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読みやすい文章(2)

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-読みやすい文章(2)-  第75号
      http://archive.mag2.com/0001132212/index.html
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こんにちは。田村です。


前回から

文章の流れの観点から、読みやすい文章とは?

というお話をしています。


以下の3つの文章のうち、

例1)が最も読みやすく、
例3)が最も読みにくい、

ということでした。

今回は、その理由について、説明します。



例1)

引用文献1には、組成物にA成分とB成分が
含まれることは記載されているものの、X成分を
含むことについては記載されていません。

一方、本願発明の組成物は、A成分とB成分に
X成分を加えることで、基材との接着性に優れる
という効果を有します。



例2)

本願発明の組成物は、A成分とB成分に
X成分を加えることを特徴としています。

一方、引用文献1には、組成物にA成分と
B成分が含まれることは記載されているものの、
X成分を含むことについては記載されていません。

本願発明は組成物にX成分が含まれることで、
基材との接着性に優れるという効果を有します。



例3)

引用文献1には、組成物にA成分とB成分が
含まれることが記載されています。

一方、本願発明の組成物は、A成分とB成分に
X成分を加えることを特徴としています。

引用文献1には、X成分を含むことについては
記載されていません。

本願発明は組成物にX成分が含まれることで、
基材との接着性に優れるという効果を有します。



これらの文章は、いずれも情報としては、
ほぼ同じ情報を伝えるものですが、

話題の対象がどのように変わっているか
を見てみると、


例1)は、
  引用文献→本願発明

例2)は、
  本願発明→引用文献→本願発明

例3)は、
  引用文献→本願発明→引用文献→本願発明

となっています。


例3)は、話題の対象がころころ変わり、
文章の流れが悪くなっています。

そして、文章も冗長になっています。


例1)は、文章の流れ、伝えたいことの
ストーリーが分かりやすくなっています。



このように、

話題の対象がいったりきたりすると、

文章の流れが悪くなり、
何が伝えたいのかが、読み取りづらくなります。


文章の流れをよくするには、

文章全体を俯瞰して、

話題の対象、伝えたいことが、
分散していないかを、確認すること。


このように書くと、簡単そうなことなのですが、
実践するのは、意外と難しかったりします。

経験上、明細書よりも、意見書の方が、
例3)のようになりがちなので、注意が必要です。


文章の流れが悪いなと思ったときは、
意識をしてみてください。



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発行元:ライトハウス国際特許事務所 田村良介

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