桑名市博物館(三重県桑名市京町37-1)は、新春企画展「書と画
(え)のハーモニー」を2月18日(日)まで同館で開催しています。ひと
つの作品の中で画と書が奏でる調和が魅力の画賛作品を紹介するとと
もに、市の文化財に指定されている萬古焼の始祖、沼波弄山(ぬなみ・
ろうざん)の古萬古、肖像画(写し)なども展示しています。
「画賛」とは文章や詩歌が書き添えられた絵画作品のことをいいま
す。元来は絵画を賞賛する文章を余白部分に記したものが、後に書画
一体で芸術作品として鑑賞されるようになり、漢詩を書き添えた山水
画や禅画などへと展開していきました。画賛作品は絵画の分野だけで
なく文学的な側面も持ちあわせており、賛の内容を読み解くことで作
品全体をより深く理解することができます。本展では、作品の展観を
通じ、書と画が相互に響き合う奥深い画賛の世界を紹介します。
また、平成30(2018)年は、沼波弄山(17181777)の生誕300年
にあたります。本展では新年を寿ぐ吉祥文様の作品を展示し、弄山の
萬古焼の魅力を紹介しています。
現在、四日市を中心に北勢地域で産業化している「萬古焼」ですが、
実はそのルーツは桑名にあります。江戸中期の元文(げんぶん)年間
(17361741)に桑名で陶器専門の問屋を営んでいた6代目の沼波弄
山が茶の趣味が高じて、桑名藩領内小向(おぶけ)村(現在の三重郡
朝日町小向)に窯を開き、「萬古不易」(ばんこふえき、いつまでも
変わらない)という意味の言葉から名づけた萬古焼の作陶をはじめま
した。これが「萬古焼」の始まりです。
弄山の死後、「萬古焼」は一度廃れましたが、約半世紀後の1832年に
桑名の商人・森有節(もり・ゆうせつ)と千秋(せんしゅう)の兄弟
が小向に再び窯を開き、「有節萬古」(ゆうせつばんこ)「再興萬
古」(さいこうばんこ)として人気を博しました。「有節萬古」の人
気に着目した人によって、萬古焼は北勢地域を中心に各地に広がって
いきました。
新春企画展「書と画のハーモニー」概要
主催:桑名市博物館
会期:平成30年2月18日(日)まで
会場:桑名市博物館(三重県桑名市京町37-1)TEL:0594-21-3171
交通案内:
◎車
東名阪自動車道桑名I.C、
伊勢湾岸自動車道桑名I.Cより約10分〔無料駐車場20台〕
◎電車
JR・近鉄・養老鉄道「桑名」駅、
三岐鉄道「西桑名」駅より徒歩20分
◎バス
市内循環バス「宮通」より徒歩3分
休館日:月曜日(ただし祝日は開館、翌日休館)
開館時間:午前9時30分から午後5時まで
(入館は閉館の30分前)
入館料:無料
展示解説:展覧会担当者による展示解説
1月27日(土曜日)、
2月11日(日曜日・祝日)
午後1時30分から。予約不要
以上
本件に関するお問い合わせ先
桑名市博物館
〒511-0039三重県桑名市京町371
TEL:0594-21-3171 FAX:0594-21-3173
Email:hakubutum@city.kuwana.lg.jp
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