『
総務の森』コラムをご覧のみなさま
こんにちは!
合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。
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本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第115号(2012年4月
25日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。
<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
なお、システム上、本コラムでご紹介できない『図表』などを含
めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>
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(前略)
前回のニューズレターでは…「多様性と統一性の両立に役立つもの」
、「実務を通したマネジメント・スキルの習得(≠知識の獲得)を
効果的・効率的にするもの」が、「
合同会社5W1H流コーチング
学習プログラム」でもお伝えしている「メタ
認知(※1)に基づく
フィードバック・プロセス(※2)」であるといった考えをご紹介
していました。
今回は、その「メタ
認知に基づくフィードバック・プロセス」を効
果的・効率的に促進するのに有効なアプローチの1つについて、補
足差し上げたいと思います。
※1 メタ
認知(meta-cognition)
自分自身の思考・感情・言動を客観的に把握・認識すること。深く
自己を省みる「内省」に用いられる。
※2 フィードバック(feedback)
一般には「着目しているシステムからのアウトプットを見て、それ
を正すようにシステムの制御を行うことをフィードバックという」
が、コーチングなどの分野では、「評価や判断は行わず、相手ある
いは第三者が(主に視覚・聴覚・身体感覚を用いて)観察・確認で
きる情報を、相手に伝えること」を指す場合がある。
良くない例:「○○の話をしているときは喜んでいた(←観察者の
評価(相手が"喜んでいる"ように思った)が含まれているため)」、
良い例:「○○の話をしているときに、右頬が少し上がっていたけ
れど、あのときには何を考えたり、感じたりしていたのですか?」
など。
■仕事が、慌ただしく、表層的になっていませんか?
前号では、「『メタ
認知に基づくフィードバック・プロセス』の大
切さを理解していつつも、正面切って取り組んでいる人/組織が少
ない」という私の認識についてもご紹介していました。
この、「中長期の視点から見れば大切なのはわかるけれど、目先の
仕事が忙しいので、『メタ
認知に基づくフィードバック・プロセス』
あるいは『PDCAサイクルのC→A』には取り組みません」(※
3)などといった風潮を助長しているものには、
(1)リーダー/マネジャー自身の「行動志向の強さ」に加え、
「(2)広い職掌範囲(と、それに伴って組織横断的・対外的な関
係構築・維持を重視する姿勢);(3)非常に多くの仕事(…関係
者のさまざまな利害の対立や状況変化が絡み、情報の不足・混乱・
曖昧さなどを伴う)を、頻繁に中断されつつ、短時間の内にこなす
ことが要求される」
などといった、「リーダー/マネジャーの仕事の特徴」が背景にあ
るのではないかと認識しています。あなたのお仕事には、こういっ
た特徴がないでしょうか?
※3 時には、「私の在任中に効果が現れるかどうかわからないよ
うな取り組みに、時間や労力をかけようとは思わない。私は自分の
評価を上げることにつながる仕事しかしたくない。」という考え方
が背景に存在する場合があるようです。
(中略)
リーダー/マネジャーは、果たすべき役割が多い[…上述(2)]上
に、細切れ時間の内に次々と仕事をこなすことが求められます[…
上述(3)]。
彼らは、一般社員よりも「実行力」(処理力)が高い[…上述(1)
]ために、「押し寄せる、新鮮で断片的な情報の波に対応し続ける
ことが可能」なのですが、
「大局観を欠いた、対症療法的な問題解決や意思決定」(反射、反
応とも言える素早い対処)に終始しがちとなるため、しばしば、水
面下で状況を深刻化させてしまったり、自分の仕事に意義を感じら
れなくなってしまったりしてしまいます。
こういった事態に陥らないよう、優秀なリーダー/マネジャーは、
意図的にメタ
認知を活用する時間を確保し、断片的な情報をつなぎ
合わせて包括的な全体像を描いたりされています。
そうして、次々に現れる情報が組織活動の中でどんな意味を持つの
か解釈したり、目的達成に関連しそうな情報分析の実施を指示した
り、仮説の構築をしたり、先が読めない状況下で意思決定を行った
りするのに、大局観を持つことを役立てていらっしゃいます。
こういうのもまた、「メタ
認知に基づくフィードバック・プロセス」
活用の例ですね。
(中略)
上述のような話を聴くと、「目先の仕事が忙しいので、『メタ
認知
に基づくフィードバック・プロセス』あるいは『PDCAサイクル
のC→A』には取り組みません」といった姿勢は、実にもったいな
いようにも感じるのですが、あなたはどのような印象をお持ちにな
るでしょう?
