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インフレ転換~これからの賃金政策は?Part1

安倍総理が経済3団体トップとの会談で、賃上げを要請しました。

以前(といってもだいぶ前)、やはり春闘の時期に政府が、産業界は賃上げをして消費を喚起し、景気拡大につなげるべしという「口先介入」を行いました。
そのときを思い起こします。

ただ、政府がインフレターゲットを明確に打ちだしている点が、そのときと異なります。

1980年代までは、賃上げといえばベアベース・アップ)+定昇(定期昇給)を指していました。
ベアは物価上昇分と生活向上分に対応させるという位置づけ。
当然、インフレが前提です。

その後、状況は大きく変わりました。

経済がデフレになり、ベアという言葉は聞かれなくなりました。

また、年功序列賃金が見直される中、定昇も否定的にとらえられるようになっています。
実際のところ、定昇といっても、全社員の賃金を同じように上げるわけではありません。
「定期」「昇給」という言葉から、どうしてもそのような意味合いに思われがちですが、昇給査定はやはりやっていて、それなりの差はつきます。
年「功」序列であって、年齢序列ではないわけです。

とは言っても、毎年定期に全員の賃金を上げるわけですから、右肩上がりが前提であったことは確かです。

そう考えると、仮に以前のようなインフレ経済になっても、「ベア+定昇」方式が復活するとは考えがたいですね。

それがいいとも思いませんし。

では、どうなるのか、引き続きお話ししていきましょう。


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