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コロナ禍をチャンスに新事業を生み出した!株式会社RECEPTIONIST代表取締役CEO・橋本真里子氏にインタビュー

経営者に経営の本質に関わる“5つの問い”を投げかけ、成功の秘訣を紐解くのが本連載「成功を掴んだターニングポイント」。

今回は、株式会社RECEPTIONISTの代表取締役CEO・橋本真里子氏にお話を伺いました。

橋本氏は2016年に起業し、11年間勤め上げた“受付”の経験から画期的な受付システムを考案。起業から7年で年間200万人が利用するほどの成果をあげています。ビジネスのマネジメントや技術的な知識、さらに資金的なバックアップもなかったにも関わらず、このシステムをつくり上げたというから驚きです。

そんな株式会社RECEPTIONISTの創業から現在までの経営におけるターニングポイントや、最近のオフィス移転を行った経緯について、インタビュアーのもりみきさん(サムネイル画像、右)が取材しました。

<プロフィール>
株式会社RECEPTIONIST
橋本真里子
代表取締役CEO

2004年大学卒業後、上場企業5社以上で受付を経験し、のべ120万人を接客した受付のスペシャリスト。2016年に起業し、2017年にクラウド受付システム『RECEPTIONISTⓇ』をリリース。

Q1.起業されてからの転換期について教えてください

2019年頃からの新型コロナウイルス感染症の影響が一番大きかったと思います。流行初期には来客が急減し、受付の回数も約8割減少しました。しかし、弊社としてはネガティブに捉えることなく、その状況をポジティブにとらえて新しい事業を模索しました。

流行以前には、私たちはクラウド受付システム『RECEPTIONISTⓇ』や会議室予約システム『予約ルームズ』といったサービスを提供していました。そのサービスの一つに組み込まれていた“日程調整”の機能が、オンライン商談の日時調整に役立っていたことから、これを一つの新しいサービス『調整アポ』としてリリースしました。

このような取り組みにより、受付業務に依存しない事業の方向性を模索することができました。ちょうどその頃、アメリカで日程調整のツールが広まっており、その流れが日本にも来たこともあって、『調整アポ』は多くの企業に採用されました。

Q2.パーパス、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)について教えてください

「ビジネスパーソン全ての人が、誰もがエンゲージメントを高く働けるようにする」というのがミッションになります。創業してから少し経った頃、明確にこの思いを言語化するようになりました。

以前、受付の仕事をしていたとき、古い習慣が残っていることで非効率な仕事が多いと感じていました。その結果、本来注力すべき本質的な仕事に集中できない状況も……。

そして、この問題が受付だけでなく、さまざまなビジネスシーンにも存在しているのではないかと考え、非効率な作業を排除し、本質的な仕事に専念できるようなプロダクトの開発を目指しています。

このミッション・ビジョン・バリューへの共感は採用面でも重視していて、特に面接のときは、その方の考え方やスタンスと合うかどうかを見ています。また、月例会でミッション・ビジョン・バリューを社員と一緒に声を出して確認するなど、社員への浸透もはかっています。

Q3.組織づくりや採用において最も重視されていることはありますか

先程申し上げたように、採用時の面接では、候補者が企業文化や価値観に共感できるかどうかを特に重視しています。その確認の一環として、私たちのプロダクトが好きかどうかを必ず尋ねています。

どんな仲間と一緒に働くか、どんな会社で働くかは非常に大切ですが、社員の異動や退職などで変化は避けられないものです。逆に、私たちのクラウド受付サービスはチューニングがあるもののほとんど不変的で、わが社の根幹です。そのサービスへの愛や情熱を持てるかは、採用時に確認しています。

あとは組織づくりにおいては、フラットでオープンな組織になるように、役職で呼び合わない文化が浸透しています。私も社員から“代表”と呼ばれたことがないですし、好きなように呼んでもらっています。

Q4.オフィス移転のきっかけとその後の変化はありましたか

オフィス移転を考えたきっかけは、私たちの働き方が多様化したことが大きいです。前のオフィスは、コロナ禍以前の設計で、お客様や将来のユーザーを実際に招待してセミナーなどを行うスペースを持っていました。しかし、そのような活用は難しくなったことと、オンラインで実施する「ウェビナー」という手法も登場しました。オフィスの維持にはコストがかかるため、現在の働き方に合わせたオフィスへのリニューアルを決意し、移転しました。

新しいオフィスに移転し、前のオフィスよりもコンパクトになり、コミュニケーションがとりやすくなったと感じます。実際、従業員からも話しやすくなったとの声を聞いています。

足りない部分については、新しいオフィスへの移転から2か月しか経っていないので、まだ完全には把握していません。しかし、新しいオフィスの雰囲気や、前のオフィスと同様に多くの個室ブースがあることなどは、大部分のメンバーから好評を得ています。

Q5.成長していく企業の特徴はどのようなものだと思いますか

成長する企業の大きな特徴として、変化をポジティブに受け入れることが挙げられるでしょう。社会や経済の変動は避けられませんが、その変化をどのように捉えるかが重要です。変化をチャンスとしてポジティブに捉え、新しいチャレンジを試みる姿勢を、弊社も常に持っておきたいと思っています。

特に経営者の前向きな考え方をしていれば、それが会社の文化や従業員にも伝わっていくと思っています。そのような前向きな姿勢を持っている会社は、長く繁栄するのではないでしょうか。

***

橋本氏へのインタビューは、いかがでしたか? 株式会社RECEPTIONISTの柔軟性や変化に対する積極的な姿勢が、企業の成長の源泉であることが伺えます。コロナ禍をチャンスと捉え、新しい事業を生み出し、オフィス環境の最適化に取り組んだ事例は、参考になるはずです。

Interview/もりみき
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Writing&Photo/Takanobu Sasaki

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