ちょうどいいから使いやすい！意外と知らない「LINE WORKS」でできること

本日は私が所属するワークスモバイルジャパンが提供するビジネスチャットツール『LINE WORKS』のお話をしたいと思います。筆者は経営コンサルタントとしても、『LINE WORKS』の関係者としても、全国を周っております。やはり私個人の名前よりもずっと『LINE WORKS』の方が印象に強く残るようです。皆さんには”LINE WORKSのおじさん”または”緑のおじさん”とよくお呼びいただきます（『LINE WORKS』のカラーが緑色のため）。

大変ありがたい話ですが『LINE WORKS』がどのようなサービスなのかについてはまだまだ浸透が足りなく、具体的にどんなものかご存じない方がまだそんなに多くないのも事実です。

LINE WORKSとは

“LINE のビジネス版”として一般に知っていただいている『LINE WORKS』。画面の見た目や使い勝手は似ていますが、企業で利用することを想定した機能が開発されたサービスとなっています。『LINE WORKS』と『LINE』の違いについては細かい機能面まで語りだすと一つの記事では語り尽くせないのですが、

・契約した企業／団体専用の環境でサービスを利用できる
・管理者が環境を管理し、セキュリティや機能面の設定を自社／自団体の要件に応じて変更できる
・『LINE』にはない仕事用のグループウェア機能がついている

この3点が『LINE』と『LINE WORKS』の代表的な違いです。

本日は『LINE WORKS』として最も大きな特徴の一つであるグループウェアとしての特徴をご紹介します。

LINE WORKSの機能は「ビジネスチャット＋ちょうどよいグループウェア」

「『LINE WORKS』は競合の製品と比較してどうなんですか？」という質問をよくいただきます。実はこれはとても答えにくい質問で、『LINE WORKS』の競合となる製品はあるようで無いのです。その理由がまさに今回のテーマである、『LINE WORKS』がグループウェアとしての機能も備えている点です。

出典: Rio / PIXTA(ピクスタ)

今後増える可能性もありますが、2022年3月時点で、以下の機能を提供しています。

全プラン共通の機能：トーク・掲示板・カレンダー・タスク・アンケート・アドレス帳・管理
プランによって提供の有無がある機能：メール・Drive

ビジネスチャットと言われるツールのほとんどが ”チャット機能”以外は提供していない中で、『LINE WORKS』は「ビジネスチャット＋グループウェア」の機能を1アプリケーションの中で提供しています。

このため、冒頭の「他のチャットーツールと競合比較……」というご質問に対しては、チャット機能についてのごく限定的な話に絞って話すと”競合”という表現は正しいのですが、正確に言うと「同一条件の元に比較できるツールは無い」というお答えの仕方をしています。

「マイクロソフトの『Office 365』はグループウェア機能としてはほぼ完璧に揃えているのでその競合なのでは？」とも言われますが、『Office 365』は利用環境として1アプリケーションではなく複数のアプリケーションの集合体です。

一方『LINE WORKS』は1アプリケーション内ですべての機能を使うことができます。そのためにこれもまた比較対象としては異なります。私の古巣であるマイクロソフトはグループウェアとしては一日の長（それも圧倒的な）があります。機能の充実さでは他の追随を許しません。

では、『LINE WORKS』はイマイチなのかというと、ここには明確な戦略があります。『LINE WORKS』は高機能ではなく“必要最低限からちょうどよい”機能を備えていることを強みにしています。もちろん無いと困る機能は継続的に追加／改善を目指しますが、利用者のコスト負担を抑えるため優先順位の高い機能から開発を進めています。そのため予算が限られている中小企業にはおすすめのサービスとなっています。

「LINE WORKS」をグループウェアとして利用した事例

そんな『LINE WORKS』が実際にどのような使い方をされているか、具体的な事例からご紹介いたします。

「LINE WORKS」導入事例【株式会社ヒロコーポレーション】（従業員数19名）

『LINE WORKS』の利用企業では先述した機能のうち、トークのみまたはトークとカレンダーなど、2つないし3つの機能を使っている企業が多いです。その中で、株式会社ヒロコーポレーションでは多くの企業を活用して業務を効率化。以下のようにグループウェア機能を幅広く利用されています。

【ノート/Drive】流れてほしくない重要な連絡事項をテーマごとに保存
【掲示板】会社からの通達や全店舗の業務日報を共有
【カレンダー】ホワイトボードを廃止し、社員の予定共有に活用
【アンケート】社員の率直な意見を素早くヒアリング
【タスク】新入社員への指示出しに活用
【テンプレート】手書きだった業務日報をテンプレートの活用で電子化

ITが苦手な社員も少なく無い中で、“お仕事用のLINE”というとっつきやすさをうまく活用され、紙・アナログだった業務の多くをデジタル化。多くの業務をスムーズに効率化することに成功されています。

「LINE WORKS」導入事例【株式会社ジュリア】（従業員数64名）

株式会社ジュリア様でも複数の機能を利用して業務効率化に成功されています。『LINE WORKS』の基本機能に加え、外部連携サービスも活用。『LINE WORKS』とサービス連携している『トラベルjp for Business』をご利用いただくと『LINE WORKS』のトークを通じてリクエストするだけで、出張手配や手配後の変更・キャンセルも簡便化でき、社内業務負荷やコストの低減が叶えられます。

【カレンダー】社員間のスケジュール共有
【掲示板】社内ブログサービスからの乗り換え
【ビデオ通話】オンライン会議
【アンケート】社内の意見収集
【タスク】社内の他メンバーに作業依頼
【連携サービス】『トラベルjp for Business』を使って出張手配を外部委託

このほか『LINE WORKS』のグループウェア機能を上手に活用されている企業／団体の事例はこちら『LINE WORKS』のグループウェア機能活用事例に多く掲載しておりますので、ご興味を持っていただけましたらぜひご参考にされてください。

「LINE WORKS」で簡単・迅速に業務効率化を実現

本日ご紹介した1アプリケーションに統合された『LINE WORKS』のグループウェア機能をうまく活用することで、多くの苦労を伴わなくとも迅速に社内の業務効率化が実現できます。ぜひ皆様のお仕事環境に似た事例を参考にしながら働きやすい環境を整えていただけたらと思います。

*yukipon、Rio / PIXTA(ピクスタ)

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