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研究・調査報告

屋内型トランクルーム認知率64.0%・利用意向49.3%―“安心保管”への期待と用途に応じた使い分けニーズ【全国調査2026】

  • 最終更新日
    2026年08月17日 11:59
株式会社アンビシャス



近年、収納ニーズの多様化や住環境の変化を背景に屋内型トランクルームへの関心が高まっています。温度・湿度管理やセキュリティ面への安心感から、衣類や思い出品、コレクション等大切な荷物の保管先として注目されています。一方で料金等への不安もあり、用途に応じた使い分けへの関心も広がっています。
本レポートではアンケートをもとに、屋内型トランクルームの認知・利用意向・用途・重視点・今後の需要について分析します。
調査のポイント
- 屋内型トランクルーム認知率:64.0%
- 屋内型トランクルーム利用経験率:17.3%
- 屋内型トランクルーム利用意向層:49.3%
- 屋内型に興味がある人(屋内中心+使い分け):65.6%

屋内型トランクルームは認知率64.0%、利用経験率17.3%となり、屋外型と比べると認知・利用ともにまだ拡大の余地があることが分かりました。一方で、利用意向は49.3%、さらに「屋内型を中心に利用したい」と「用途ごとに使い分けたい」を合わせた“屋内型に興味がある層”は65.6%となり、潜在的な需要の高さがうかがえます。
特に、セキュリティや温度・湿度管理への期待が高く、衣類・寝具や思い出品、コレクション品など、大切なものを安心して保管する場所として評価されました。今後は、屋内型・屋外型それぞれの特長を生かした、用途に応じた収納サービスへの需要拡大が期待されます。
第一章:屋内型トランクルームの認知と利用経験
屋内型トランクルームの認知率は約6割、屋外型は約9割



トランクルームに関する認知度を調査したところ、トランクルーム全体の認知率は96.5%でした。種類別では、屋外型(コンテナ型)は89.3%、屋内型(ビル内)は64.0%となりました。屋外型は高い認知率となり、屋内型も約6割に認知が広がっています。

- 屋外型は約9割が認知:
屋外型(コンテナ型)の認知率は89.3%となりました。前回調査(91.3%)と近い水準で推移しており、代表的なトランクルームとして広く認知されていることがうかがえます。

- 屋内型は約6割が認知:
屋内型(ビル内)の認知率は64.0%となりました。前回調査(57.0%)より若干多く、ともに約6割が屋内型を認知していることが分かりました。

- 宅配型は認知が限定的:
宅配型(荷物の集荷・配送型)の認知率は21.3%となり、屋内型・屋外型と比べると認知は限定的でした。

- 認知の先には「用途で選ぶ」意識も:
屋外型の認知率は高い一方で、後続の設問では屋内型・屋外型それぞれに適した用途が評価されており、利用者が用途に応じて選び分ける意識もうかがえる結果となっています。

利用経験は約3人に1人、屋外型・屋内型はほぼ同水準



トランクルームの利用経験について調査したところ、全体では34.3%が利用経験ありと回答しました※1。屋外型・屋内型の利用経験はともに約2割となり、大きな差は見られませんでした。
- 利用経験は約3人に1人:
トランクルーム全体の利用経験は34.3%となりました。前回調査(31.3%)と近い結果となっており、本調査でも一定数の利用経験者が含まれていることが分かります。

- 屋外型・屋内型はほぼ同水準:
屋外型は19.8%、屋内型は17.3%となり、屋外型がやや上回る結果となりました。一方で、利用経験に大きな差は見られませんでした。

- 宅配型の利用経験は限定的:
宅配型は3.0%にとどまり、認知率と同様に利用経験もまだ少ない結果となりました。

- 利用経験は近くても、期待される役割には違いも:
屋外型・屋内型の利用経験は近い水準となりましたが、後続の設問では「適した用途」や「重視する点」に違いが見られました。利用者は収納する物に応じて、それぞれの特長を使い分けるイメージを持っていることがうかがえます。

