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カテゴリ
最終更新日
2011年03月27日 08:19
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著作者
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ポイント
【元の木阿弥】
・四十で若死にした者にとって、死んでも死に切れない思いはあると思います。彼は事故死です。一説には自殺とも言われています。・彼は何度も睡眠薬を飲みすぎて、家族から通報され、一命を助けられていました。しかし、その夜は別でした。家族は気づかないのか、気づいていても故意に知らぬ顔をしたのか今になっては、検証する術もありません。・彼はあっけなく死にました。発見されたのは早朝だったと聞いています。家族だけの密葬のような寂しい葬式でした。
・彼のことは、Mというメーカーの整髪料を使う度に思い出します。彼はMの溌剌営業マンでした。極寒の朝もコートなしの背広姿で駆け回っていました。二十歳の頃の話です。・何がどう狂ったのか、彼は家族から精神病院へ二十年間も入れられます。出てきたときは四十になっていました。退院後はおとなしかったものの、元の木阿弥になりました。
元の木阿弥
atc-128138
column:column_misc:column_coaching
2011-03-27
【元の木阿弥】
・四十で若死にした者にとって、死んでも死に切れない思いはあると思います。彼は事故死です。一説には自殺とも言われています。・彼は何度も睡眠薬を飲みすぎて、家族から通報され、一命を助けられていました。しかし、その夜は別でした。家族は気づかないのか、気づいていても故意に知らぬ顔をしたのか今になっては、検証する術もありません。・彼はあっけなく死にました。発見されたのは早朝だったと聞いています。家族だけの密葬のような寂しい葬式でした。
・彼のことは、Mというメーカーの整髪料を使う度に思い出します。彼はMの溌剌営業マンでした。極寒の朝もコートなしの背広姿で駆け回っていました。二十歳の頃の話です。・何がどう狂ったのか、彼は家族から精神病院へ二十年間も入れられます。出てきたときは四十になっていました。退院後はおとなしかったものの、元の木阿弥になりました。