相談の広場

このエントリーをはてなブックマークに追加

税務管理

税務経理について、みんなに相談したり、分かるときは教えてあげたりと、相互協力のフォーラムです!

総務の森イチオシ記事が満載: 経営ノウハウの泉(人事労務~働き方対策まで)

消費税の処理について

著者 シンジン さん

最終更新日:2015年05月20日 11:19

ファインファイン様
先日はご丁寧にお教えいただきありがとうございました。
また消費税の件でお教えください。
今年度(2014年4月~2015年3月)から消費税対象業者になりました。
前期残高入力で、現金その他を打ち込んでみると、消費税分がからみ貸借が合わなくなってしまいました。
どの様に処理をすればよいのでしょうか。
前期分例
 現預金 1500 売掛金 200 仮払消費税 50 流動資産計 1750
 短期借入 100 買掛金 50 仮受消費税 100 流動負債合計 250
 資本金 3000 繰越剰余金 △1500        純資産合計 1500

今期初めに消費税の入力はどのようにすればよいのでしょうか。
消費税残高を入力しないと、貸借が合わなくなってしまいました。
わかりにくい質問で申し訳ございませんが、どうかお教えください。

スポンサーリンク

Re: 消費税の処理について

著者ファインファインさん

2015年05月20日 11:57

ご指名いただきましてありがとうございます。

> 前期分例
>  現預金 1500 売掛金 200 仮払消費税 50 流動資産計 1750
>  短期借入 100 買掛金 50 仮受消費税 100 流動負債合計 250
>  資本金 3000 繰越剰余金 △1500        純資産合計 1500

これは前期の期末時点の状態でしょうか? それとも期初でしょうか?
上記が前期の期末時点の状態として、当期の期初の貸借対照表がどうなるか、という質問であるとの前提でお答えします。

前回の回答で示しましたが、期末最終の貸借対照表においては仮払・仮受消費税は未払消費税に振替えてしまいますから、最終的には残高がゼロになっていなければなりません。代わりに未払消費税負債項目として残っているはずです。当然期初も同じです(前期の期末と同じ状態からのスタートですから)。

とすれば、前期の期末(および当期の期初)の貸借対照表は、
 現預金 1500 売掛金 200 流動資産計 1700
 短期借入 100 買掛金 50 未払消費税 50 流動負債合計 200
 資本金 3000 繰越剰余金 △1500        純資産合計 1500
となっていなければなりません(実際の未払消費税は仮受消費税と仮払消費税の差額とは一致しませんが・・・)

もしも質問の趣旨が違っていたら申し訳ありません。その際は返信願います。

Re: 消費税の処理について

著者シンジンさん

2015年05月20日 12:45

ファインファイン様
早速ありがとうございます。
今期分はお教えいただきましたとおりに入力しました。ありがとうございました。

とても分かりにくい書き方ですみませんが、何とかご指導をお願いいたします。
去年は、消費税対象業者ではなかったため、PCから出てきた貸借対照表損益計算書を持っていき、税務署の方から教えていただきながら申告書を作成しました。
その時点で消費税について何も言われなかったため、そのままにしてました。

今日、今期の分を税務署に持って行きましたら、今期の利益剰余金は、
昨年の利益剰余金+今期の当期利益を足して今期の利益剰余金に成らなければならない。と言われました。
差額を見たら、去年の仮受消費税と仮払消費税の差額に一致いました。
今期のはじめに残高を入力した際、消費税の部分を入力していなかったため、貸借に差額が出ていました。
どうしたらよいのかわかりませんので、ファインファイン様にご相談申し上げました。
今期のはじめの残高の入力と、処理をどのようにしたら合うのでしょうか。
とても分かりにくくて申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

