------------------------------------------------------------
□■□【真似とは言わせない!ネーミングのツボ】□■□
■□
□ 4月26日号
------------------------------------------------------------
弁理士 深澤です。
------------------------------------------------------------
★このメルマガの目的♪
------------------------------------------------------------
このメルマガでは、
商標の審判・裁判事例等を通して、
○どんな
商標が類似といわれたのか
○識別力のある
商標とはどんなものなのか
といったことから、ネーミングを考える際のツボを明らかにして
いきます。
(配信中止はこちらまで
http://www.mag2.com/m/0000241197.html)
それでは、今週も始めます。
------------------------------------------------------------
★今回の事例♪
------------------------------------------------------------
今回取り上げるのは、
○登録第5781703号:
「i」の文字をデザイン化した「RiN」の欧文字と,右斜めに
傾き,円弧の一部を重ねた2つの楕円の図形を,欧文字に一部
重なるように配した構成
指定商品・
役務は、第25類の各商品です。
ところが、この
商標は、
登録第4451370号
商標:
中央に三日月の図形を配した筆書の風の漢字とおぼしき図形を
顕著に表し,その右側に「りん」の平仮名を小さく横書きした構成
と類似する、とされて一旦は登録が認められませんでした。
------------------------------------------------------------
★判断の分かれ目♪
------------------------------------------------------------
そこで、登録が認められないのはおかしい、として拒絶査定不服
の審判(不服2015-002671号)が請求されました。
では、審判でどんなやりとりがあったか紹介します。
まず、この
商標の
「「RiN」の欧文字は,辞書等に載録のない一種の造語といえる
ものであるから,その構成文字に相応して,「リン」の称呼を生じ,
特定の観念を生じないものである。」
一方、
引用商標の
「図形部分は,ルビ的に書された「りん」の平仮名と同じ読みを
生じる,「凜」の漢字を図案化したものと認識されるものである。」
したがって、
「その構成全体に相応して「リン」の称呼が生じ,図形部分から
認識される「凜」の漢字に相応して「寒さがきびしいこと,きりりと
身のひきしまるさま。」(
株式会社岩波書店 広辞苑第五版)の
観念を生じるものである。」
そこで、両者を対比すると、
「外観において明らかに相違するものである。」
称呼は、
「「リン」の称呼を共通とする。 」
観念は、
「
本願商標は,特定の観念を生じないのに対して,
引用商標は,
「寒さがきびしいこと,きりりと身のひきしまるさま。」の観念を
生じるものであるから,両
商標は観念において類似するとはいえ
ない。」
よって、
「「リン」の称呼を共通するとしても,外観においては明確な差異
を有するものであり,観念においても類似するものではないこと
から,取引者,需要者に与える印象,記憶,連想等を総合して
全体的に考察すると,両
商標は,これを同一又は類似の商品に使用
しても,商品の出所について混同を生ずるおそれはない」
として、全体としては非類似の
商標とされました。
------------------------------------------------------------
★事例からわかったネーミングのツボ♪
------------------------------------------------------------
今回は、称呼が共通する
商標の類否が問題となりました。
称呼が共通する
商標であっても、外観や観念を総合的に判断して
これに接した人に混同が生じなければ非類似となります。
称呼が共通しそうでも総合的に印象を異ならせることが真似とは
言わせないツボになります。
------------------------------------------------------------
お役に立ちましたでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
************************************************************
真似とは言わせない!ネーミングのツボ(毎週火曜日発行)
ご質問・ご感想お待ちしております!
編集・発行 深澤 潔
http://brand-service.biz/
各種商品・サービスのネーミング、会社ロゴ等の
商標登録関連
を扱っております
************************************************************
------------------------------------------------------------
□■□【真似とは言わせない!ネーミングのツボ】□■□
■□
□ 4月26日号
------------------------------------------------------------
弁理士 深澤です。
------------------------------------------------------------
★このメルマガの目的♪
------------------------------------------------------------
このメルマガでは、商標の審判・裁判事例等を通して、
○どんな商標が類似といわれたのか
○識別力のある商標とはどんなものなのか
といったことから、ネーミングを考える際のツボを明らかにして
いきます。
(配信中止はこちらまで
http://www.mag2.com/m/0000241197.html)
それでは、今週も始めます。
------------------------------------------------------------
★今回の事例♪
------------------------------------------------------------
今回取り上げるのは、
○登録第5781703号:
「i」の文字をデザイン化した「RiN」の欧文字と,右斜めに
傾き,円弧の一部を重ねた2つの楕円の図形を,欧文字に一部
重なるように配した構成
指定商品・役務は、第25類の各商品です。
ところが、この商標は、
登録第4451370号商標:
中央に三日月の図形を配した筆書の風の漢字とおぼしき図形を
顕著に表し,その右側に「りん」の平仮名を小さく横書きした構成
と類似する、とされて一旦は登録が認められませんでした。
------------------------------------------------------------
★判断の分かれ目♪
------------------------------------------------------------
そこで、登録が認められないのはおかしい、として拒絶査定不服
の審判(不服2015-002671号)が請求されました。
では、審判でどんなやりとりがあったか紹介します。
まず、この商標の
「「RiN」の欧文字は,辞書等に載録のない一種の造語といえる
ものであるから,その構成文字に相応して,「リン」の称呼を生じ,
特定の観念を生じないものである。」
一方、引用商標の
「図形部分は,ルビ的に書された「りん」の平仮名と同じ読みを
生じる,「凜」の漢字を図案化したものと認識されるものである。」
したがって、
「その構成全体に相応して「リン」の称呼が生じ,図形部分から
認識される「凜」の漢字に相応して「寒さがきびしいこと,きりりと
身のひきしまるさま。」(株式会社岩波書店 広辞苑第五版)の
観念を生じるものである。」
そこで、両者を対比すると、
「外観において明らかに相違するものである。」
称呼は、
「「リン」の称呼を共通とする。 」
観念は、
「本願商標は,特定の観念を生じないのに対して,引用商標は,
「寒さがきびしいこと,きりりと身のひきしまるさま。」の観念を
生じるものであるから,両商標は観念において類似するとはいえ
ない。」
よって、
「「リン」の称呼を共通するとしても,外観においては明確な差異
を有するものであり,観念においても類似するものではないこと
から,取引者,需要者に与える印象,記憶,連想等を総合して
全体的に考察すると,両商標は,これを同一又は類似の商品に使用
しても,商品の出所について混同を生ずるおそれはない」
として、全体としては非類似の商標とされました。
------------------------------------------------------------
★事例からわかったネーミングのツボ♪
------------------------------------------------------------
今回は、称呼が共通する商標の類否が問題となりました。
称呼が共通する商標であっても、外観や観念を総合的に判断して
これに接した人に混同が生じなければ非類似となります。
称呼が共通しそうでも総合的に印象を異ならせることが真似とは
言わせないツボになります。
------------------------------------------------------------
お役に立ちましたでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
************************************************************
真似とは言わせない!ネーミングのツボ(毎週火曜日発行)
ご質問・ご感想お待ちしております!
編集・発行 深澤 潔
http://brand-service.biz/
各種商品・サービスのネーミング、会社ロゴ等の商標登録関連
を扱っております
************************************************************