相談の広場
材料単価の算出についてですが、弊社は購買先から仕入時(通常運送費含む)の価格としています。
スポット的に空輸費用が発生した場合、その費用を材料単価へ含めると、その時の価格だけ跳ね上がってしまいます。
毎月末に基幹システム上で単価の更新を行っておりますが、弊社は最終仕入原価法を採用しており、月末付近でそれが発生すると、通常価格で仕入れたものも、高騰した価格にて評価されます。
経理財務諸表の「期末材料棚卸高」も高騰した価格にて評価されます。
イレギュラーなスポット的費用も個々の材料単価へ含めるべきでしょうか。
それとも材料単価へは含めず、製造経費の「運賃勘定」等で処理した方が良いのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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仕入れ価格の変動が高頻度で変動幅が大きく生じる場合、最終仕入原価法では扱いにくいと思いますので、総原価法や移動平均法を採用するほうが馴染むと思います。
また、イレギュラー時の輸送費だけ別計上するといっても、輸送手段の違いをイレギュラーとするのは会計の原則に反しますから、その場合は一切の輸送費を諸掛りとして別計上するように、期の切り替え時に会計要領を改定する必要がありますね。(ただし、FOB出荷地で輸送費は貴社持ちなら輸送費を諸掛りとできますが、CIFなど軒先渡しで輸送費込み価格がインボイスされる場合は、輸送費を別計上するのは困難ですね)
いずれにしても、最終仕入れ額が通常より大きく異なることで、原価計算の信ぴょう性に影響が出るようでしたら、会計士さん・税理士さんと相談して原価計算法を変更することを検討されるべきと思います。
株式会社BMGTさん
ご教示ありがとうございました。
> 仕入れ価格の変動が高頻度で変動幅が大きく生じる場合、最終仕入原価法では扱いにくいと思いますので、総原価法や移動平均法を採用するほうが馴染むと思います。
> また、イレギュラー時の輸送費だけ別計上するといっても、輸送手段の違いをイレギュラーとするのは会計の原則に反しますから、その場合は一切の輸送費を諸掛りとして別計上するように、期の切り替え時に会計要領を改定する必要がありますね。(ただし、FOB出荷地で輸送費は貴社持ちなら輸送費を諸掛りとできますが、CIFなど軒先渡しで輸送費込み価格がインボイスされる場合は、輸送費を別計上するのは困難ですね)
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> いずれにしても、最終仕入れ額が通常より大きく異なることで、原価計算の信ぴょう性に影響が出るようでしたら、会計士さん・税理士さんと相談して原価計算法を変更することを検討されるべきと思います。
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