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TOP > 記事一覧 > 総務・法務 > 本社機能をVR内へ!社内の英語使用禁止!そんな会社の経営者ってどんな人?【ロゼッタ・五石順一さんに訊く・前編】
インタビュー VR ロゼッタ 五石順一

本社機能をVR内へ!社内の英語使用禁止!そんな会社の経営者ってどんな人?【ロゼッタ・五石順一さんに訊く・前編】

AI(人工知能)翻訳を手がける企業、ロゼッタ。同社はコロナ禍のなかで、どこからでも出社できるオフィスを目指し2020年10月1日から本社機能をVR(仮想現実)内に移し、さらには勤務中に日本人社員が英語を話すことを禁止(外国人社員は日本語禁止)する、社内での英語禁止令を発令するなど注目を浴びています。

なぜ、斬新なアイデアを実行に移せるのか。ロゼッタを起業した経緯から、VRオフィスの利便性が実際にどうなのか、AI翻訳にかける想いまで、ロゼッタ経営者の五石順一さんにお話を伺いました。前後編でお送りします。まずは前編から。

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体は老人で頭は幼児、自称捻くれ者の経営者

五石さんが新卒で入ったのが駅前留学と銘打った英会話教室の『NOVA』でした。1期生として入社したころのNOVAは、当時はまだ誰も知らない、街の英会話教室。今でこそNOVAウサギというピンク色のキャラクターでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、あのキャラクターを作ったのも五石さんです。

「僕はロゼッタのCM監修も手がけていますが、NOVA在籍の頃からひねくれたCMを打っていました。形式的なものが大嫌いで、何事も面白くなければ意味がないと思っています。学生の頃から言われていたのが“体は老人で頭は幼稚園児”。普通の人がやらないことをやるのが好きなんです」

独立するなら真逆のことを

NOVAに入社してからの五石さんはオフィスの中に段ボールハウスを作り、寝泊まりしながら働きました。しかしながら、いくら努力しても会社からは特にボーナスもなく、報われず。悔しい思いをしたそうです。

「自分がもし会社を作った時にはその真逆をやろうと決めました。社員には全員に株を持たせて、成功したらみんなで億万長者になる。会社を作ろうと思った直接のきっかけはそれです。そのタイミングで僕が独立するなら応援をしてくれるという方に出会い、2004年にNOVAの翻訳事業を買い取りました」

しかし、英会話教室で出会った英会話講師たちは不良ばかりだったそう。日本人女性をナンパしに来たような外国人が、英語がネイティブだというだけで講師として仕事をし、能力もないのにちやほやされている。

英語を話せるだけで立派だという想いは、その講師たちを見ていたら無くなってきたと言います。

「自分がこれまで“英語を学びましょう”と訴える側にいただけに、本当にうんざりしました」

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英語を学ばなければならない理由に疑問

元々語学が好きだった五石さんは、中国語やフランス語にドイツ語など、多いときは8ヶ国語くらいを操れるマルチリンガルだったそう。

しかし、膨大な時間をかけて習得したにもかかわらず、使わないとすぐ忘れてしまいます。そして「そもそもなぜ英語を勉強しなければいけないのか?」と疑問を持ち始めるまでに。

「“もしかしてこれは全部機械でできるんじゃないか?”と思い至り、機械翻訳の事業を思いついたのが会社設立のもう1つの理由です」

独立後はリーマンショックもあり、順調には進まなかったと言います。ベンチャーキャピタルからは机を叩いて怒鳴られるなど、脅しのようなこともされたそうです。

「ベンチャーキャピタルは、お金を出す前は神様扱いしてくれる天使ですが、出した後は悪魔になります。よく、融資を受けた時点で祝っているのを見ますが、そのお金はお小遣いでも成功報酬でもないんだからそこからが地獄だぞ、と思いながら見ています。投資してもらって飛ぶ者もいるのでどっちもどっちな面もあるのですが」

かくいう五石さんも外部、内部合わせて投資したうちの15億円分ほどは苦い思いをしたと言います。痛い目にあったことで身についた、それを防ぐ方法は、約束したレベルに到達しなければお金は出さないなどの条件をつけること。

「騙すつもりの人は即金で欲しいので、ロックアップのように条件をつけることで本気の人だけが残るんです」

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VRオフィス化はコロナの影響

【インタビュー・前編】本社機能をVR内へ、社内の英語使用を禁止!「おもしろい」の気持ちをいちばんに。ロゼッタ・五石順一さん

出典: ロゼッタ

そんな経緯で創業されたロゼッタが、創業17年目の2020年10月1日、本社機能をVR空間に移行することに取り組み始めました。

本社機能をVRに移転する考えに至ったのは、新型コロナの影響で新宿のオフィスに100人いる社員のうち2〜3人しか出社しなくなったことだと言います。

家賃がもったいないことに加え、ほとんどの社員が出社しないなら東京にオフィスを構える必要がなくなりました。最初は沖縄にしようと考えたものの、出社する社員はみんな引っ越すのか、などあまり現実的ではありません。

「VRトリップという事業があるのですが、そのなかで社員たちと仕事の話になった時、“これはオフィスと一緒じゃないか”となり、調べたら世の中にVRオフィスというものが存在していたのです」

2020年末までは新宿オフィスも維持したまま、2021年からは完全にVR内に移転するという五石さん。後半の記事ではVRオフィス化したことのメリット、デメリットや周囲からの反応、翻訳事業についてお聞きしていきます。

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