皆さんの会社は「副業」を認めていますか？
法律上は副業を行うことは違法ではないですが、就業規則で禁止としている場合は副業を行うことはできません。
しかし、多様な働き方が増えてきた昨今は副業を解禁する企業も増えているようです。
そこで今回は副業にまつわる実際に起きた疑問をピックアップしました。
時流に乗って自社でも副業を解禁しよう、と検討している経営者の皆さんのルール作りの参考にぜひ目を通してみてください。
目次
1.本業と副業を合わせると1日の法定労働時間を越えてしまった…この場合の割増分はどちらが支払う？
質問日：2023年09月03日
◆質問内容（一部抜粋）
副業をしている方の時間外割増についての質問です。
当社と雇用契約を結ぶ前からAさんは、他社で働いていました。
当社で９時から１７時まで（昼休み１時間）７時間働き、
他社で１８時から２０時まで（休憩なし）２時間働いています。この場合、１日の法定労働時間の８時間を超えていますが、
超えた分の割り増しは、他社が支払う、という認識で
合っていますでしょうか？（後略）
>質問と返信一覧はこちら
総務の森＜相談の広場＞『副業・兼業について』
2.【自社の就業規則を今一度チェック！】就業規則に副業禁止と定められているが業務委託なども全部ダメ？
質問日：2023年06月15日
◆質問内容（一部抜粋）
（前略）
就業規則にて、「許可なく在職のまま他人に雇用された場合、制裁を行う」と規定されている場合、どんな副業も禁止なのでしょうか？
例えば、請負のような雇用関係が発生しない（と私は理解しましたが、ここから間違っていたらすみません。）形態であれば、上記の規則には反しないということになりますか？（後略）
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総務の森＜相談の広場＞『副業が許されるかどうかについて』
3.本業から副業先に向かう際にケガが発生した場合、労災はどちらが対応する？
質問日：2023年6月27日
◆質問内容（全文）
当社で、副業をするという社員が出てきましたが、当社から副業先に向かう途中のケガがあった場合、
どこまでを当社の労災、どこから副業先の労災に適用するのか、教えて頂けますでしょうか。
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総務の森＜相談の広場＞『副業先との通勤途中のケガ 労災範囲について』
4.本業で有給休暇を取得している際に副業をする。これって問題ない？
質問日：2022年09月28日
◆質問内容（一部抜粋）
（前略）
アルバイト職員の件です。
私の認識ですが、有給休暇を申請した上で副業やダブルワークを行うことは法律上良いと思われます。
本業先と副業先でWに有休を付与されることも理解しています。
有給休暇の申請を行った上で、会社以外の場所で働くこと自体は、法律上はひとまず問題はないと思われますが本業先の社則において「会社に迷惑をかけない範囲なら黙認する」とのニュアンスで記入されているようです。
安全配慮義務の観点より本業先で有休を取得した日に副業を禁止することは可能なのでしょうか？車を運転する仕事のため慎重にする必要があるのでなはいかと思い投稿させていただきました。
>質問と返信一覧はこちら
総務の森＜相談の広場＞ 『Wワークしている非常勤者に対する有休付与について』
5.【自社のルール作りの参考に！】副業を導入することで気を付けるべきことは？
2017年頃から政府による働き方改革の推進、また新型コロナウイルス禍による働き方の変化に伴って、企業の副業解禁が進み始めてきました。
昔は従業員の副業を禁止とする企業が多かったですが、現在の法律的には原則として企業は社員の副業を禁止・制限はできません。
本記事では、副業解禁のメリット・デメリット、副業をはじめた社員への対応、コロナ禍により増加傾向の副業現場から届いた相談など、参考にしたい副業記事をまとめました。
>詳しくはこちら
経営ノウハウの泉『副業許可は企業にどんなメリット・デメリットがある？副業規定の作り方も【まとめ】』
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