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どう尋ねますか?→「クレームに対応しておきました」

総務の森』コラムをご覧のみなさま


こんにちは! 合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。

プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/


本コラムでは、弊社Facebookページに公開した記事(2016年11月2
日投稿)の一部を改変してシェア差し上げます。 今回のタイトル
に興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てください。

<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
 なお、システム上、本コラムでご紹介できない『画像』などを含
 めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
 もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>


============================================================

■どう尋ねますか?→「クレームに対応しておきました」

小売業の現場で、「お客様がクレームを告げてこられた」という状
況です。

あなたの部下が現場に居合わせ、そのお客様がお帰りになってすぐ、
上司であるあなたに「クレームに対応しておきました」との報告が
ありました。

上司であるあなたは、部下にどういった質問を投げ掛けるでしょう
か?

まず、「クレームの内容」は、具体的にどんなことだったのか?を
尋ねる方は多いかもしれませんが、その後には、どんなことをお尋
ねになるでしょうか?

(数秒でも良いので、自分だったら?と考えてみてください)

いかがでしょう?

------------------------------------------------------------
(例1)「どういう対応をしたの?」(何を言ったの?何をしたの?)
------------------------------------------------------------

という質問を選ばれた方も多いのではないでしょうか?

(例1)は、「部下の言動・態度を管理しよう」(マニュアル通り
に対応できたか確認しよう)とする際に有効なアプローチです。

緊急時など、このアプローチが重要な場面も多くありますが、実は、
クレームをわざわざ教えにきてくださったお客様が、「マニュアル
で想定している平均的なお客様ではない」場合に問題が生じがちと
なります。

価値観が多様化している今、「マニュアル通りに対応しました…私
の責任はそこまでで、それ以上のことはわからないので、何を言わ
れても決められた説明を繰り返すだけに終始しました」では、納得
がいかないお客様も多いのではないでしょうか?

状況によっては、「マニュアル通りに対応できたか確認する」とい
うのは、(「グローバル・スタンダード」などといった表現で美化
されることもある)「画一性」を求める姿勢であり、「目の前のお
客様よりも、社内の決まり事を守るのが大事という『内向き論理』」
の現れの姿勢などと解釈されかねません。

では、他にどんな質問の投げ掛けがありうるのでしょうか?

------------------------------------------------------------
(例2)「そのお客様には、喜んで/納得して帰っていただけまし
たか?」
------------------------------------------------------------

これは、「どういった対応をしたか?」という「手法」自体よりも、
「お客様に、喜んで/納得して帰っていただくこと」が重要なのだ
という「価値判断基準」を伝える質問です。 …「『手法』は、望
ましい『結果』が得られるまで、『柔軟に変更』するのが良い」と
伝える質問です。

最初はマニュアル通りに対応するので良いのですが、お客様の反応
を見て(しっかり観察して)、不満や不安があるようだったら、
「お客様が本当に望まれていること」を丁寧に確認する対話を続け、
「○○します」「△△という形ではいかがでしょう」などと、お客
様への対応方法を、お客様とのやり取りを通して、その場で柔軟に
協創していく姿勢を求める質問となっています。

つまり、上司であるあなたが、いつもいつも「そのお客様には、喜
んで/納得して帰っていただけましたか?」と部下に尋ねていれば、
部下に「お客様に、喜んで/納得して帰っていただくことが、クレ
ーム対応の際には重要である」という価値判断基準を浸透させるこ
とになります。 これが「質問を用いた部下育成」の一例です。

(例1)の、どちらかと言えば「言動管理、画一性、内向き論理」
を重視する質問と、(例2)の、どちらかと言えば「お客様の多様
性、個別対応の重要性、外向き論理」を重視する質問の違いを感じ
取っていただけるでしょうか?

状況や相手との関係性などによって、(例1)を採用するのが良い
場合、(例2)を採用するのが良い場合、その他の質問の方がより
適切な場合があるということです。

「特定の場面で、特定の質問フレーズを言えばよい」という「質問
フレーズを記憶しよう」という姿勢では不適切な結果を招いてしま
うこともあるため、弊社では、今回ご紹介したような考え方をはじ
め、VUCAな状況(※)に適した対話力を身に付けるために役立つ、
「フレームワーク質問力」および「合同会社5W1H流コーチング
学習プログラム」を提供しています。

※VUCA
混沌として先が読めない状況。Volatility変動性, Uncertainty不
確実性, Complexity複雑さ, Ambiguity曖昧さ の頭字語がVUCA。

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いきなり、上記プログラムのすべてに参加されなくても、「フレー
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ム」モジュール1)の内容や質、雰囲氣を確かめてから、モジュー
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ことを検討されている方は、下記ページで、より詳細な内容につい
て確認なさってみてください。

●企業向けのコーチング研修
http://www.5w1h.co.jp/training/o/clp.html
…一度にすべてではなく、まずは、『ソリューション提案能力の向
上』や『人財育成』、『ダイバーシティ・マネジメント』などの効
果が見込める『協創対話』の基礎を成す、『フレームワーク質問力』
研修だけの導入といった形でもご利用可能です。 内容のカスタマ
イズ(例文の入れ替え、演習の工夫、分割実施、フォローアップの
やり方ほか)などについても、お氣軽にご相談ください。

(後略)

============================================================

冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。

●弊社Facebookページ投稿記事(2016年11月2日投稿)
 どう尋ねますか?→「クレームに対応しておきました」
 → http://ow.ly/oaBC305LsMN


以上、何か少しでも、『総務の森』コラムをご覧のみなさまのお役
に立てることがあれば幸いです。

お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!

               高野潤一郎@合同会社5W1H

P.S.1
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で、より詳細な内容について確認なさってみてください♪

●企業向けのコーチング研修
http://www.5w1h.co.jp/training/o/clp.html
…一度にすべてではなく、まずは、『ソリューション提案能力の向
上』や『人財育成』、『ダイバーシティ・マネジメント』などの効
果が見込める『協創対話』の基礎を成す、『フレームワーク質問力』
研修だけの導入といった形でもご利用可能です。 内容のカスタマ
イズ(例文の入れ替え、演習の工夫、分割実施、フォローアップの
やり方ほか)などについても、お氣軽にご相談ください。

●エグゼクティブ・コーチング
http://www.5w1h.co.jp/coaching/executive.html

●パーソナル・コーチング(ライフ・コーチング)
http://www.5w1h.co.jp/coaching/life.html

P.S.2
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。

●無料ニューズレター『QOL向上のヒント』の購読/解除
 http://www.5w1h.co.jp/newsletter.html
 (バックナンバーもご覧いただけます♪)

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  『期間限定公開のレポート』などが入手可能です♪)

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『持続的な自己刷新で、ユニークに生き抜こう!』

 ~「クリエイティブで粘り強い」人財・組織の育成を支援~

          合同会社5W1H 代表
          高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]

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