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オンライン面接

見落としていませんか?コロナ禍における採用活動の盲点

2020.09.25

採用活動は、会社説明会や面接など対面でのやりとりが大きな割合を占めます。新型コロナウイルスは企業に深刻な影響を与え、企業の採用活動は大きな制約を受けています。対面で会わずにオンライン面接のみで採用を決めることもあるようです。今回はコロナ渦における採用活動における盲点をお伝えします。

盲点1:会ってみたら「香水の匂いが強かった」

新型コロナウィルスへの対策として、“密を避ける”“接触をさける”などがあります。このため“会社説明会をオンラインで実施する”“採用面接をオンラインで実施する”というケースが多くなっています。実際に会ったことがない状態で応募者に内定を出すこともあります。そのような採用だと、応募者の次のような特徴が見抜けず、後で対処に困るケースがあります。

オンライン面接で見抜けない応募者の特徴:香水の匂い

書類選考も選考基準を満たし、オンライン面接でのやりとりも良好だったため、内定を出しました。後日実際に会ってみたところ、確認不足に気がつきました。内定を出した応募者は匂いの強い香水をつけていたのです。

オンライン採用だと匂いがわかりません。このため“使用している香水の匂いが強い”など応募者の匂いには気がつけません。お客様と直接会うことが少ない業種の場合はそれでも問題はないかもしれませんが、接客を伴う業種の場合、香水の好みはクレームにつながる可能性があるため、必ず確認しましょう。

確認の方法としては内定を出す前に実際に会うことが最も確実ですが、会社の方針などでオンライン面接のみで採用を決める場合、就業するときは「就業時は香水を禁止する」「会社の判断で匂いの弱い香水を変えてもらう」ことを伝えておきましょう。伝えることで実際に就業した際に、顧客から香水に関するクレームが出たときに「面接の際にもお伝えしましたが、当社では就業の際に香水の使用は禁止しています」と注意指導できます。また“自分は匂いの強い香水が好みだ”という自分で認識している応募者の場合、自分から内定を辞退して、採用におけるミスマッチを回避できます。

オンライン面接で見抜けない応募者の特徴:清潔感

オンライン面接だと、応募者の身なりを確認できる範囲が限られます。おそらく多くの場合、“テレビ電話の粗い解像度で上半身のみを確認する”ということになるでしょう。このため応募者の細かい部分、例えば“清潔感”を確認することが難しくなります。具体的には、会ってみたら、“手の爪が伸び放題だった”、“履いている靴がボロボロだった”ということがありえます。

例えば飲食店で調理スタッフを採用する場合、“手の爪が伸び放題”というのは致命的です。このような場合、面接の際に手をWebカメラに写してもらうなどのオンライン面接ならではの確認項目を追加するとよいでしょう。

業種や職種によって大切にしていることは変わると思いますが、オンライン面接だと見抜きにくい事項を事前に社内で出し合って、面接の質問事項に入れておきましょう。


盲点2:職場が汚く、入社当日に退職してしまった

盲点1においてオンライン面接では応募者の特徴を見抜きにくいということをお伝えしました。それは、逆に応募者から見れば、会社の特徴を見抜きにくいともいえます。オンライン面接で採用したAさんは入社初日に退職してしまいました。「なぜたった1日で退職してしまうのですか?」と尋ねたところ「自分の想像よりも職場が汚く、この職場ではやっていけないと思った」と言いました。

会社の採用面接は、その会社で行われるケースが多いでしょう。それなら面接に来た応募者は職場の雰囲気を肌で体感できます。このため“想像よりも職場が汚かった”という理由で早期退職してしまう確率は下がります。オンライン面接だとそのような職場の特徴がわからず、早期退職につながることがありえます。オンライン面接で見抜きにくい職場の特徴は次のようなものが考えられます。

・職場が汚かった
・喫煙者が多く職場がタバコ臭かった
・最寄り駅から会社まで遠く、通勤が大変だった

文字にすると大したことないと思うかもしれませんが、会社は定期的に通う場所なので小さなことでも、積み重なれば大きなストレスになりかねません。オンライン面接で採用を決める場合、ネガティブと相手にとられそうな情報があるなら、面接時に先に伝えて「弊社には○○という、人によっては気になりそうな点がありますが、やっていけそうですか?」と確認しましょう。ネガティブな側面を伝えることに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、伝えなかったことで早期退職されれば、採用にかけた手間やコストが無駄になってしまいます。

筆者の経験上、求人票に記載する会社情報は、実態よりも少し良さそうに記載する会社が珍しくありません。例えば「最寄り駅から会社まで徒歩で○分」という記載は、応募数を増やすために、実際の所要時間よりも少なめに書く会社があります。気持ちはわかりますが、オンライン面接という情報が限定された状況では、後で揉める原因になります。オンライン面接の場合、ネガティブな情報こそオープンにし、正確に伝えるようにしましょう。

今回はコロナ渦における採用活動の2つの盲点をお伝えしました。ぜひ参考してみてください。

 

*C-geo / PIXTA(ピクスタ)