人工芝でオフィスの雰囲気を一変!導入前に知っておくべきメリットやデメリットを解説
近年、従来のオフィス空間とは一線を画し、ユニークで個性的な環境を作りたいというニーズが高まっています。そんなときは家具だけでなく、内装材に工夫を凝らすことで、理想的なオフィスを実現することが可能です。今回は、オフィスの雰囲気を変えるアイテムとして注目される人工芝についてご紹介します。弊社でも人工芝の導入をお客様に提案し、施工を行った実績がありますので、あわせてご紹介します。
目次
オフィスに人工芝を敷く企業が増加中
オフィス内に人工芝を敷くことで、従来の硬く無機質なオフィス空間から、自然を感じられるリラックスした環境を作り出すことができます。最近の人工芝は見た目も本物に近く、施工も簡単なため、オフィスに取り入れる企業が増えています。また、カフェのような雰囲気を演出したいという要望も増えており、人工芝はそのようなニーズにも応えられるアイテムです。カフェ風の家具とも相性バッチリですので、どんな家具と組み合わせるか考えるのも楽しみの一つです。
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人工芝のメリット
視覚的なリラックス効果
緑は人々にリラックス効果をもたらすとされています。オフィス空間に人工芝を取り入れることで、従業員のストレス軽減やリフレッシュ効果が期待できます。国土交通省の調査によると、視界に占める緑の割合(緑視率)が高いほど、うるおい感や安らぎ感が向上するそうです。観葉植物だけで緑視率を高めるにはかなりの量が必要ですが、床に人工芝を敷くことで、広範囲にわたって緑を感じられ、緑視率の向上に寄与します。
【参考】オフィスにグリーンを取り入れるメリットは?取り入れ方の具体例まで紹介/コクヨマーケティング株式会社
【参考】都市の緑量と心理的効果の相関関係の社会実験調査について/国土交通省
オフィスにはない歩行感・感触
一般的なオフィスの床はタイルカーペットや塩ビタイルが主流ですが、人工芝のふわふわとした柔らかな歩行感は、歩くだけで非日常感を味わえます。靴を脱いでリラックスできるスペースに設置すれば、寝転がって全身でいつもとは違う感触を楽しめます。また、空間ごとに違いをつけたい場合、色や素材を変えることができますが、歩行感を変えるのは難しいものです。人工芝を使えば、簡単に空間に新たな感触を加えられます。
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人工芝のデメリット
オフィスで使うと面白い雰囲気を作れる人工芝ですが、唯一の欠点は掃除しづらいということです。掃除機を使って芝の隙間に入り込んだ小さなゴミを取り除くのは手間がかかります。こまめな掃除は必要ですが、汚れが付きにくい場所にするため、設置場所や使用方法を下記のように検討しておくといいかもしれません。
- 靴を脱ぐ場所に設置する
- 飲食禁止にする
せっかくの人工芝を制限をつけて運用するのは残念と感じるならば、数年で張り替えるくらいの割り切りをしてもいいかもしれません。
人工芝導入のフロー
人工芝は簡単に施工ができるため、業者に依頼する以外にDIYも可能です。今回はDIYでの流れを紹介します。
1.計画の設定
オフィスのどのエリアに人工芝を敷くか決定しましょう。掃除のしやすさも考慮に入れることが大切です。
2.商品の選定
人工芝には多くの種類があります。まずは芝の長さ(芝丈)で選びましょう。ショートパイル(芝丈6mm~16mm程度)とロングパイル(芝丈20mm~40mm程度)があります。特にユニークなオフィスを目指すならロングパイルがおすすめです。本物に近い質感で、ワーカーの満足度も高くなるでしょう。芝の種類が決まったら、設置場所に合ったサイズを選んでみましょう。
3.予算の決定
敷く場所と商品が決まったら、予算が決まります。商品によって異なりますが、人工芝の価格はおおよそ1㎡2,000円~3,000円で、一般的なタイルカーペットと同じくらいです。
4.設置準備
設置エリアの掃除や施工道具の準備をします。大きめのカッター、カッター替刃、大きな定規、大きなハサミ、両面テープなどが必要です。
5.設置
人工芝を設置エリアに合わせてカットします。直線部分はカッターで、細かい部分はハサミを使うとカットしやすいです。マット同士の結合部分は両面テープでしっかり貼り合わせます。簡単とはいえ、設置には時間と労力がかかるため、広い場所や複雑なカットが必要な場合は業者への依頼をおすすめします。
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人工芝を敷く上での注意点
オフィスに人工芝を導入する際、以下の点に注意しましょう。
- 掃除しやすさを考慮して、設置エリアを決定する
- 用途にあった種類やサイズの商品を選定する
- DIYで行うか業者に依頼するのか、施工方法を検討する
- ゴミやホコリがたまりやすいため、定期的な清掃を行う
まとめ
人工芝を使ったグリーンが多い快適な空間を有するオフィスのイメージが膨らみましたか。人工芝を内装材に使うことで、リラックス効果や非日常的な歩行感を提供することで、従業員の満足度を高めることができます。 一方で、掃除が難しいというデメリットもあるので、人工芝の設置計画から準備、実際の設置までプロセスをしっかり計画することが重要です。適切な選定と定期的なメンテナンスが成功の鍵となります。
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