※1 本調査はインターネット上で全国の回答者を募集して実施したものであり、トランクルームをテーマとしたアンケートであることを事前に告知しています。そのため、収納サービスへの関心が高い方や、トランクルームの利用経験者が回答しやすい構造となっている可能性があります。本調査のトランクルーム利用経験率は34.3%(400名中137名)となり、トランクルームの全国世帯普及率(約1%)と比較すると高い水準です。今回調査結果は全国の世帯普及率や利用率を示すものではなく、調査対象者の属性や回答傾向を反映した結果である点にご留意ください。また、本アンケートはインターネット調査であり、回答者には東京など都市部在住者や収納サービスに関心のある層が一定数含まれている可能性があるため、全国平均との単純比較には留意が必要です。
全国世帯普及率について:
https://www.syuno-pit.biz/example/trunkroom189.html
第二章:屋内型トランクルームの魅力と利用イメージ
屋内型は「安心感」と「保管品質」が高く評価



屋内型トランクルームの良い点としては、「セキュリティ面で安心感がある」と「空調管理がされている」が上位となりました。安心して保管できる環境への評価が高く、保管品質を重視する傾向がうかがえます。
- セキュリティ面での安心感が最多:
「セキュリティ面で安心感がある」は全国61.5%で最も高くなりました。防犯性や管理体制への期待が、屋内型の大きな魅力として認識されているようです。

- 空調管理も屋内型の主要な評価点:
「空調管理がされている」は54.8%となりました。温度・湿度への配慮が必要な荷物を保管しやすい点が、屋内型ならではの強みとして評価されています。

- 保管品質への信頼も一定数:
「大切な物を保管しやすい」(44.0%)、「衛生面が安心できる」(41.8%)、「長期保管に向いている」(41.0%)も4割前後となりました。自由記述でも、衣類・書類・思い出品などを安心して預けたいという声が見られました。

- 安心感と使いやすさの両立が課題:
自由記述では、屋内型に安心感を持つ一方で、料金の高さや搬入のしやすさ、契約内容・補償内容の分かりやすさを気にする声も見られました。安心して保管できる環境を評価しつつ、利用前の不安をどう解消するかも重要なポイントになりそうです。

衣類・寝具、長期保管、コレクション品で高い適性認識



屋内型トランクルームに適した用途としては、「衣類・寝具」が53.8%で最も高く、次いで「長期保管」「コレクション品」「思い出品」が続きました。保管環境に配慮したい荷物との相性が高く認識されています。
- 衣類・寝具が最多:
「衣類・寝具」は全国53.8%で最も高くなりました。空調管理や衛生面への期待から、湿気やにおい、劣化が気になる収納物に向いていると考えられているようです。

- 長期保管への適性も高い:
「長期保管」は48.8%となりました。自由記述でも、季節ものや思い出品などを長く安心して預けたいという声が見られ、保管品質への期待がうかがえます。

- コレクション品・思い出品も上位:
「コレクション品」は45.5%、「思い出品」は44.8%となりました。自宅に置ききれないものの、大切に保管したい荷物の預け先として屋内型が意識されています。

- 屋外型とは異なる用途イメージ:
前回の屋外型調査ではアウトドア用品やタイヤ・カー用品が上位でしたが、今回の屋内型では衣類・寝具、長期保管、思い出品などが上位となりました。保管する物に応じて、屋内型・屋外型を使い分ける意識が見られます。

屋内型は「料金」と「使い勝手」が課題点



屋内型トランクルームでは、「料金の高さ」が最大の懸念となりました。一方で、出し入れのしやすさや搬入性、スペースなど、利用時の利便性を気にする声も目立ちます。保管環境への安心感が評価される一方、コストや使い勝手が利用時の課題となっているようです。
- 「料金が高い」が突出:
全国73.0%で最多となり、甲信(87.5%)、東海(82.5%)、近畿(81.3%)、中国(81.0%)、四国(80.0%)では8割前後となりました。

- 出し入れや搬入性も重視:
「出し入れの自由度」は36.5%、「駐車場・搬入が不便」は33.3%。自由記述でも、車でのアクセスや搬入のしやすさを求める声が見られました。

- スペースや大型荷物への不安も:
「スペースが狭そう」は35.5%、「大型荷物を入れにくそう」は32.3%。収納物によっては広さや搬入性も施設選びのポイントとなりそうです。