> ご指名いただきましてありがとうございます。
>
> > 前期分例
> >  現預金 1500 売掛金 200 仮払消費税 50 流動資産計 1750
> >  短期借入 100 買掛金 50 仮受消費税 100 流動負債合計 250
> >  資本金 3000 繰越剰余金 △1500        純資産合計 1500
>
> これは前期の期末時点の状態でしょうか? それとも期初でしょうか?
> 上記が前期の期末時点の状態として、当期の期初の貸借対照表がどうなるか、という質問であるとの前提でお答えします。
>
> 前回の回答で示しましたが、期末最終の貸借対照表においては仮払・仮受消費税は未払消費税に振替えてしまいますから、最終的には残高がゼロになっていなければなりません。代わりに未払消費税負債項目として残っているはずです。当然期初も同じです(前期の期末と同じ状態からのスタートですから)。
>
> とすれば、前期の期末(および当期の期初)の貸借対照表は、
>  現預金 1500 売掛金 200 流動資産計 1700
>  短期借入 100 買掛金 50 未払消費税 50 流動負債合計 200
>  資本金 3000 繰越剰余金 △1500        純資産合計 1500
> となっていなければなりません(実際の未払消費税は仮受消費税と仮払消費税の差額とは一致しませんが・・・)
>
> もしも質問の趣旨が違っていたら申し訳ありません。その際は返信願います。

Re: 消費税の処理について

著者ファインファインさん

2015年05月20日 14:05

> 去年は、消費税対象業者ではなかったため、PCから出てきた貸借対照表損益計算書を持っていき、税務署の方から教えていただきながら申告書を作成しました。
> その時点で消費税について何も言われなかったため、そのままにしてました。

ということは下記の貸借対照表は前期の期末(2014年3月31日)のもので、且つこの年は課税事業者ではなかったということですね?
> 前期分例
>  現預金 1500 売掛金 200 仮払消費税 50 流動資産計 1750
>  短期借入 100 買掛金 50 仮受消費税 100 流動負債合計 250
>  資本金 3000 繰越剰余金 △1500        純資産合計 1500

課税事業者ではないのであれば未払消費税に振替えず、未払消費税相当分が雑収入となりますから、まず期末決算仕訳として、
仮受消費税100/雑収入100
雑収入50/仮払消費税50
として、貸方雑収入が50残ります。この雑収入は損益科目ですから損益計算書に計上され、その結果当期利益が50増えます。当期利益は貸借対照表の繰越利益剰余金に加算されますので、最終の貸借対照表は下記の通りとなります。

 現預金 1500  売掛金 200 流動資産計 1700
 短期借入 100 買掛金 50 流動負債合計 150
 資本金 3000 繰越剰余金 △1450        純資産合計 1550

そして当期期初(2014年4月1日)も同じ金額でのスタートです。
当期は課税事業者ということですので期末は未払消費税への振替仕訳になります。

ご質問の趣旨は合っているでしょうか?

Re: 消費税の処理について

著者シンジンさん

2015年05月20日 14:49

ファインファイン様
とてもご丁寧に、ありがとうございます。

昨年度末に決算仕訳をしなかったことが原因なのですね。
このようなとき、今期(2014年4月~2015年3月)分のはじめに
 仮受消費税100/雑収入100
 雑収入50/仮払消費税50
と入力してもよいのでしょか。
何もわからなくてすみません。
よろしくお願い申し上げます。

> > 去年は、消費税対象業者ではなかったため、PCから出てきた貸借対照表損益計算書を持っていき、税務署の方から教えていただきながら申告書を作成しました。
> > その時点で消費税について何も言われなかったため、そのままにしてました。
>
> ということは下記の貸借対照表は前期の期末(2014年3月31日)のもので、且つこの年は課税事業者ではなかったということですね?
> > 前期分例
> >  現預金 1500 売掛金 200 仮払消費税 50 流動資産計 1750
> >  短期借入 100 買掛金 50 仮受消費税 100 流動負債合計 250
> >  資本金 3000 繰越剰余金 △1500        純資産合計 1500
>
> 課税事業者ではないのであれば未払消費税に振替えず、未払消費税相当分が雑収入となりますから、まず期末決算仕訳として、
> 仮受消費税100/雑収入100
> 雑収入50/仮払消費税50
> として、貸方雑収入が50残ります。この雑収入は損益科目ですから損益計算書に計上され、その結果当期利益が50増えます。当期利益は貸借対照表の繰越利益剰余金に加算されますので、最終の貸借対照表は下記の通りとなります。
>
>  現預金 1500  売掛金 200 流動資産計 1700
>  短期借入 100 買掛金 50 流動負債合計 150
>  資本金 3000 繰越剰余金 △1450        純資産合計 1550
>
> そして当期期初(2014年4月1日)も同じ金額でのスタートです。
> 当期は課税事業者ということですので期末は未払消費税への振替仕訳になります。
>
> ご質問の趣旨は合っているでしょうか?

