相談の広場
銀行からの借入金支払利息の計上について質問です。
前期まで、利息は口座引き落としがあった月に支払利息として計上をしていました。
前期期末直前に借り入れ条件の変更をした際に、契約書に「利息は先払い」の記載があった為、支払利息を前払い計上するようにしてしまいました。
ex.
引落日
1/31 支払利息(2/1~28分)
(2/28 変更手続き中の為、引落なし)
3/14 支払利息(3/1~31分)
3/31 前払費用(4/1~30分)
4/30 前払費用(5/1~31分)/ 3/31前払い計上分を振替
今期も引き続き前払い計上と振替を行っていましたが、つい最近、借り入れ条件変更前の契約書を確認した際に、以前から「利息は先払い」の契約であったことに気がつきました。
前期期末に私が計上方法を勝手に変えてしまった事になります。
来期以降も前払い計上・振替を行った方が良いのでしょうか?
今期決算で以前のような計上に戻した方が良いのでしょうか?(その場合、今期は13カ月分の利息計上になりますか?)
ご回答の程宜しくお願い致します。
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ふくよか さん こんにちは。
費用の計上時期には、その期間と事業年度を対応させるというのが原則となっています。
しかし、借入金で預金等の運用を伴わない通常の借入金利息は、継続した取引における
ものである場合は「短期の前払い費用の特例」を利用することができます。
1年以内にその期間が到来する借入金利息は支払った事業年度において損金とする事が
認められています。
原則でいいますと、その期間に対応させた損金処理が望ましいのですが、1年以内に到来
する期間の支払利息であれば、事務処理上は支払った時期の損金とする方法が手間が
かからず簡単であると言えます。
但し毎期、同様の処理をするのであれば良いのですが、事業年度毎に処理方法を異に
する事はあまり好ましくありません。
どちらを採用するかをきちんとルール決め、継続する事が大切だと思います。
参考に、短期の前払費用に関する国税庁のHPです。
国税庁 法人税基本通達 2-2-14 (短期の前払費用)
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/hojin/02/02_02_02.htm
国税庁 短期前払費用の取扱いについて
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/hojin/02/03.htm
No.5380 短期前払費用として損金算入ができる場合
http://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5380.htm
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> 銀行からの借入金支払利息の計上について質問です。
>
> 前期まで、利息は口座引き落としがあった月に支払利息として計上をしていました。
> 前期期末直前に借り入れ条件の変更をした際に、契約書に「利息は先払い」の記載があった為、支払利息を前払い計上するようにしてしまいました。
> ex.
> 引落日
> 1/31 支払利息(2/1~28分)
> (2/28 変更手続き中の為、引落なし)
> 3/14 支払利息(3/1~31分)
> 3/31 前払費用(4/1~30分)
> 4/30 前払費用(5/1~31分)/ 3/31前払い計上分を振替
>
> 今期も引き続き前払い計上と振替を行っていましたが、つい最近、借り入れ条件変更前の契約書を確認した際に、以前から「利息は先払い」の契約であったことに気がつきました。
> 前期期末に私が計上方法を勝手に変えてしまった事になります。
> 来期以降も前払い計上・振替を行った方が良いのでしょうか?
> 今期決算で以前のような計上に戻した方が良いのでしょうか?(その場合、今期は13カ月分の利息計上になりますか?)
>
> ご回答の程宜しくお願い致します。
ぱるざーさま
おはようございます。
ご回答下さり、ありがとうございます。
月次監査の際に税理士から指摘がなかったので問題ないと思っていましたが・・・やはり勝手な判断で処理してはだめですね。
税理士に確認してみようと思います。
分かりやすいご説明、ありがとうございました。
> ふくよか さん こんにちは。
>
> 費用の計上時期には、その期間と事業年度を対応させるというのが原則となっています。
> しかし、借入金で預金等の運用を伴わない通常の借入金利息は、継続した取引における
> ものである場合は「短期の前払い費用の特例」を利用することができます。
> 1年以内にその期間が到来する借入金利息は支払った事業年度において損金とする事が
> 認められています。
>
> 原則でいいますと、その期間に対応させた損金処理が望ましいのですが、1年以内に到来
> する期間の支払利息であれば、事務処理上は支払った時期の損金とする方法が手間が
> かからず簡単であると言えます。
> 但し毎期、同様の処理をするのであれば良いのですが、事業年度毎に処理方法を異に
> する事はあまり好ましくありません。
> どちらを採用するかをきちんとルール決め、継続する事が大切だと思います。
>
> 参考に、短期の前払費用に関する国税庁のHPです。
>
> 国税庁 法人税基本通達 2-2-14 (短期の前払費用)
> http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/hojin/02/02_02_02.htm
>
> 国税庁 短期前払費用の取扱いについて
> http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/hojin/02/03.htm
>
> No.5380 短期前払費用として損金算入ができる場合
> http://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5380.htm
>
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>
> > 銀行からの借入金支払利息の計上について質問です。
> >
> > 前期まで、利息は口座引き落としがあった月に支払利息として計上をしていました。
> > 前期期末直前に借り入れ条件の変更をした際に、契約書に「利息は先払い」の記載があった為、支払利息を前払い計上するようにしてしまいました。
> > ex.
> > 引落日
> > 1/31 支払利息(2/1~28分)
> > (2/28 変更手続き中の為、引落なし)
> > 3/14 支払利息(3/1~31分)
> > 3/31 前払費用(4/1~30分)
> > 4/30 前払費用(5/1~31分)/ 3/31前払い計上分を振替
> >
> > 今期も引き続き前払い計上と振替を行っていましたが、つい最近、借り入れ条件変更前の契約書を確認した際に、以前から「利息は先払い」の契約であったことに気がつきました。
> > 前期期末に私が計上方法を勝手に変えてしまった事になります。
> > 来期以降も前払い計上・振替を行った方が良いのでしょうか?
> > 今期決算で以前のような計上に戻した方が良いのでしょうか?(その場合、今期は13カ月分の利息計上になりますか?)
> >
> > ご回答の程宜しくお願い致します。
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