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針刺し事故(感染症未検査の患者の場合)の労災請求について

最終更新日:2019年06月19日 17:16

クリニックで看護師をしています。

今年の4月に、患者さんに使用した点滴の針で、
針刺し事故をしてしまいました。

当日、欠勤者がおり、忙しかったことと、情けない話ですが院長の叱責を受けるのが怖かったため、報告をしませんでした。

帰宅してから、感染していたらどうしよう…と恐ろしくなり、やはり院長に報告して労災手続きを取ってもらわなければ、と思い、受傷3日後に院長に報告したところ、「患者さんの血液検査は、次回受診に来たらするけど、自分の血液検査は自費でするように。感染していたら労災になるけど今は無理でしょう」と言われ、その日に自分のB型C型肝炎、HIV、肝機能検査、Hbs抗体検査をしました。
患者さんは、それから受診に来られていません。

クリニックには針刺し事故対応マニュアルがなく、院長に今後どうフォローしていったらいいか尋ねたところ「次の採血は1年後」と言われただけで、不安になり他病院を受診しました。
その病院で採血検査、B型肝炎ワクチンを接種してもらっいます。
今現在、肝機能の異常なく、感染症も陰性です。自費で受診しています。

労災の申請をしようと、労基署に問いあわせたところ、誰に使用した針か判っているのに、そのかたの感染症が不明では労災はおりません、といわれ、もし今回、あなたが感染症陽性となっても、労災扱いにはなりません。と言われました。

今までの検査、ワクチン接種でも、自費でかなりの費用がかかっているのに、もし肝炎やHIVに感染していることが判っても、治療費がでないなんて、途方にくれています。

院長は、100%看護師の不注意で起きた事故で、報告もすぐしなかったのに、どうして僕がお金を払わなくちゃいけないの、と言っています。

明らかな業務上の事故なのに、もう労災認定は無理なのでしょうか。
もう、恐くて看護師は辞めようと思っています。


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Re: 針刺し事故(感染症未検査の患者の場合)の労災請求について

著者ぴぃちんさん

2019年06月19日 19:26

こんばんは。

労災の申請としたのでなく、お問い合わせをしたということでしょうか。労基署労災として申請してみてはいかがでしょうか。
本来はすみやかに申請するべきであるかと思いますが、未だ申請もしていないような文章に思えます。労災の申請は本人がおこないます。

報告が遅れたものの、針刺し事故は労災になると考えます。
感染症不明の血液の暴露としても、医師が必要と判断した場合であれば、最初の検査は後に業務上の疾病かどうかの判断にもなるので給付の対象になるのではないかと考えます。
但し、肝機能障害がなく、感染症も陰性であり、また、血液暴露の相手が明確であり、当該本人が感染症の採血を拒否したのでないのであれば、業務による疾病とはいえないと考えますので、以降の治療においては、労災の給付対象外になるのではないかと考えます。
B型肝炎ワクチンの接種は状況からすると労災給付の対象外になるでしょう。

お勤め先の院長はその点の知識があまりないと思われます。
ただ、今回の事例は、勤務先での事象ですし、看護師さんは医師の指示なしに点滴をおこなうことはありえないでしょうから、その点を考えれば、看護師さんが100%の責任がある、という説明も違うかなと思います。



> クリニックで看護師をしています。
>
> 今年の4月に、患者さんに使用した点滴の針で、
> 針刺し事故をしてしまいました。
>
> 当日、欠勤者がおり、忙しかったことと、情けない話ですが院長の叱責を受けるのが怖かったため、報告をしませんでした。
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> 帰宅してから、感染していたらどうしよう…と恐ろしくなり、やはり院長に報告して労災手続きを取ってもらわなければ、と思い、受傷3日後に院長に報告したところ、「患者さんの血液検査は、次回受診に来たらするけど、自分の血液検査は自費でするように。感染していたら労災になるけど今は無理でしょう」と言われ、その日に自分のB型C型肝炎、HIV、肝機能検査、Hbs抗体検査をしました。
> 患者さんは、それから受診に来られていません。
>
> クリニックには針刺し事故対応マニュアルがなく、院長に今後どうフォローしていったらいいか尋ねたところ「次の採血は1年後」と言われただけで、不安になり他病院を受診しました。
> その病院で採血検査、B型肝炎ワクチンを接種してもらっいます。
> 今現在、肝機能の異常なく、感染症も陰性です。自費で受診しています。
>
> 労災の申請をしようと、労基署に問いあわせたところ、誰に使用した針か判っているのに、そのかたの感染症が不明では労災はおりません、といわれ、もし今回、あなたが感染症陽性となっても、労災扱いにはなりません。と言われました。
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> 今までの検査、ワクチン接種でも、自費でかなりの費用がかかっているのに、もし肝炎やHIVに感染していることが判っても、治療費がでないなんて、途方にくれています。
>
> 院長は、100%看護師の不注意で起きた事故で、報告もすぐしなかったのに、どうして僕がお金を払わなくちゃいけないの、と言っています。
>
> 明らかな業務上の事故なのに、もう労災認定は無理なのでしょうか。
> もう、恐くて看護師は辞めようと思っています。
>
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Re: 針刺し事故(感染症未検査の患者の場合)の労災請求について