Re: 消費税の処理について

著者ファインファインさん

2015年05月20日 17:00

> 昨年度末に決算仕訳をしなかったことが原因なのですね。
> このようなとき、今期(2014年4月~2015年3月)分のはじめに
>  仮受消費税100/雑収入100
>  雑収入50/仮払消費税50
> と入力してもよいのでしょか。

振替仕訳をしていなければ仮受・仮払消費税がそのまま残ってしまいます。その結果発生する雑収入を計上していないということになりますね。
雑収入が発生するのはあくまでも2014年3月期(前期)ですから、基本的にはその時点に遡っての計上でしょう。とすると前期の修正申告(または更生?)ということになるのが通常でしょうけれど、必ずそうしなければならないのかどうかは税務署または税理士等にご確認願います(私は税務申告についてはそれほど知識を持ち合わせていませんので)。

Re: 消費税の処理について

著者シンジンさん

2015年05月21日 12:20

ファインファイン様
いろいろとありがとうございました。
本日、税務署に電話して、来週、必要書類をお持ちし、修正等を教えていただくことになりました。
始めたばかりの会社で、税理士さんのお願いする費用がでないため、このような状態です。
こちらのようなサイトがあって本当に助かります。
サイトの関係者様や皆様、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

本当にありがとうございました。


> > 昨年度末に決算仕訳をしなかったことが原因なのですね。
> > このようなとき、今期(2014年4月~2015年3月)分のはじめに
> >  仮受消費税100/雑収入100
> >  雑収入50/仮払消費税50
> > と入力してもよいのでしょか。
>
> 振替仕訳をしていなければ仮受・仮払消費税がそのまま残ってしまいます。その結果発生する雑収入を計上していないということになりますね。
> 雑収入が発生するのはあくまでも2014年3月期(前期)ですから、基本的にはその時点に遡っての計上でしょう。とすると前期の修正申告(または更生?)ということになるのが通常でしょうけれど、必ずそうしなければならないのかどうかは税務署または税理士等にご確認願います(私は税務申告についてはそれほど知識を持ち合わせていませんので)。

Re: 消費税の処理について

著者シンジンさん

2015年05月26日 14:56

ファインファイン様
大変お世話になりました。
本日、書類を持って税務署に行ってきました。
担当の方から、教わり申告書を提出してきました。
今期の3月31日決算仕訳で、
繰越利益剰余金  前期損益修正
と、入力するように言われ、その通りにしました。
よくわからないのですが、これで合うそうです。
今期からは、気をつけます。
いろいろとありがとうございました。


> ファインファイン様
> いろいろとありがとうございました。
> 本日、税務署に電話して、来週、必要書類をお持ちし、修正等を教えていただくことになりました。
> 始めたばかりの会社で、税理士さんのお願いする費用がでないため、このような状態です。
> こちらのようなサイトがあって本当に助かります。
> サイトの関係者様や皆様、本当にありがとうございました。
> 今後ともよろしくお願い申し上げます。
>
> 本当にありがとうございました。
>
>
> > > 昨年度末に決算仕訳をしなかったことが原因なのですね。
> > > このようなとき、今期(2014年4月~2015年3月)分のはじめに
> > >  仮受消費税100/雑収入100
> > >  雑収入50/仮払消費税50
> > > と入力してもよいのでしょか。
> >
> > 振替仕訳をしていなければ仮受・仮払消費税がそのまま残ってしまいます。その結果発生する雑収入を計上していないということになりますね。
> > 雑収入が発生するのはあくまでも2014年3月期(前期)ですから、基本的にはその時点に遡っての計上でしょう。とすると前期の修正申告(または更生?)ということになるのが通常でしょうけれど、必ずそうしなければならないのかどうかは税務署または税理士等にご確認願います(私は税務申告についてはそれほど知識を持ち合わせていませんので)。

1~8
(8件中)

    スポンサーリンク

    経営ノウハウの泉より最新記事

    スポンサーリンク

    労働実務事例集

    労働新聞社 監修提供

    法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

    注目のコラム

    注目の相談スレッド

    PAGE TOP