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総務の給湯室

総務担当者同士の給湯室的空間!「みんなの会社ではどうしてる?」など・・・ご自由に!

経理事務はいらない

著者 chob さん

最終更新日:2010年10月19日 12:04

中小企業で経理事務を8年ほど一人で勤めています。

1年ほど前に社長が急逝のため、
営業の役職者が有無をいえず就いた形になったのですが、
少人数の従業員と共に何とか頑張っています。
しかし、不況もあり、少しでも間違えば危ない状態です。

そのこともあって、現社長は経営面のアドバイスを
やり手らしい知人の方々にうかがっているようなのですが、
その方に「経理事務の正社員はいらない」「外注にしろ」など言われているようです。
また、現金管理や送金業務も私が行っているのですが、
「中小企業だとそのような仕事は身内がやっている」
「身内でもない女性事務員が行っているのは体裁が悪い。疑問視される」
「身内でなければ経理部長など男性がやるべき」
など言われているようで、それらのことを私に伝えてきました。

また、これから経理関係の業務は税理士を通じてしか伝えないといわれ、
このことは言葉どおり税理士を通じて私に伝えられました。

他の企業で働いたことがないのでわかりませんが、
普通の中小企業とはやはり経理事務は外注だったり身内が当たり前なのでしょうか。
外注になった場合、元々いた経理事務員はどうなるのでしょうか。
ここまで言われるということは、辞めろと言われているようなものなのでしょうか。

数年前なら別の職場も検討できますが、
現在の不況や年齢的なことを考えるとふんぎりがつきません。
また、信用されていないようなことを言われ、
8年積み重ねてきたものは何だったんだろうと悲しくなってきました。

今後私はどのようにすればいいのでしょうか。
何か打破できる考えや知識、行動などアドバイスをいただけたらと思います。
また、一般的な中小企業の経理事務についても教えていただけたらと思います。
現金や送金業務は身内や男性の経理部長が一般的ということもうなずけるので…。

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Re: 経理事務はいらない

著者 ひであき33 さん

最終更新日:2010年10月19日 13:01

社員に限らず会社に限らず、世の中すべての人は、財かサービスをお客様に提供し、その報酬としてお金を頂戴し、そのお金により生活をしています。

世の中は常に変化します。
ということはお客様のニーズも常に変化します。
つまり、お客様に認めていただける財やサービスの内容も刻々変化するということです。
それは自分の立場をさしはさむ余地はありません。
これが世の中の法則です。

さて、
社員にとってお客様は会社です。

その会社が、経理業務の圧縮を考えている場合、
経理事務員の経理としての業務はなくなるものとお考えください。

ここであなたには、選択肢が3つあります。

1 会社の求める、経理業務以外のサービスを自分が提供する
2 自分が提供する経理業務のサービスを必要とする、他の会社を探す
3 経理業務のサービスの提供を封印してまったく新しいことを考える

1の場合は、配転に応じる、と言うことが典型です。
あるいは兼務で他の仕事を行うなど。

2の場合は、転職です。
あるいはアウトソーシング受託の独立開業。

3の場合は、経理にこだわらずに白紙に戻してゼロベースで考え直すということです。




1、2、3、どの道を進むのかの自由があなたには与えられています。
どの道を進もうとも自由ですが、
進む道によって、磨き上げるべき自分のスキルの内容がまったく違ってきます。

1の場合は、社内の何でも屋系。広く浅くを基本に技能を修得しながら、これと言うものに出会ったときにそれを深めていくというやり方です。

2の場合は今の業務を深彫りします。

3の場合は、自分の人生のたな卸しからやり直すことになります。



目の前の仕事がなくなるということで衝撃を受けられていると思いますが、自己憐憫(=ああ自分はかわいそうだと考えること)をしている暇はありません。

そもそも、こんなことはよくある話で
倒産も含め、珍しい話ではありません。

また、大きな幸運は、不幸の装いをして目の前に現れるということも覚えておいてください。
成功した人の過去を見ると、必ず成功にいたるターニングポイントがあります。事件です。

