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総務の給湯室

総務担当者同士の給湯室的空間!「みんなの会社ではどうしてる?」など・・・ご自由に!

派遣契約の条件について

著者 笹巻き さん

最終更新日:2011年01月13日 10:00

はじめてご相談させていただきます。
私は、中小の製造業の総務を担当しております。当社では派遣業者さんを利用させていただいておりますが、入ってすぐにやめてしまう方(中には半日の方も)がいらっしゃいます。このような方の分まで業者さんにお支払いしないといけないのでしょうか。また、派遣される方々にも能力の差がはげしく、このような方々に同じ時間給をお支払いするのも何となく納得がいきません。たとえば、派遣契約書の中に派遣開始から1ヶ月間は通常より低い時間給にするとか、能力によって時間給に差をつけるなどといった事を盛り込む事は何か問題があるのでしょうか。教えて下さい。

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Re: 派遣契約の条件について

著者 外資社員 さん

最終更新日:2011年01月14日 16:21

こんにちは

契約条件の詳細は「契約自由の原則」により、相互に合意できることならば何ら問題はありません。
但し、相手もその条件を飲むか選択の自由がありますので、相手が嫌というかは別の問題と思います。
実際には、貴社との関係、対価、どちらの立場が強いかなどにもよるのだと思います。

もう一点、派遣会社の立場で考えれば、最終的には派遣する人に責任は負いますが、辞めてしまうのは個人の資質、仕事や職場との相性にもよりますよね。
ですから、派遣会社側の責任だけに帰せない点もあるように思います。

繰り返しますが、お書きのような条件を契約に盛り込むことは何ら問題ありませんが、相手が合意するかは別問題です。
相手が嫌だと言えば、他にも派遣会社がいるならば、結構強く交渉ができるのではありませんか?

Re: 派遣契約の条件について

著者 soumunosuke さん

最終更新日:2011年01月18日 10:27

はじめまして。

“契約”についての原則論は既に外資社員さんがご説明されている通りなので割愛させて頂きますが、労働者派遣契約では、原則として派遣先が派遣労働者の賃金について意思決定に加わることは出来ません。
ご質問のケースであれば派遣元が単純に派遣料金について受入後1ヶ月間の割引に応じるかどうかということになりますが、実際には派遣料金に占める利益率はカツカツの状態であることが多い為、これに応じるかどうかは微妙なところです。
業務の難易度にも拠りますが、派遣元が世間一般で言うような暴利をむさぼっているケースは実際には殆どなく、且つ、派遣先への受入決定時には既に賃金を明示した上で一定期間の雇用契約しており期中における条件変更は困難なため、料金の幅を持たせるような契約は避けようと考えるでしょう。

但し、派遣先にとって派遣社員の受入目的には「専門的な技術を持つ者を効率的に使用できる」ということが大前提として存在するわけですから、要件に満たないようなスタッフを投入しようとする派遣元には毅然たる態度で交替を要請すべきと思います。その場合、貴社においてなんらかの明確な基準を設け(製造業であれば、○○分以内に指定部品の組み付けを××個完了できること等)たうえで交渉することをお勧めします。主観的な理由による契約の中途解除やスタッフの交替要請は、「派遣切り」や「解雇」といった間違った認識による用語が一人歩きをし、結果として大きな風評被害につながりかねません。

ここまで長々と書いてきましたが、最終的には外資社員さんも仰るとおり複数の派遣会社を起用した上で競争原理を働かせることが早道です。
昨今、製造各社の経営状況改善により労働市場についても好転しつつあるものの、需給関係においてはまだまだ買い手市場の状態が続いています。
いろいろとストレスに思うこともあろうかと思いますが頑張ってください。

Re: 派遣契約の条件について

著者 笹巻き さん

最終更新日:2011年01月19日 08:14

> はじめまして。
>
> “契約”についての原則論は既に外資社員さんがご説明されている通りなので割愛させて頂きますが、労働者派遣契約では、原則として派遣先が派遣労働者の賃金について意思決定に加わることは出来ません。
> ご質問のケースであれば派遣元が単純に派遣料金について受入後1ヶ月間の割引に応じるかどうかということになりますが、実際には派遣料金に占める利益率はカツカツの状態であることが多い為、これに応じるかどうかは微妙なところです。
> 業務の難易度にも拠りますが、派遣元が世間一般で言うような暴利をむさぼっているケースは実際には殆どなく、且つ、派遣先への受入決定時には既に賃金を明示した上で一定期間の雇用契約しており期中における条件変更は困難なため、料金の幅を持たせるような契約は避けようと考えるでしょう。
>
> 但し、派遣先にとって派遣社員の受入目的には「専門的な技術を持つ者を効率的に使用できる」ということが大前提として存在するわけですから、要件に満たないようなスタッフを投入しようとする派遣元には毅然たる態度で交替を要請すべきと思います。その場合、貴社においてなんらかの明確な基準を設け(製造業であれば、○○分以内に指定部品の組み付けを××個完了できること等)たうえで交渉することをお勧めします。主観的な理由による契約の中途解除やスタッフの交替要請は、「派遣切り」や「解雇」といった間違った認識による用語が一人歩きをし、結果として大きな風評被害につながりかねません。
>
> ここまで長々と書いてきましたが、最終的には外資社員さんも仰るとおり複数の派遣会社を起用した上で競争原理を働かせることが早道です。
> 昨今、製造各社の経営状況改善により労働市場についても好転しつつあるものの、需給関係においてはまだまだ買い手市場の状態が続いています。
> いろいろとストレスに思うこともあろうかと思いますが頑張ってください。

貴重なご意見誠にありがとうございました。自分もまだ総務経験が浅い為、いろいろとお聞きしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

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