発行済株式の過半数を所有している人が役員を兼ねているのであれば、支払い報酬額についてとやかく言うことができません。
極論すれば、相談者さんのご主人を役員から排除することもできるわけです。
株主総会で解任も可能でしょうし、再任もさせないこともできますから。
一生懸命やっている、会社への利益を叩き出しているというのは、何の意味ももちません。
で、その会長夫妻に支払う金額を下げたいということですが、これも、株主の権限事項ですから難しい。
考えかたとして、一つは税務署によるその報酬額の否認。例えば、勤務実態がないのに、その報酬が高過ぎるという場合。経費で落とせなくなります。
また、飲食代等を会社の経費で落としている場合には、その金額も所得に加算すべきことになると思います。所得税が多くなる。
後は、会社の経営が成り立たなくなれば本末転倒となるので、自らその報酬額の減額をする場合ですね。
役員の退職金も同様です。
> 奥様に、「会長がつくってきた人脈で今の仕事があるのよ」「お友達のご主人も現役引退したけど、売り上げの何%はもらってるのよ」「○○さんは私と同じような立場で月に50万ももらってるのよ」など、血縁関係でもないのに会社を継がせてもらったこと、会社の今までの利益1500万のうち、500万は完全引退するときに退職金としてとるが、あとの1000万を会社の運転資金として残すことがどんなに恵まれているのか恩に着せるようによくいわれます。
これはわざわざ言う必要はないですね。
株主として、このようにする、こうしたいだけで十分でしょう。
ともかく、会社の株式を所有している人は強いのです。
3~5年後に全株取得ということですが、例えば、相談者さんご夫婦が会社を辞めるとした場合、どのように考えるでしょうか?
「やりたい人はいくらでもいるので、どうぞ」となるか、「いや、辞めてもらっては困る」のどちらかでしょう。
今の会社の業績を維持して、70万円の役員報酬を得られているのは相談者さんご夫婦のおかげ…違う人にしたら、今の70万円の役員報酬支払いは維持できなくなるかもしれない…損得勘定も働くはずです。
交渉の余地もあるかもしれませんね。
> 会長夫妻には会社(従業員7人)を継がせる息子さんがおらず、主人が昨年8月から代表取締役社長をしております。私はその少し前から経理担当として入社しました。会社の役員は主人のほかは取締役会長と取締役の奥様の三人です。
> ご夫妻は70代後半で、社長交代の数年前からお二人とも実務はほぼされず、お給料はお二人あわせて月に100万ほどとっていたようです。会長になってからはお二人で月に70万とっています。(私と主人はがっちり働いて二人あわせて100万ほど)
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> いつまでお給料を払えばよいのでしょうか?
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> 奥様に、「会長がつくってきた人脈で今の仕事があるのよ」「お友達のご主人も現役引退したけど、売り上げの何%はもらってるのよ」「○○さんは私と同じような立場で月に50万ももらってるのよ」など、血縁関係でもないのに会社を継がせてもらったこと、会社の今までの利益1500万のうち、500万は完全引退するときに退職金としてとるが、あとの1000万を会社の運転資金として残すことがどんなに恵まれているのか恩に着せるようによくいわれます。
> 感謝はもちろんしておりますが、事務所でご飯をたべてテレビを見てお昼根しているだけの方にこんなにお給料を払うものなのか・・と疑問に思います。
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> 会社の株は、会長が7割、奥様が2割、主人が1割もっており、3~5年ですべての株を主人が買い取るつもりです。