それは当時のその人にとっては予想外の、とんでもない事態です。不幸な出来事です。

でも、そこを乗り越えることで、大きな道が開けるのです。

今回の件が、
あなたの人生にとって大きな幸せと成功の前触れであることを祈念しています。

Re: 経理事務はいらない

著者 HOF さん

最終更新日:2010年10月19日 13:21

> 中小企業で経理事務を8年ほど一人で勤めています。
>
> 1年ほど前に社長が急逝のため、
> 営業の役職者が有無をいえず就いた形になったのですが、
> 少人数の従業員と共に何とか頑張っています。
> しかし、不況もあり、少しでも間違えば危ない状態です。
>
> そのこともあって、現社長は経営面のアドバイスを
> やり手らしい知人の方々にうかがっているようなのですが、
> その方に「経理事務の正社員はいらない」「外注にしろ」など言われているようです。
> また、現金管理や送金業務も私が行っているのですが、
> 「中小企業だとそのような仕事は身内がやっている」
> 「身内でもない女性事務員が行っているのは体裁が悪い。疑問視される」
> 「身内でなければ経理部長など男性がやるべき」
> など言われているようで、それらのことを私に伝えてきました。
>
> また、これから経理関係の業務は税理士を通じてしか伝えないといわれ、
> このことは言葉どおり税理士を通じて私に伝えられました。
>
> 他の企業で働いたことがないのでわかりませんが、
> 普通の中小企業とはやはり経理事務は外注だったり身内が当たり前なのでしょうか。
> 外注になった場合、元々いた経理事務員はどうなるのでしょうか。
> ここまで言われるということは、辞めろと言われているようなものなのでしょうか。
>
> 数年前なら別の職場も検討できますが、
> 現在の不況や年齢的なことを考えるとふんぎりがつきません。
> また、信用されていないようなことを言われ、
> 8年積み重ねてきたものは何だったんだろうと悲しくなってきました。
>
> 今後私はどのようにすればいいのでしょうか。
> 何か打破できる考えや知識、行動などアドバイスをいただけたらと思います。
> また、一般的な中小企業の経理事務についても教えていただけたらと思います。
> 現金や送金業務は身内や男性の経理部長が一般的ということもうなずけるので…。

心中お察しいたします。

原因は、まったく現在の企業リスクがわからない「やり手」の助言者と、それを信じる「愚か」な経営者ということだと思います。「男性に」と言っている時点で「やり手」でも何でもないと想像できます。

会社法の改正で様々な慣習が見直されることになりました。
企業の社会責任やコーポレートガバナンスも同じです。

会社は株主や経営陣だけのものではなく従業員や地域社会にとっての存在意義も問われて久しいです。

世襲経営者や親族経営のデメリットが、メリットを上回るのも常識化しつつあります。(一部を除き)

そのような状況下で、一般的に経理は親族に任せるより、それなりのスキルや順法精神の適任者に任せるのが良いとなっています。よって、小規模の企業の場合、専門的会社に外注という理屈が生まれます。親族に任せるのはその論理と矛盾します。
外注も詳細なマニュアル化は、親族のみならず感情や慣習を排除して、厳密に業務を行う手段ではあります。温情やモチベーション維持など別の世界になります。
間違いは少なくなりますが、業績や功績にこたえるより、ルールを守ることが最優先の会社になります。

従業員を育成し、配置してゆくやり方は、企業風土や従業員会社相互の気持ちや期待にこたえようと努力する会社になる可能性があります。出来ることに限りはありますが。

先ず原因である2人に、考えを変えてもらうなり、「やり手」を排除する必要がありますが、具体的な被害や損害が出ていない(助言のように実施されていない)訳ですから、聞く耳は持たない様な気がします。

