相談の広場
当社では会社角印の印影をプリントした納品書と請求書を使用しておりますが、今回システム変更により納品書と請求書の書式も変更する予定です。その際、角印の印影サイズが現物の会社角印よりも小さくなってしまうことになりました。
納品書と請求書の会社角印は現物サイズでなくても問題はございませんか?お客様との取り決めは一切ございません。
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大量に作成し発行され、当事者間でこれまで特に問題が発生していないようですから、やむを得ないでしょうね。
ただし、仮に、角印の陰影サイズが変わらない場合でも、その押印部分は、法的には「記名」と同じ評価を受けると思いますので、万が一の場合、そのリスクは理解しておかれた方が良いと思います。
当職の企業法務経験、現在の実務経験からも、重要な書面については、陰影の印刷使用は避けた方が良いと考えています。
書面の種類は異なりますが、以前にも当職がこの議論に参加したことがありますので、ご参考まで。
http://www.soumunomori.com/forum/thread/trd-102087
角印にも勿論効力はあります。
3月頃に「コラムの泉」へ印鑑の利用に関して投稿したことがありますが、
会社の印鑑の種類としては、大体、①代表者印、②銀行印、
③認印、④角印が代表的なものと言えます。(役職印などもありますが。)
角印は、法人名を彫った四角い印鑑のため、そう呼ばれますが、使用目的は事実上会社の認印として使用され、社内での押印手続きも一般的には認印より簡略化されているケースが多いと思います。これで良いかどうかは異論もあると思われますが。。。
代表者印(実印)や認印とセットで角印を押す場合には確かに「格好が良いだけ」とも言えますが、別の見方をすれば「会社の印鑑が2種類も押されているのだから、押印権限としては信ぴょう性が高いだろう」とも見ることができるわけです。(これも異論はあるかも知れませんが。。)
要は、代表実印であっても角印であっても、会社の意思を表明したものであることに変わりはありませんから、押印権限者が限定されていて、正しい会社の手続きを経ている、会社の意思が反映された結果であると言えるわけです。
すべての印鑑を厳重に管理することが基本中の基本であるでしょうね。
とは言え、便宜的に押印者を広く設けることで業務を円滑に進めるため、認印は全事業所に、角印はもっと多くの部署に、置かれているところもあると思います。
これをさらに進めて印鑑のカラー印刷化にもなっているのでしょうか。
基本を理解されたうえで、会社の意思として便宜的に活用されることで良いのでしょうね。その書面の重要性に合わせて押印者・印鑑の種類を選別しているのも会社なのですから。
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