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経営者

組織拡大中!M&A DX代表取締役・牧田 彰俊氏が語る「成長期の組織づくりと今後のオフィス展望」

時代の最先端をひた走る経営者に、経営の本質に関わる“5つの問い”を投げかけ、成功の秘訣を紐解くのが本連載「成功を掴んだターニングポイント」。今回は、株式会社M&A DXの代表取締役・牧田 彰俊氏にお話を伺いました。

同社は2018年に創業し、M&Aに特化したコンサルティングサービスを提供している会社です。事業規模を拡大し、社員数を増加させている“成長期”のフェーズに入っているといいます。企業が成長していくタイミングで気をつけることは、どのようなポイントなのか。代表取締役の牧田氏に、経営の本質に直結する“5つの問い”を投げかけてみました。

<プロフィール>
株式会社M&A DX
代表取締役
牧田 彰俊

有限責任監査法人トーマツ入所、各種業種の法定監査、IPO支援に携わる。その後、ファイナンシャルアドバイザリーサービス部門にてM&A アドバイザリー業務・財務デューディリジェンス業務・企業価値評価業務等に従事。組織再編によりデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社に異動し、主に国内ミドルキャップ案件のM&Aアドバイザリーとして、豊富な成約実績を収める。2018年、これまで以上に柔軟に迅速に各種ニーズに応えるべく株式会社M&A DXを設立。2020年、新たな層の獲得のためYoutuber「M&A DX」としても活動中。

Q1.貴社の事業について教えてください

M&A業界ではほとんどの場合、一つの会社で5つ程度のサービスしかありませんが、弊社では合計で20ものサービスを提供しています。M&Aに始まり、事業承継・事業再生・スタートアップ支援・マーケティングなどにより、経営者の悩みをワンストップで解決することができます。経営者のライフプランや企業のステージに合わせて、さまざまなサービスを提供できるようにしているのが特徴です。

また、弊社は東京・大阪・名古屋・福岡に拠点があり、全国の経営者にサービスを提供することができます。それとともに、全国各地の金融機関や士業ともパイプがあるのも、強みの一つです。

Q2.創業から「組織づくり」における苦労はありましたか?

2018年に起業してから、毎日苦労しています(笑)。会社としていろんなターニングポイントはありましたけど、振り返ってみると「その苦労を乗り越えて今がある」と思っています。

ただ、起業後、数ヶ月でジョインしたNo.2の社員がいたのですが、その方が3年目で退職されたときは大変でした。まだ、社員数も少なかったので、会社の幹部が抜けると、組織としてはかなり痛手だったんです。そのときは、知人2人が幹部として入ってくれたので、なんとかなりましたが、起業時のメンバーが抜ける際は注意が必要だと思います。

Q3.組織づくりの工夫はありますか?

弊社は現在、社員数を増加させているフェーズです。社員をロールプレイングゲームでたとえると、全員がすべての能力に秀でた“勇者”である必要はないと思っています。魔法が使える“魔法使い”がいたり、回復に特化した“僧侶”がいたりすればいい。その人たちをうまく組み合わせて、組織としてのパフォーマンスを向上させて、会社の規模を大きくしていきたいと考えています。

そのため、採用においてはダイバーシティを意識していまして、いろいろな人材にきていただいて、“人種のるつぼ”と化して会社が伸びていくことを目指しています。そのため、学歴・資格・年齢・性別などは採用の条件としていません。何か一つに秀でた方に入社いただきたいです。たとえば、営業がめちゃくちゃ得意だけど数字やM&Aのことは知らない方や、営業は苦手だけど数字を扱うのは得意という方など、大歓迎です。

Q4.オフィス移転のきっかけとその後の変化は?

弊社は現在、東京・大阪・名古屋・福岡にオフィスがあります。本社は東京で、社員数が増えてきたことから、この大阪オフィスを2022年の4月にオープンしました。執行役員の清水淳史(上写真)が見つけてくれたオフィスです。清水がいうには「心斎橋駅に近いのでアクセスもいいですし、デザイナーズオフィスで内装もこだわっていることが決め手になった」とのこと。社員やクライアントからも好評です。

エレベーターから出てすぐ目に入る鷹のウォールアートは知人のディレクションのもと、あるアーティストに描いてもらいました。元々、鷹が好きなのもありますが「上を目指して成長していく・すばやく・鋭く」といった意味がこもっています。

席はフリーアドレスにしています。ただ、開放感のあるワンフロアは気に入っているのですが、執務室と休憩スペースは仕切りなどでセパレートしておけばよかったなと思っています。右脳と左脳で分けるようなイメージで、右脳が息抜きできるような「リラックススペース」、左脳が集中できる「執務スペース」といった感じです。これからオフィスを新設していく際にアップデートしていきたいです。

Q5.今後の展望について教えてください

今後5年から10年かけて、今の事業を順調にストレッチさせていきたいと思っています。また、今も20以上のサービスを展開していますが、さらに数を増やしていきます。たとえば、M&Aを行うとどうしても不動産の処分などの課題がでてきますので、不動産サービスも拡充させていきたいです。また、全国の経営者の方が、困ったら近場の弊社のオフィスに相談できることを目指しているので、各都道府県にオフィスが一つある状態を目指します。事業の拡大にともなって、現在約80名程度の社員がいますが、2024年12月には200名規模まで社員を増加させていきたいです。

***

今回は、創業から5年経過して、事業を大幅に拡大していくフェーズにある株式会社M&A DXの牧田氏にお話を伺いました。企業の成長を支える経営やオフィスづくりのポイントをぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

Interview&Photo/Takanobu Sasaki

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