらした」9.2%と続きます。




「ルーター再起動」「端末の設置場所を変えた」「利用する時間帯をずらした」「接続する機器・台数を減らした」など、機器側の小手先の対症療法が上位を占めています

注目すべきは、「特に何もしていない」が13.4%で3位に入っている点です。「利用する時間帯をずらした」9.2%とあわせて22.6%が”我慢”または”あきらめ”で対応しており、不満を感じながらも改善行動に移せない層が一定数存在します。

さらに、「サポートセンターに問い合わせた」は3.8%、「実際に他の回線へ乗り換えた」はわずか1.1%にとどまります。「別の回線への乗り換えを検討した」5.3%を合わせても、根本解決に動いている人は約6%に過ぎず、大多数のユーザーが現状維持にとどまっている実態がわかります。
1位は「ルーター再起動」29.7%、設置場所変更などの対症療法が上位
「特に何もしていない」「時間帯をずらした」を合わせて22.6%が”我慢”対応
「実際に他の回線へ乗り換えた」はわずか1.1%、根本解決に動く人は少数


ホームルーターと光回線、速度とコスパどっちを優先する?速度改善のためなら乗り換える?

ホームルーターと光回線を比較した場合、速度よりも「実質月額のコスパ」を優先するか、それとも速度を優先するかを聞いたところ、「どちらかといえばコスパを優先する」が36.0%で1位となりました。




「どちらかといえばコスパを優先する」36.0%と「実質月額のコスパを最優先する」17.0%を合わせると、コスパ優先派が計53.0%を占めます。一方、速度優先派(「どちらかといえば速度を優先する」17.4%+「通信速度を最優先する」2.8%)は計20.2%にとどまり、ホームルーター利用者・検討者の多数派は「コスパ重視」であることが明らかになっています。

では、もし速度が改善されるなら今の契約より月額が多少高くなっても乗り換えるか、それとも月額の安さを重視するかを聞いたところ、「多少高くなっても、速度が改善されるなら乗り換えたい」が45.6%で1位となりました。




「多少高くなっても乗り換えたい」45.6%と「月額が高くなっても積極的に乗り換えたい」7.4%を合わせると、速度改善のためなら計53.0%が「月額アップでも乗り換え」を許容しています。一方、「月額の安さを優先したい」「最優先したい」の合計は47.0%でした。

前の設問で「コスパ優先派」が過半数だったにもかかわらず、速度改善のためなら過半数が月額アップを受け入れるという結果は一見矛盾しているようにも見えます。しかし、これは「現状の遅さで本当に困っている層が多い」ことの裏返しと解釈できます。

「動画が止まった」44.6%・「夜20~24時に遅さを実感」45.2%というデータと整合する結果であり、潜在的な乗り換え需要は決して小さくないことがわかります。
光回線比較では「コスパ優先派」が計53.0%と多数派
一方、速度改善のためなら計53.0%が「月額アップでも乗り換えたい」と回答
潜在的な乗り換え需要は大きく、“我慢の限界”を感じている層が一定数存在



まとめ:「夜の遅さ」が最大の壁--半数が下り50Mbps未満、45.6%が乗り換え意向

今回のホームルーター通信速度に関する500人調査では、体感速度は「30~50Mbps未満」が49.4%で最多、約78%が下り50Mbps未満で利用しているという、ホームルーターの「速さの現実」が明らかになりました。

「遅い」と感じる時間帯は「夜20~24時」が45.2%で圧倒的1位。速度が原因で困った体験では「動画が止まった」が44.6%となり、夜間ピーク時の動画視聴が最大の不満要因であることが浮き彫りになっています。

不満時の対応は「再起動」29.7%などの対症療法が中心で、「実際に乗り換えた」はわずか1.1%にとどまります。一方で、速度改善のためなら計53.0%が「月額アップでも乗り換えたい」と回答しており、潜在的な乗り換え需要は決して小さくありません。

ホームルーター選び・乗り換えで押さえておきたいポイントは以下の通りです。
「夜間の実測速度データ」を確認する--公式最大速度ではなく、ピークタイムの実測値で比較する
・4K動画・FPSゲーム・大容量DLなど高負荷用途に耐えるかをレビューで確認する
・速度に不満を感じたら、まずはルーター再起動・設置場所の見直し・有線接続を試す
・対症療法で改善しない場合は、5G対応のhome 5G・WiMAX 5Gや光回線への乗り換えも視野に入れる
・「コスパ優先」でも、速度改善のためなら月額アップを許容できるという本音を踏まえて選ぶ


ホームルーターの速度に悩んでいる方は、本調査の結果を参考に、夜間の実測速度や高負荷用途への対応力を重視した回線選びを検討してみてはいかがでしょうか。


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