保険料で建設した年金福祉施設など、ムダ遣いが指摘された「年金福祉還元事業」の検証会議(座長、森田朗・東大公共政策大学院院長)は20日、各事業について「年金財政の厳しさを考慮せずに展開され、拡大を制御する仕組みが行政内部になかった」などと指摘した報告書をまとめ、尾辻秀久厚生労働相に提出した。今後保険料充当額など情報公開の徹底、数値目標を導入し事業の見直し基準を明確化することや、評価に関して保険料を負担する人の意見を聞く「恒常的な場」の設置を求めている。
保険料が年金給付以外に使われ、「ムダ遣い」を指摘された事業は▽13のグリーンピア(大規模年金保養基地)施設▽年金住宅融資▽
厚生年金会館など265の施設――の三つ。これまで
年金保険料から累計で約3.2兆円が投入されているが、昨年の年金改正法案審議の過程で批判が噴出し、原則全廃・売却が決まっている。
事業に投入した保険料を
厚生年金保険料率(年収の14.288%)に換算すると、昭和30~40年代は0.1%未満だったが、78年に0.107%となり、85年に0.38%とピークに達した。その後は0.2%未満で推移してきた。
報告書はこの点を踏まえ、「直ちに年金給付に影響を与えるものではない、との認識が厚労省、
社会保険庁内部にあったことは想像に難くない」と指摘。昭和50年代を、年金の給付削減が始まったにもかかわらず投入額が0.1%を超えたことで「潮目」と位置づけ、「潮目の変化を判断する仕組みがなく、厚労省と社保庁の意思疎通もなかった」と断じた。【吉田啓志】
(毎日新聞)
このような検証会議があったことも知らなかったのですが、これで実態が浮き彫りにされることを祈るばかりです。
以前に衆議院議員の方が書かれた、年金の無駄使いについて書かれた本を読んだのですが、正直唖然としてしまいました。分母の金額が多いためにパーセンテージにすると小さく感じるかもしれませんが、実数は恐ろしいものがあります。
兆という数字は大きいとは思われませんか?
保険料で建設した年金福祉施設など、ムダ遣いが指摘された「年金福祉還元事業」の検証会議(座長、森田朗・東大公共政策大学院院長)は20日、各事業について「年金財政の厳しさを考慮せずに展開され、拡大を制御する仕組みが行政内部になかった」などと指摘した報告書をまとめ、尾辻秀久厚生労働相に提出した。今後保険料充当額など情報公開の徹底、数値目標を導入し事業の見直し基準を明確化することや、評価に関して保険料を負担する人の意見を聞く「恒常的な場」の設置を求めている。
保険料が年金給付以外に使われ、「ムダ遣い」を指摘された事業は▽13のグリーンピア(大規模年金保養基地)施設▽年金住宅融資▽厚生年金会館など265の施設――の三つ。これまで年金保険料から累計で約3.2兆円が投入されているが、昨年の年金改正法案審議の過程で批判が噴出し、原則全廃・売却が決まっている。
事業に投入した保険料を厚生年金保険料率(年収の14.288%)に換算すると、昭和30~40年代は0.1%未満だったが、78年に0.107%となり、85年に0.38%とピークに達した。その後は0.2%未満で推移してきた。
報告書はこの点を踏まえ、「直ちに年金給付に影響を与えるものではない、との認識が厚労省、社会保険庁内部にあったことは想像に難くない」と指摘。昭和50年代を、年金の給付削減が始まったにもかかわらず投入額が0.1%を超えたことで「潮目」と位置づけ、「潮目の変化を判断する仕組みがなく、厚労省と社保庁の意思疎通もなかった」と断じた。【吉田啓志】
(毎日新聞)
このような検証会議があったことも知らなかったのですが、これで実態が浮き彫りにされることを祈るばかりです。
以前に衆議院議員の方が書かれた、年金の無駄使いについて書かれた本を読んだのですが、正直唖然としてしまいました。分母の金額が多いためにパーセンテージにすると小さく感じるかもしれませんが、実数は恐ろしいものがあります。
兆という数字は大きいとは思われませんか?