「男性でないと」は男女同権という憲法違反でありセクハラですが、訴えを起こしても、理解・改善されないと、貴方がいずらくなります。

「やり手」ではなく「まともな」経営コンサルタントに相談すれば、費用がかかります(だから責任もって相談に乗ってくれるのですが)。

転職の準備や可能性を探りながら、不当な処遇に耐えながら、社内協力者を探して、「やりて」を排除する環境を作ってゆくくらいしか思いつきません。ごめんなさい。

Re: 経理事務はいらない

著者 T.O さん

最終更新日:2010年10月19日 14:17

chob様

こんにちは。

とんでもない話ですね。
お問い合わせの項目について、ひとつひとつお答えします。

>その方に「経理事務の正社員はいらない」「外注にしろ」など言われているようです。

「正社員はいらない」という表現には賛同できませんが、事務のアウトソーシング自体はよくある話ですね。

> 「中小企業だとそのような仕事は身内がやっている」
身内が行なう場合もあれば、他人(社員)が行なう場合もあります。

> 「身内でもない女性事務員が行っているのは体裁が悪い。疑問視される」
なぜ体裁が悪いのか、理解できないですね。
敢えて言えば、身内だけで行なうより、「社員を雇っている」方が格好がつくように思うのですが・・・

> 「身内でなければ経理部長など男性がやるべき」
「ある程度以上の役職者がやるべき」というなら、まだわかりますが「男性」と限定しているところに、この「知人」の見識のなさが表われてますね。
HOFさんも書かれていますが、とても「やり手」だとは思えないです。

> また、これから経理関係の業務は税理士を通じてしか伝えないといわれ
本来、業務に関する指示や連絡は、指揮命令権者である上司が行なうべきで、外部の税理士が行なうことは労務管理上好ましいものではありません。

さて、今後どうすべきかですが、今の状況で解雇を通告されても、解雇権の濫用として争うことは充分可能です。
業績の悪化に伴って整理解雇(指名解雇)を行なう場合、人員削減の必要性、解雇回避努力の有無、指名解雇者選定の妥当性、指名解雇手続きの合理性、という要素を総合的に検討して、整理解雇の有効・無効が判断されます。
chobさんの書き込みを拝見する限り、会社側に解雇の合理性はありません。
ただ、「少しでも間違えば危ない状態」で、かつ見識のない経営者がいるような会社に、そこまで頑張って居座る価値があるかというと、とても疑問です。

まずは、上記のような解雇に関する法律知識や判例等を、インターネット等で調べてみてください。
ある程度の理論武装をしておいて、会社側から解雇の通告があった場合、会社側が解雇権を濫用していることを少しずつ仄めかしながら、少しでも有利な退職条件が勝ち取れるよう交渉してみてください。
(退職金制度があるなら満額+αを要求するとか、ないのなら解決金の支払を要望するとか)
このあたりの駆け引きは、言葉や文章で説明できるものではありませんが・・・

また、並行して、より良い転職先を探すことも重要です。

長々と書いたわりには、あまり的確なお答えになっていないかもわかりませんが、少しでも参考になれば幸いです。

Re: 経理事務はいらない

著者 茶白ニャンコ さん

最終更新日:2010年10月19日 19:35

こんばんは。茶白ニャンコと申します。

私は業務で中小零細企業の事務所を訪問してお話を聞くような仕事をしていました。500件以上お邪魔したと思います。

その経験から言うと、新社長や「やり手」さんが「他所ではこうだと」言う例は、全くそのとりではありません。そいうところもあるということでしかありません。項目一つ一つについては、先にT.Oさんが回答されている内容と私も同じです。
あちらもそれが正しいと思って言っているのではなく、間違っているのは百も承知で、唯の「理由」にしているのかもしれません。悲しいけど。


今、とってもお辛いでしょうね。

彼らの言動や行動は、間接部門をなくしたいのだ、経理にはやめてもらいたいのだと受け取れます。
あなたが自分から「やめます」と言うまで、おそらく不快なことが続くと思います。自分から言ってもらいたいのでしょう。
あなたをガッカリさせるような言動は彼らの「本心」というよりは、ただの言葉の「いやがらせ攻撃」です。
混乱したあなたの心は傷つきますが、「がんばった8年」や「積み上げた信用」はなくなりまはしませんしビクともしません。堂々としてください。(亡くなった社長はおわかりのはず。)

私でしたら、「仲間」がいるかどうかで判断します。
同情してくれるとか、応援の言葉だけでもかけてくれるとか、その少人数の従業員さんの中にいませんか(待ってないで接触してみれば?)
いらっしゃれば、たとえ最後は退職するにせよ、もう少し考えてみる。意地悪攻撃はやめてもらうように交渉や抵抗を考えます。退職の条件闘争などなども。
もし全くの知らんぷりや、みんながニヤニヤしてるだけでしたら、見切りをつけて辞めさせてもらいます。心配しないで新しい出発を決意します。