- 屋外型との使い分けを意識:
前回調査では、屋外型で「価格の安さ」(75.5%)、「出し入れのしやすさ」(63.5%)、「スペースの広さ」(33.3%)が重視されました。今回の屋内型の利用で気になることの結果と対照的で、用途に応じた使い分けの適性がうかがえます。

大型・屋外で使うもの等は屋外型に



屋内型トランクルームではなく屋外型に預けたいと感じるものが何かについても調査しました。
屋外型トランクルームは、タイヤやアウトドア用品など、温度・湿度の影響を受けにくく、大型で出し入れしやすい荷物の保管先として支持されています。屋内型で懸念された料金や搬入性を補う用途として期待されているようです。
- アウトドア用品・タイヤ用品が上位:
「アウトドア用品」は全国64.8%、「タイヤ・カー用品」は64.0%となりました。屋外でも保管しやすく、季節ごとの入れ替えが必要な荷物との相性が評価されています。

- 一時保管やDIY用品にも適性:
「引越し時の一時保管」は38.3%、「工具・DIY用品」は36.8%となりました。出し入れのしやすさや広い収納スペースを活かした用途が支持されています。

- 大型荷物の保管先としても期待:
「家具・大型家電」は32.5%となりました。屋内型で懸念された搬入性やスペース不足を補う用途として認識されていることがうかがえます。

- 用途に応じた使い分けが定着:
思い出品や精密機器などは屋内型、大型用品や季節用品は屋外型というように、収納物に応じて使い分ける意識が広がっていることが分かりました。

第三章:屋内型トランクルームの利用意向と重視点
屋内型トランクルームの利用意向は約5割



屋内型トランクルームの利用意向は約5割でした。保管環境への安心感から、「利用してみたい」と感じる人が比較的多い結果となっています。
- 利用意向は約5割:
全国では「やや利用したい」が40.8%で最多となり、「とても利用したい」を含めた利用意向層は49.3%となりました。一方、「どちらともいえない」も30.0%となり、利用を具体的にイメージできていない層も一定数見られます。

- 首都圏では利用意向が高い:
首都圏全体の利用意向は57.8%、平均値(度数・低い方が利用意向が強い)は2.4で、全国平均(2.7)を上回りました。特に東京都では利用意向が65.4%となり、収納不足や住空間の有効活用ニーズが影響している可能性があります。

- 関東・近畿でも比較的高い傾向:
地域別では関東57.5%、近畿53.3%、北陸50.0%と利用意向が高めでした。一方、甲信(25.0%)や九州・沖縄(32.5%)では慎重な回答が多く、地域差もうかがえます。

- 用途や保管環境への評価が利用意向につながる:
前章および自由記述では衣類や思い出品、コレクション品など保管品質を重視する用途が多くの方に支持されており、屋外型よりも高い利用意向につながったと考えられます。

利用時に重視するのは「セキュリティ」と「自宅からの距離」



屋内型トランクルームでは、セキュリティや自宅からの距離が特に重視されました。前回調査で屋外型の不安として多く挙がった「セキュリティ」「温度・湿度管理」「衛生面」は、今回も重視項目の上位となっており、屋内型には安心して預けられる保管環境が期待されていることが分かります。
- 最も重視されるのはセキュリティ:
全国73.5%で最多となり、甲信(87.5%)、九州・沖縄(85.0%)で高い割合となりました。なお、四国では対象回答者全員(5人)が「セキュリティ」を重視すると回答しています。

- 自宅から近いことも重要:
「自宅からの距離」は67.8%、「価格」は64.8%となりました。安心感に加え、必要なときにすぐ利用できる利便性も重視されています。

- 保管環境への関心も高い:
「温度・湿度管理」は57.3%、「衛生面」は46.3%となりました。前回調査で屋外型への不安として挙がった項目と重なっており、屋内型には保管品質への期待が寄せられています。

第四章:用途別に使い分ける可能性
用途による使い分けをしたい人が約4割・「どちらか一方で十分」と拮抗



用途によって屋内型・屋外型を使い分けたいという回答は41.8%となり、「どちらか一方でよい」(44.0%)とほぼ同程度でした。利用者によって、用途別に使い分ける考え方と、1種類で十分と考える層に分かれる結果となっています。
- 「どちらか一方でよい」がわずかに上回る:
全国では「どちらか一方でよい」が44.0%、「用途ごとに使い分けたい」は41.8%と僅差でした。使い分けニーズはある一方、シンプルな利用を望む層も同程度存在しています。