早速、お返事をいただき、ありがとうございます。

ご指摘の通り、労基署に問い合わせしただけです。
労災になりません、といわれ、諦めてしまいました。
最初の血液検査のみ、給付が受けられるかもしれない、ということでしょうか。
早急に労災申請したいと思います。

2回目からの受診時の診察、検査、ワクチン接種は健康保険は使えないのでしょうか。
労災扱いにはならないと労基署にいわれたので、健康保険が使えないか受診している病院に尋ねたところ、加入している医師国保に、針刺し事故をしたが、労災にはならないので、医師国保を使ってもいいか聞いてください、と言われました。
医師国保の了解がないと、自費から医師国保に切り替えられないとのことです。
医師国保に、確認したところ、医師国保は使えない、との返事でした。




> こんばんは。
>
> 労災の申請としたのでなく、お問い合わせをしたということでしょうか。労基署労災として申請してみてはいかがでしょうか。
> 本来はすみやかに申請するべきであるかと思いますが、未だ申請もしていないような文章に思えます。労災の申請は本人がおこないます。
>
> 報告が遅れたものの、針刺し事故は労災になると考えます。
> 感染症不明の血液の暴露としても、医師が必要と判断した場合であれば、最初の検査は後に業務上の疾病かどうかの判断にもなるので給付の対象になるのではないかと考えます。
> 但し、肝機能障害がなく、感染症も陰性であり、また、血液暴露の相手が明確であり、当該本人が感染症の採血を拒否したのでないのであれば、業務による疾病とはいえないと考えますので、以降の治療においては、労災の給付対象外になるのではないかと考えます。
> B型肝炎ワクチンの接種は状況からすると労災給付の対象外になるでしょう。
>
> お勤め先の院長はその点の知識があまりないと思われます。
> ただ、今回の事例は、勤務先での事象ですし、看護師さんは医師の指示なしに点滴をおこなうことはありえないでしょうから、その点を考えれば、看護師さんが100%の責任がある、という説明も違うかなと思います。
>
>
>
> > クリニックで看護師をしています。
> >
> > 今年の4月に、患者さんに使用した点滴の針で、
> > 針刺し事故をしてしまいました。
> >
> > 当日、欠勤者がおり、忙しかったことと、情けない話ですが院長の叱責を受けるのが怖かったため、報告をしませんでした。
> >
> > 帰宅してから、感染していたらどうしよう…と恐ろしくなり、やはり院長に報告して労災手続きを取ってもらわなければ、と思い、受傷3日後に院長に報告したところ、「患者さんの血液検査は、次回受診に来たらするけど、自分の血液検査は自費でするように。感染していたら労災になるけど今は無理でしょう」と言われ、その日に自分のB型C型肝炎、HIV、肝機能検査、Hbs抗体検査をしました。
> > 患者さんは、それから受診に来られていません。
> >
> > クリニックには針刺し事故対応マニュアルがなく、院長に今後どうフォローしていったらいいか尋ねたところ「次の採血は1年後」と言われただけで、不安になり他病院を受診しました。
> > その病院で採血検査、B型肝炎ワクチンを接種してもらっいます。
> > 今現在、肝機能の異常なく、感染症も陰性です。自費で受診しています。
> >
> > 労災の申請をしようと、労基署に問いあわせたところ、誰に使用した針か判っているのに、そのかたの感染症が不明では労災はおりません、といわれ、もし今回、あなたが感染症陽性となっても、労災扱いにはなりません。と言われました。
> >
> > 今までの検査、ワクチン接種でも、自費でかなりの費用がかかっているのに、もし肝炎やHIVに感染していることが判っても、治療費がでないなんて、途方にくれています。
> >
> > 院長は、100%看護師の不注意で起きた事故で、報告もすぐしなかったのに、どうして僕がお金を払わなくちゃいけないの、と言っています。
> >
> > 明らかな業務上の事故なのに、もう労災認定は無理なのでしょうか。
> > もう、恐くて看護師は辞めようと思っています。
> >
> >
> >

Re: 針刺し事故(感染症未検査の患者の場合)の労災請求について

著者ぴぃちんさん

2019年06月20日 08:23

> 2回目からの受診時の診察、検査、ワクチン接種は健康保険は使えないのでしょうか。
> 労災扱いにはならないと労基署にいわれたので、健康保険が使えないか受診している病院に尋ねたところ、加入している医師国保に、針刺し事故をしたが、労災にはならないので、医師国保を使ってもいいか聞いてください、と言われました。
> 医師国保の了解がないと、自費から医師国保に切り替えられないとのことです。
> 医師国保に、確認したところ、医師国保は使えない、との返事でした。


おはようございます。
期待しているようなお返事でなくて申し訳ないのですが、保険者が使えないとしているのであれば、使えないでしょう。
記載の内容は、B型肝炎の治療でなく、抗体の有無の確認と予防接種に該当するでしょうから、健康保険の適応にはならないと考えます。