あなたの環境や細かい事情を知らないで書いていますのでそこは差し引いて読んで下さいね。

Re: 経理事務はいらない

著者 chob さん

最終更新日:2010年10月20日 00:38

削除されました

Re: 経理事務はいらない

著者 chob さん

最終更新日:2010年10月20日 00:42

※0:38投稿のものを間違えて削除してしまい、見苦しくなってしまい申し訳ありません。

返信くださった皆様、ありがとうございます。

数名の方からご指摘のあった「やり手」の方々についてですが、あくまでも現社長がそう言っているだけでどのような職種の方かは不明です。
また、後出しになってしまいますが、現社長は自分の言いたいことを「○○さんがあなたについて△△と言ってた」と他人を引き出すことがよくあります。(○○さんがそう言っていないのに言ったとする嘘も多々あります)
よって、今回のアドバイス的なことも、現社長がそう思っているだけで、「やり手」さんが本当におっしゃったかどうか確信できません。
そうなると、私を辞めさせたいという意図がより伝わってくるので、状況としてはひどくなるのですが…。


> ひであき33様
解雇が実現しそうになった場合の選択肢など提案して下さりありがとうございます。
経理事務の仕事自体は楽しいですし自分に合っているので他職種への道は考えていませんが、行き詰るようでしたら勇気を出して新しい道も考えてみたいと思います。

> HOF様
会社のあり方についての考えなどお教え下さりありがとうございます。
親族経営などが一般的というわけではないのがわかっただけでも安心しました。(他の会社もそうだとすればこの先の希望が持てないので…)
ですが、前述の通り、知り合いらしい「やり手」の方々の素性がよくわからないので、結局は現社長の考え次第になると思います。
知り合いじゃなく客観的にアドバイスくださる経営コンサルタントの意見もうかがってもらいたいものです…。
不況を乗り切るために根本的なことから変えていきたいようなので、経理事務も一新したいのかもしれません…。
そう考えると、ますます辞めさせられる方向にいくような気がします。
厳しいですが、転職についても考えていこうと思います。

> 茶白ニャンコ様
お仕事の経験上からの想定やアドバイス等ありがとうございます。
おっしゃっていることがどれも的確でさすがです。
> 間違っているのは百も承知で、唯の「理由」にしているのかもしれません
> あなたが自分から「やめます」と言うまで、おそらく不快なことが続くと思います。自分から言ってもらいたいのでしょう
この辺りはまさしくその通りだと思われます…。
「仲間」についてですが、ほぼ全員が現社長派で、普段から私とは関わりないので話すことすら難しいです。
話せそうな先輩が一人いますが、他の方と溶け込んでいて仕事も上手くいっているようですし、私に同調してくれるかどうかはわかりません。ですが、8年一緒にやってきましたし、話だけでも聞いてもらう価値はあるかと思います。それでだめなら見切りをつけるしかありませんね…。
> 混乱したあなたの心は傷つきますが、「がんばった8年」や「積み上げた信用」はなくなりまはしませんしビクともしません。
> 堂々としてください。(亡くなった社長はおわかりのはず。)
温かいお言葉ありがとうございます。泣きました。前向きに頑張ります。

> T.O様
疑問点について一つ一つ丁寧にお答え下さりありがとうございます。
「体裁」「男性の経理部長」などについては、銀行の担当者も言っていたということでしたが本当かどうか…。
お互い同じ事務所にいるのに、来るのが週に1~2回という税理士を通じて業務の指示や連絡を受けるというのもよくわからなかったのですが、他の方から見てもおかしいと思われたようですね…。
効率が悪いとすぐに気付いて下さるといいのですが…。
解雇に関しては争うつもりはないです。
納得はいきませんがやはり今までお世話になったので、辞めるときは潔く辞めたいです。
この職場に居座る価値はおっしゃる通りありません…が、辞めた後のリスクを考えると今のままでしがみついた方がいいかもと思ってしまいます。(一人暮らしなので生活費の心配が…)
ですが、よりよい転職先を探すことは始めていこうと思います。もっと視野を広げていきたいです

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