- 東海・甲信では使い分け意向が高い:
甲信(62.5%)、四国(60.0%)、東海(56.1%)、北陸(50.0%)では、「用途ごとに使い分けたい」が比較的高い割合となりました。

- 用途に応じた選択肢が求められる:
屋内型は「セキュリティ」「温度・湿度管理」、屋外型は「価格」「出し入れのしやすさ」が評価されており、保管物や用途に応じて選択したいという意識がうかがえます。

理想のトランクルーム利用法は「屋内型中心」・用途に応じた使い分けも約3割



トランクルームの理想的な利用方法では、「屋内型を中心に利用したい」が35.3%で最多となりました。一方、「用途ごとに使い分けたい」も30.3%となり、屋内型を基本としながら用途に応じて屋外型も活用したいというニーズがうかがえます。
- 「屋内型中心」が最多:
全国35.3%で最も多く、「用途ごとに使い分けたい」(30.3%)を上回りました。「屋外型中心」は10.5%にとどまり、屋内型を軸とした利用意向が優勢となっています。

- 屋内型への関心は約3人に2人:
「屋内型中心」と「使い分けたい」を合わせた”屋内型に興味”は全国65.6%となりました。四国(80.0%)、九州・沖縄(70.0%)、東北(70.4%)では特に高い割合となっています。

- 使い分け意向は「理想像」として残る:
前設問では「用途ごとに使い分けたい」が41.8%でしたが、本設問では30.3%となりました。利用スタイルを具体的にイメージすると、用途別に使い分けるよりも「屋内型を中心に必要に応じて使う」という考え方へまとまる傾向が見られます。

第五章:今後の屋内型トランクルームの需要
屋内型トランクルームの需要は今後さらに高まるとの見方が過半数



今後の屋内型トランクルームの需要については、「非常にそう思う」「ややそう思う」を合わせて56.8%となり、過半数が今後の需要拡大を見込む結果となりました。前回調査の屋外型(45.3%)を上回っており、屋内型への期待の高さがうかがえます。
- 需要増を見込む声は約6割:
全国では「ややそう思う」が46.8%で最多となり、「非常にそう思う」を含めると56.8%が需要拡大を予測しました。一方、「(あまり・全く)そう思わない」は10.1%にとどまり、需要拡大を見込む声が優勢でした。

- 首都圏では期待がさらに高い:首都圏では「(非常に・やや)そう思う」が60.3%、東京都では69.3%となりました。平均値(度数・低いほど需要増を強く感じている)も首都圏2.3、東京都2.2と全国平均(2.4)を下回り、需要拡大への期待が高い結果となっています。

- 前回調査の屋外型を上回る結果に:前回調査では、屋外型の需要増を見込む回答は45.3%でしたが、今回は屋内型が56.8%となりました。セキュリティや温度・湿度管理へのニーズの高さが、屋内型の将来性への期待につながっていると考えられます。

調査結果を受けてのまとめ
今回は「屋内型トランクルームの利用意識と需要動向」について解説しました。
調査からは、屋内型トランクルームは「大切なものを安心して保管する収納」として認識されており、セキュリティや温度・湿度管理への期待が特に高いことが分かりました。一方で、価格や搬入のしやすさなどは利用時の課題として挙げられており、用途に応じて屋外型と使い分けたいというニーズも一定数見られました。今後は、安心できる保管環境を強みにしながら、利便性や価格とのバランスを高めたサービスへの期待がさらに高まっていくと考えられます。

【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2026年05月29日から05月29日までの1日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査

■会社概要
社名  :株式会社アンビシャス( https://www.ambitious8.biz/ ;)
所在地 :〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目3-5 リプロ南船場8F
代表者 :代表取締役会長 兼 社長 田中 正
資本金 :4,000万円
設立  :創業:平成17年10月28日、設立:平成18年7月25日
事業内容:トランクルーム投資「収納ピット」FC本部の運営
     運営サービス「収納ピット」(https://www.syuno-pit.biz/
     不動産コンサルティング業
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