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労務管理

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退職時の制服返還について

著者 本の虫 さん

最終更新日:2013年02月13日 10:04

退職時に、作業服をすべて会社へ返すことになっているのですが、作業服は、貸与ではありません。

昔は無償支給していたようですが、今はおよそ半額自己負担です。
(会社負担のが若干多いです。また、入社時のみ無償支給します)

作業服には会社名が入っており、会社として回収したいという気持ちは分るのですが、購入したのに会社へ返さなければいけないのか。と疑問に思う社員の気持ちも分ります。

どのように説得すれば良いでしょうか?

会社名の刺繍の部分のみ回収。といえば、結局穴あきの作業服をもらっても。ということで退職する社員もあきらめるかな。とも思ったのですが・・・

どうかお知恵をお貸し下さい。

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Re: 退職時の制服返還について

著者よつばさん

2013年02月14日 01:16

「会社の制服を、退職後に何に使うんですか?」と聞いてみて、それぞれの言い分にあわせた説明をするようにしています。

・返すならクリーニングに出すのが礼儀だと思うが、そのクリーニング代がもったいない
→自宅で洗濯してくれれば、充分です。

・自宅の庭掃除のときにでも着たい
→うちの社員が、個人宅の庭で庭掃除させられてるみたいで世間体が悪いので、やっぱり返してください。

・もうボロボロなので、自分で処分したい
→家庭ごみで捨てて、万が一ホームレスな方にでも拾われでもしたら、うちの社員が路頭に迷ってるのではないかと誤解されるかもしれないので、会社で責任もって処分します。

・自己負担を払ったんだから、自分のもの。どう使おうと勝手じゃないか
→会社も負担してますから、あなたのものではありません。世間様からみれば、制服着た人イコール社員です。ですから、制服のある企業では回収することが多く、弊社もそれに倣って回収しています。


などなど。

結局は、自己負担への反感や、これまで会社に言えなかった様々なうっ憤から「制服を返さない」と言い出しているだけで、退職者本人も心のどこかでは返すべき物だと気づいているのではないでしょうか。

ですから「退職後に何に使うんですか?」と問いかけてあげると、「あれ、何に使うんだっけ?」と冷静になってくれるのかな、と感じています。

Re: 退職時の制服返還について

著者本の虫さん

2013年02月14日 08:24

よつば様

ありがとうございます。

> 結局は、自己負担への反感や、これまで会社に言えなかった様々なうっ憤から「制服を返さない」と言い出しているだけで、退職者本人も心のどこかでは返すべき物だと気づいているのではないでしょうか。
>
> ですから「退職後に何に使うんですか?」と問いかけてあげると、「あれ、何に使うんだっけ?」と冷静になってくれるのかな、と感じています。

得心しました。
過去の退職者を思い出しても、たしかに冷静ではなかったのかな。と感じます。

なかなかきれいに辞める方がおらず、どうしても有無を言わさず。という形になってしまうことが多いので、本当に助かります。

ありがとうございました。

Re: 退職時の制服返還について

著者すずきたつやさん

2013年02月14日 11:18

以前、私が勤めていた会社では全額会社負担で完全貸与だったので、作業着等の貸与品は退職時に返却してもらっていました。
しかし、今勤めている会社は御社と同様、途中から半額本人負担をしてもらっているので、退職時に返却を強制するのは心苦しいところがあり、かなりの安価ですが、会社が買い取っています。
但し、夏用、冬用、上下等全て返却すれば10着位で2千円になりますから、私が知る限り全員が返却して退職します。
その作業着は外注業者への貸出や油汚れのメンテナンス作業で使用しています。

Re: 退職時の制服返還について

著者本の虫さん

2013年02月14日 15:28

えんまこ様

なるほど。回収後の使い道があれば、買取もいいですね。

退職者も金額は少なくても買い取ってもらえれば違うでしょうし。

ありがとうございました。

Re: 退職時の制服返還について

著者げんたさん

2013年02月15日 08:48

こんにちは。
げんたといいます。長文ですが失礼します。

私の以前の職場で同様の揉め事がありました。
色んな事例があるという意味で書かせて頂きます。


作業着代はこれまで全額会社負担で、形式上会社を辞める時には返してもらっていたのですが、退職時に返さない職員や勝手に連絡なく会社を辞めていって音信不通になった職員など、作業着の回収不能の事例が相次ぎ、大きな問題となりました。

会社が全額負担して購入したものを貸与という形で支給しているにも関わらず、それを退職時に返却しないのは横領にあたる事と、なにより会社のロゴと会社名が入った作業着が退職した社員から返却されないのは、何か犯罪等に使われた場合企業責任も問われ非常にまずいこと。

 ※消防とか警察の場合、制服を紛失したらかなり厳しい処分が課せられると聞いた事がありますが、
  企業であっても、その会社の作業着がその地域にある程度認知されたものならば、会社としても
  それを悪用した詐欺などの犯罪などは防がなければならず、退職者の作業着の回収は急務です。

そのため、会社の作業着そのものを止めて社員各自が仕事(作業)にふさわしい格好で行うようにする、という話も出たのですが、統一されたデザインではなく作業着を社員に用意させていたら服装がバラバラになり、外部に対してみっともないし、どこの会社の所属か分からないと現場からクレームが来るということで個人で用意してもらうのはダメという事でした。 ←役員の意見

そのため、次のようなルールになりました。


1.会社は次の2種類の作業着を用意し、入社時に2セット分の作業着を社員に貸与
  どちらを選択するかは社員に任せる。

  ①退職者から回収した中古品
  ②新品の作業着

  ただし、①は3,000円、②は5,000円の費用を預り金として徴収。

  ※人によっては2セットとも①の人(計6,000円)もいれば②の人(計10,000円)もいるし、
   ①と②の両方を1セットずつの人(8,000円)もいます。

2.2セットで足りない人は、追加で②のみ総務に申込みができる(もちろん5,000円は徴収)
  

3.退職時には、本人負担でクリーニングに出して総務に返却。
  その際に徴収した金額(預り金)は本人に返却されます。

4.理由(汚れ、破損等)があり作業着を処分する際には、家庭で処分せず必ず会社に返却すること。
  処分する際にはクリーニングは不要。サイズ変更により返却する場合はクリーニングは必要

5.総務は、誰が、中古、新品それぞれ何着持っているかと預り金の管理、及び中古品の管理をする。

6.紛失した場合は、実費弁償。(預り金は実費に充当され、不足分を請求されます。)
  中古品を紛失した場合も新品の代金が請求されます。

などなど他にも色々細かい事が決められましたが、費用に関してはクリーニング代以外は会社が負担するって事です。もちろん、話し合いの過程で社員に一部費用負担の話もあったのですが、社員の意見を聞いたところ、①会社の作業着は、会社で仕事をする上で着用が義務付けられているものであり、会社の服務規程にも記載されている会社指定の制服であること。②その為、社員には作業着を着ないという選択肢がないのにも関わらず費用を負担させるのはおかしい、仕事で必要なものなら会社が用意しろ、という意見が一番多く、社員側が負担するとしても日常管理(日頃の洗濯)と退職時のクリーニング代のみで、購入費用として一部でも負担させるのはNGというものでした。


まぁ、御社の中の作業着の位置づけがどんなものか、必ず無くてはならないものなのか、無くても良いのか、再考なさっても良いんじゃないですかね?

Re: 退職時の制服返還について

著者本の虫さん

2013年02月18日 09:54

げんた様

御礼が遅くなってしまい申し訳ありません。
回答いただきありがとうございました。

たしかに、再考するいい機会なのかもしれません。

ありがとうございました。

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