Re: 針刺し事故(感染症未検査の患者の場合)の労災請求について

著者-くろ-さん

2019年06月21日 11:28

こんにちは。

結論から言うと、当該患者さんの検査を行わなければ話が進みません。どうにかして、患者さんに血液検査をしてもらえるように、あなたが率先して(病院もしくは本人に)掛け合うしか方法はないかと思われます。(事故時に対応・報告等を怠った瑕疵がありますので、病院に責任を負わせることは難しいと考えます。)

当該患者さんの検査で陰性が分かれば安心することもできますし、予防服薬等も中断することができますので、早急に対応したほうが良いかと思われます。

もし、現時点で労災の対象になるとすれば、針が刺さったことにより神経が切断されて後遺症が残ったという物であれば対象になるかと思います。ただし、感染症の場合、他の感染源も考えられるので、因果関係を明確にしなければ労災等の対象になりません。

以前、同じ様な質問に回答したことがあるので参考にご覧ください。
労災や健康保険についての考え方が分かるかと思います。
また、公的機関が作成しているマニュアル等もありますのでご参考までに・・・

<針刺し事故後の労災保険に関して。>総務の森
https://www.soumunomori.com/forum/thread/trd-225786/


ちなみに、因果関係を確認せずに労災が使えた場合、不正請求が可能になりますので保険制度が崩壊してしまいます。
例えば、パートナー(もしくは本人)がHIV等に感染していたことが判明した時に、実は数カ月前に針刺し事故を起こしていたといって労災を受ける等、様々なケースが考えられますので、因果関係の確認は必須となっています。

Re: 針刺し事故(感染症未検査の患者の場合)の労災請求について

みなさま、詳しくお答えいただきありがとうございます。

患者さんの採血をお願いするのは、かなり難しい状況にあります。

不安はありますが、今出来ることは、もうない状態です。

針刺し事故は、明らかに業務中に起きたことだから、労災認定されるはず、と信じてしました。
患者さんの感染症が調べられないと、このようなことになる、と言うことを初めて知りました。
すべてのナースが、業務に従事する上で、知っておかなければならないて思いました。





> こんにちは。
>
> 結論から言うと、当該患者さんの検査を行わなければ話が進みません。どうにかして、患者さんに血液検査をしてもらえるように、あなたが率先して(病院もしくは本人に)掛け合うしか方法はないかと思われます。(事故時に対応・報告等を怠った瑕疵がありますので、病院に責任を負わせることは難しいと考えます。)
>
> 当該患者さんの検査で陰性が分かれば安心することもできますし、予防服薬等も中断することができますので、早急に対応したほうが良いかと思われます。
>
> もし、現時点で労災の対象になるとすれば、針が刺さったことにより神経が切断されて後遺症が残ったという物であれば対象になるかと思います。ただし、感染症の場合、他の感染源も考えられるので、因果関係を明確にしなければ労災等の対象になりません。
>
> 以前、同じ様な質問に回答したことがあるので参考にご覧ください。
> 労災や健康保険についての考え方が分かるかと思います。
> また、公的機関が作成しているマニュアル等もありますのでご参考までに・・・
>
> <針刺し事故後の労災保険に関して。>総務の森
> https://www.soumunomori.com/forum/thread/trd-225786/
>
>
> ちなみに、因果関係を確認せずに労災が使えた場合、不正請求が可能になりますので保険制度が崩壊してしまいます。
> 例えば、パートナー(もしくは本人)がHIV等に感染していたことが判明した時に、実は数カ月前に針刺し事故を起こしていたといって労災を受ける等、様々なケースが考えられますので、因果関係の確認は必須となっています。
>

Re: 針刺し事故(感染症未検査の患者の場合)の労災請求について

著者ぴぃちんさん

2019年06月24日 12:26

> みなさま、詳しくお答えいただきありがとうございます。
>
> 患者さんの採血をお願いするのは、かなり難しい状況にあります。
>
> 不安はありますが、今出来ることは、もうない状態です。
>
> 針刺し事故は、明らかに業務中に起きたことだから、労災認定されるはず、と信じてしました。
> 患者さんの感染症が調べられないと、このようなことになる、と言うことを初めて知りました。
> すべてのナースが、業務に従事する上で、知っておかなければならないて思いました。
>



針刺し事故そのものについては、労災の扱いになるでしょう。

針刺し事故によってB型肝炎やC型肝炎になったのであれば、その治療は労災給付の対象になるでしょう。

針刺し事故をしたからといって、B型肝炎に対する予防薬投与は労災保険の対象にはならないです。

また針刺し事故が原因かどうかはっきりしないがB型肝炎になった場合には、労災給付の対象にはならないでしょう。
ただし、この場合には治療の必要があれば健康保険での治療になります。なお、健康保険は治療がその適応であり、予防や検査が適応なわけではありません。

健康保険治療において、B型肝炎ワクチンを含めて予防接種は保険適応外です。

現在は、検査による確認を行いつつ、陰性であるとよいですね。

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