部下のスマホいじりが止まらない!悩む上司必見、職場での対処法を解説
いまや日々の生活になくてはならない存在となったスマホ。朝、出社するときに財布を忘れても気づかないことがあっても、スマホを忘れると駅の改札で気づき、仕方なく家に取りに戻るという経験がある方も多いのではないでしょうか。
これほどまでに生活に密着していると、仕事中におけるスマホの扱いに悩むこともあるでしょう。皆さんの職場で、仕事中にスマホを操作している部下はいませんか?本記事では、部下が仕事中にスマホを操作している際の対処法についてご紹介します。
目次
そもそも仕事中にスマホをいじっていいの?
Biz Hitsが2021年、全国の働いている男女500人を対象に行った調査によると、「仕事中にスマホをさわることがある?」という質問に対して、「ある」と回答した人は全体の64.4%でした。この数字を見て、多いと感じますか?それとも少ないと感じますか?
また、興味深いのは「あまりない」「全くない」と回答した人々の声です。その理由として「オフィスへのスマホ持ち込みを禁止されている」「仕事中のスマホいじりは懲戒解雇になりうる」などが挙げられています。職務専念義務(就業時間中は職務に専念する義務)や情報漏えい防止を目的として、スマホの使用禁止がルールとして明文化されている職場があることがうかがえます。
【参考】【仕事中にスマホでしてしまうことランキング】男女500人アンケート調査/PRTIMES
仕事中のスマホいじりが増えている理由
あらためて仕事中のスマホいじりが増えている理由を考えると、スマホが生活に深く根付いているため、四六時中操作することが“通常”になっているからなのかもしれません。そのため、スマホを操作している理由を部下に問いただしても、こちらが納得するような特別な理由は出てこないでしょう。
「一息ついたときに無意識に見てしまう」「通知が来ると確認してしまう」など、日常生活においてあまりにも自然で無意識の行動となっていることが原因であると考えられます。
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仕事中のスマホいじり、どんな言い方で指摘するべき?
では、部下が仕事中にスマホをいじっていても、指摘しなくて良いのでしょうか? 職場によっては、私用か業務中なのか判断しにくい場合もあります。指摘すべきかどうか、また指摘する際の方法について紹介します。
職務規定や業務ルールがある場合
職務規定などでスマホ操作が禁止されている場合は、明確にNGです。基準がはっきりしているため、「ルールがあるのでダメ」という点を部下にはっきり伝えましょう。
職場の風土
明文化されたルールがない場合でも、スマホ操作が業務効率や生産性の低下、ミスの増加につながることがあります。これにより、職場全体のパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。このような理由を部下にはっきり伝えることが重要です。
スマホをいじる部下への注意の仕方
指摘する際に、「普通は~」といった一般論を押し付けるような言い方は避けましょう。上司自身の感じ方を伝えるときは、「この職場では、仕事中にスマホは取り出さないでほしいと、私は思っています」のように、「私」を主語にして伝えましょう。これは「I(アイ)メッセージ」と呼ばれる手法で、「私」を主語にすることで自分の主張をしっかりと伝えつつも、押し付けにならない言い方です。
また、指摘をする際には相手が受け入れやすいよう、全体に注意喚起を行ったり個別に呼び出して注意を行ったり、部下の個性にあわせてアプローチを変えるとよいでしょう。あまりにも業務パフォーマンスが低下している場合には、スマホ使用に関するルールを明確に定めることも有効です。
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まとめ
スマホは日常生活と密接に関わっているため、仕事中の取り扱いについては注意が必要です。業務パフォーマンスが低下する可能性があるため、頭ごなしに指摘するのではなく、個別に、かつ明確にダメなことを伝えましょう。指摘のしやすさは、職場で普段からコミュニケーションがしっかりと取れているかどうかにも関わってきます。スマホ操作を注意する際の言い方だけでなく、普段からのコミュニケーションを見直すきっかけとすることで、より良い職場環境を作る手助けになるでしょう。
*khunkornStudio,metamorworks,Just Life,siro46 / shutterstock
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