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精鋭揃いにすれば仕事のできる人の集団ができる!

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シリーズ「コンピテンシーをレビューする!」

 <第368回>[(第26話)「精鋭揃いにすれば仕事のできる人の集団ができる!」]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「コンピテンシー
をレビューする!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介していきま
す。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいた
だきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.少数精鋭とは!
2.ニトリの多数精鋭化への取り組み!
3.クロネコヤマトの全員精鋭化への取り組み!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記

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規律もなく統一もなくただ集まって騒ぐさまを「烏合の衆」と言う。えり抜かれ
た強いものを「精鋭」と言う。「少数精鋭」とは、えり抜かれた少数の精鋭と言
うことになる。

どこの会社でも「烏合の衆」と「精鋭」が入り混じっているのが常ではないかと
思う。圧倒的に精鋭は少ないと思われるが皆さんの会社ではどうだろうか。

アサヒグループの荻田会長は「やる気のある2割の社員を抜擢して新しいことを
強力に推進する」と述べられていたのを思い出す。多くの場合「2:6:2の法
則」が成り立つことを荻田会長はよくご存知なわけだ。最初の2は、ひとこと言
えば10を知ってバリバリ実行して大きな成果を挙げてくれるグループだ。真ん
中の6は極普通の社員で、指示すればそれなりに仕事をするグループだ。後ろの
2はお荷物グループで、時にはやる気のある人の足も引っ張る。

最初の2のグループに新しいことをやらせれば前に進む確率は高くなるわけだ。
つまり「精鋭」の活用と言うことになる。

ニトリの似鳥社長は、少数精鋭ではグローバル時代を乗り切れないと考えており、
「多数精鋭」にしなければならないと考えている。

一方、クロネコヤマトでは人数が多いから烏合的人間ができてしまう。少数にす
ればどの職場も責任感が強くなるから「少数精鋭」になると考えている。

精鋭揃いであれば生産性は上がり、困難が伴う仕事も前に進むようになり、しか
もスピードが速くなる。

そこで今回は「精鋭揃いにすれば仕事のできる人の集団ができる!」と題して、
「精鋭揃いにする」ための幹部や上司のマネジメントについて解説する。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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少数精鋭でなく多数精鋭に改革していく。

                          似鳥昭雄

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【2】メルマガ本論

[(第26話)精鋭揃いにすれば仕事のできる人の集団ができる!]

1.少数精鋭とは!

前述したように多くの会社では「2:6:2の法則」が成り立つ。つまり精鋭と
思われる社員は2割そこそこしかいないのが一般的だ。だから「少数精鋭」と言
われる所以である。

しかし、私の推察ではあるが、サントリーのような「やってみなはれ風土」の根
付いている会社は「8:2:0の法則」なっており、官僚的な会社、例えば電力
会社などは「0:8:2の法則」かもしれない。会社によって比率は異なるわけ
だが圧倒的に多いのが「2:6:2の法則」の会社である。

特別な任務を担当する秘密警察、消防署のレスキュー隊や軍隊の諜報機関は全員
が精鋭でなければならないから人数こそ少ないが「全員精鋭」と言うことになる。
一般の組織や職場でも「全員精鋭」を実現すれば自ずと「多数精鋭」が実現でき
るかもしれない。


2.ニトリの多数精鋭化への取り組み!

ニトリでは、毎年百人規模でアメリカに研修旅行に派遣している。同業である家
具などの小売店はもちろんのこと、ウォルマートなどの世界的な小売業も見学す
る。ホテルに帰り、レポートを作成しなければならない。どうすればお客に感動
を与えることができるか。店舗のレイアウトはどうあるべきか。品揃えはどうす
べきかなどさまざまな視点で儲かるためのアイディアを盛り込まなければならな
い。レポートを提出しなければ次の見学には参加できなくなるからみんな必死だ。

社内提案制度も充実している。改善して提案するからみんな生き生きしている。

小集団活動(QCサークル活動)も盛んだ。大手自動車メーカーから品質管理の
プロを迎えて品質管理、信頼性管理にも力を入れている。品質管理は製品の品質
だけが対象ではない。仕事そのものの品質も充実させようと考え、管理手法や改
善手法を全員が身に付けるように全社を挙げて活動している。

似鳥社長は「賞を乱発せよ」と号令を掛けている。いいことをしたら何しろ賞を
あげて労をねぎらう作戦だ。このような活動が「多数精鋭化」への導火線になっ
ている。

今や、ニトリは「安かろう。悪かろう」ではなく、「お値段以上、ニトリ」にな
っている。


3.クロネコヤマトの全員精鋭化への取り組み!

平成23年8月、栃木県の二つの支店でクロネコメール便700通あまりが焼却され
たりシュレッターに掛けられて捨てられると言う前代未聞の事件が発生した。忙
しくて配達が遅れ、そのうち期限切れになった。それらのメール便の処置に困り
果てた上の犯行だったと言う。クロネコヤマトほどの一流企業でもこのような、
あってはならない事件が起こってしまう。この問題は内部告発で発覚したそうだ。

一般に、支店や営業所の人数は多い。自分一人ぐらいサボったり、不正を働いて
もばれないと思う輩は出てくるものだ。

クロネコでは、都市部などでは「エリアセンター制度」を導入している。エリア
センターでは、車ではなくリヤカーや自転車で集荷したり配達している。人数は
せいぜい7~8人の所帯だ。常時いるのは5~6人。サボっていれば何しろ目立
つ。一人ひとりが任務を遂行しなければエリアセンターは成り立たない。つまり、
責任感が湧いてくる。少人数にすれば全員が戦力だ。ということは少数にすれば
全員が精鋭にならざるを得なくなるわけだ。

宅急便生みの親である二代目小倉昌男氏は「顧客第一主義」と「全員経営」を掲
げ、今もされは受け継がれている。しかし、この理念を守らない支店長クラスも
出てくる。大人数組織の脆さなのである。



【3】今日のまとめ

1.「烏合の衆」を「精鋭揃い」にするには大変な努力が要ること。

2.ニトリでは研修、提案制度、小集団活動などを通じて勉強させ、「多数精鋭
  化」を図るべく努力していること。

3.クロネコヤマトでは「エリアセンター制度」で少数の組織をつくり、責任感
  を醸成して「全員精鋭化」を図っていること。

4.人数の多い組織では「烏合の衆」と「精鋭」が混在してしまいがちであるこ
  と。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



【4】編集後記

滋賀県に住宅建設販売を業としている「びわこホーム」という地元住民に愛され
ている会社がある。上田裕康社長は「スーパーマンのような営業マンは要らない。
全員でやっていくほうがいいと思ったから歩合給は止めることにした」と言って
おられた。歩合給を廃止したとき、歩合給で稼いでいた上位四人は辞めていった。

残った社員は「全員精鋭」となり、住宅着工戸数地元一番で高い業績を維持して
いると言う。「多数精鋭」、「全員精鋭」。とてもいいキーワードだと思う。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



次回に続く。

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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/

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