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背景技術、課題、手段、効果について(3)

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平成23年3月23日

『役に立つ特許実務者マニュアル』
  -背景技術、課題、手段、効果について(3)-
                            第29号
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 本メールマガジンは、

 弁理士である著者が、特許の実務に携わっている方を対象に、
 (主に化学系について)特許の実務を進める上で役立つ情報、
 日常の業務の中で得た考え方やノウハウを公開するものです。

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■この度の東日本大地震に被災された方に、心よりお見舞い
 申し上げます。被災された地域が一刻も早く復旧されます
 ことをお祈り申し上げます。

 本メールマガジンですが、先週は休刊とさせていただきました。

 このような非常事態にメールマガジンを発行することは
 非常識だとのお叱りのご意見もあるかもしれませんが

 義捐金や節電だけでなく、被災していない人達がこれまで
 以上にしっかりと仕事をして納税という形で国を支えることが、
 被災した方への支援になると考え、

 今週から、通常通り発行させていただきます。

 
■前回は、明細書の「背景技術」、「発明が解決しようとする課題」、
 「課題を解決するための手段」、「発明の効果」の4つの欄は、

 起承転結の関係にあるとのお話をさせていただきました。

 実は、これらの欄を記載するにあたって、もう一つ、
 おさえておくべき事項があります。

 それは、本願発明を従来技術と比較した場合に、

 本願発明が新規性・進歩性を有していることがわかるような
 記載となっていることです。


■つまり、

 本願発明の構成要素のうち、少なくとも1つは、
 背景技術の欄に記載された先行技術には存在しないものであり、

 さらに、その背景技術には存在しなかった構成要素がある
 ことにより、本願発明が背景技術と比べて優れた効果を
 有することが、

 これらの欄に記載されていれば良いと
 考えていただければと思います。


■例えば、

 背景技術に「粒子A及び成分Bからなる組成物」が記載
 されており、

 本願発明の請求項が、「表面処理剤Cにより表面処理した
 粒子A及び成分Bからなる組成物」であるような場合を
 考えてみます。 


■この場合、背景技術の欄等は、以下のように記載されます。

 「背景技術」
 特許文献1では、粒子A及び成分Bからなる組成物は
 開示されているが、組成物から得られる成形体の強度は
 十分なものではなかった。

 「解決しようとする課題」
 本発明は、十分な強度を有する成形体を得ることができる
 組成物を提供することを目的とする。

 「課題を解決するための手段」
 粒子Aの表面を表面処理剤Cで表面処理することで、
 高い強度を有する成形体が得られることを見出すに至った。 

 「発明の効果」
 本発明にかかる組成物によれば、高い強度を有する成形体
 を得ることができる。


■このように、明細書内に、先行技術文献との相違点が何であり、
 その相違点に基づく効果が何であるかについての記載が
 あることで、

 先行技術文献に対する特許性を主張できる準備が整った
 明細書となります。



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<小冊子のご案内>

■弊所発行の小冊子「発明者、特許担当者のための化学系
 特許明細書の作成のポイント」ですが、
 
 300名以上の方にお申込みをいただきました。

 お申込みいただきました皆様、ありがとうございました!

 未だ、お申込みをされていない方は、是非、お申込ください。

 http://www.lhpat.com/leaflet3.html


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<ご意見、ご感想>

■メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は
 いかがでしたでしょうか。
 
 すべてにご返信はできないかもしれませんが、下記のアドレス
 宛てに、ご意見、ご感想等いただけましたら、幸いです。
 
 問い合わせ先:mail@lhpat.com
          注:@は「@」に変換して、ご送信下さい。
 
 また、このような話題を取り上げてほしい等のご要望があり
 ましたら、可能な範囲で対応したいと思っております。


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<お願い>

■メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は、
 著作権により保護されています。

 また、メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は、
 私個人の特許に対する考え方やノウハウをお伝えするものであり、

 ご紹介する内容のすべてが絶対的に正しいとは、考えておりません
 ので、その点について、予めご了承いただき、お読みください。


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<ご相談>

■ご相談をご希望の方は、60分20,000円より承ります。
 件名に「相談希望」とご明記の上、下記のアドレス宛てにご連絡
 ください。2営業日以内に、担当者よりご連絡をさせていただきます。 

 問い合わせ先:mail@lhpat.com
          注:@は「@」に変換して、ご送信下さい。


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 発行元:ライトハウス国際特許事務所 田村良介

 問い合わせ先:mail@lhpat.com
          注:@は「@」に変換して、ご送信下さい。  

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