いつまでも、目の前に現れる仕事(実は、作業?)をバッタバッタ
と切り倒していく「切り込み隊長」「特攻隊長」で良いのでしょう
か?
あなたが所属されている組織は、あなたに「どんな役割を期待され
ている」のでしょうか?
(…メタ
認知を活用し、「他者がわかるような形で、情報を言語化・
概念化して伝達・共有」しないと、「権限の移譲」は困難となりま
す。)
■メタ
認知とフィードバックを促進する、
「ハード情報」&「ソフト情報」
上記では、リーダー/マネジャー自身の「行動志向の強さ」と「リ
ーダー/マネジャーの仕事の特徴」についてもご紹介していました。
近年では、こういった傾向に加え、ノマド(※5)や在宅勤務など
といった働き方を奨励する組織・選択する個人が増えたりするなど、
これまで以上に、電子メールやSNSを用いた「文字(+図表)情報
によるコミュニケーション」が増えてきています。
(中略)
※5ノマド(nomad:遊牧民)
人類は1万年ほど前にメソポタミヤの地で定住民となったが、21
世紀に再びノマドとなる者が増える。ノマドを大別すると3種類あ
り、エリート・ビジネスマン・学者・芸術家・芸能人・スポーツマ
ンなどの「超ノマド」、生き延びるために移動を強いられる「下層
ノマド」、定住民でありながら超ノマドに憧れ、下層ノマドになる
ことを恐れて、ヴァーチャルな世界に浸る「ヴァーチャル・ノマド」
である。[ 出典:「21世紀の歴史」 ジャック・アタリ/作品社
]
また、近年では、「カフェ、ファーストフード店、交通機関での長
距離移動中、レストランなど」で「ノートパソコン、スマートフォ
ン、タブレット端末など」を用いて仕事をする「中小企業の社長、
自営業者、会社勤めのエンジニア・デザイナー・記者など」がノマ
ドと呼ばれています。
(写真や動画が添付されていると、また事情は違うのでしょうが)
「文字+図表情報」のみによるコミュニケーションでは、相手の顔
の表情・身振り手振り・声のトーン・大きさなどといった情報が抜
け落ち、「表情・態度と言動が一致しているかどうか」などといっ
た判断もつかないため、相手の「感情(喜怒哀楽、意欲、本氣度、
緊張や不安や不満の程度、心理抵抗の有無ほか)・本音・真意・雰
囲氣など」といった情報を逃してしまいます。
加えて、わざわざ言語化させない現場の情報(例:「自社の優良顧
客が、競合他社担当者と会食していた」といった確証のない噂・憶
測、現場スタッフや取引先の反応から感じる違和感・兆しなど)も
漏らしてしまいがちとなります。
このように、「文字+図表情報」のみによるコミュニケーションは、
言語化・計測・定量化・集計・図表化などが容易な「ハードな情報」
の伝達・共有には便利なのですが、リアルタイムの相手の反応・感
覚的に察する違和感などといった定性的で「ソフトな情報」が欠落
してしまいがちとなります。
「状況を適時・的確に把握し、意思決定や適切な対応を行ったり、
相手との関係構築・維持や交渉を効果的に進めたりする」(…メタ
認知に基づくフィードバック・プロセスを活用する)には、ハード
情報とソフト情報の両方が必要ですが、
「文字+図表情報」のみによるコミュニケーション比率が高まるに
つれて、(特に、組織内外の人との良好な関係構築・維持や人財育
成、動機づけなどを行って人(の氣持ち)を動かすことで重要な役
割を果たすことを期待されるリーダー/マネジャーにとって)「意
識的に、ソフトな情報の取得・伝達・共有を行う」ことの重要性が
増してきているように感じています。
■ソフトな情報まで、聴き取る・読み取る
では、「多様性と統一性の両立に役立てる」「実務を通したマネジ
メント・スキルの習得(≠知識の獲得)を効果的・効率的にする」
「状況を適時・的確に把握し、意思決定や適切な対応を行ったり、
相手との関係構築・維持や交渉を効果的に進めたりする」ために、
ハードな情報に加えて「意識的に、ソフトな情報の取得・伝達・共
有を行う」には、どのような事柄に注意を払ってコミュニケーショ
ンを行えばいいのでしょうか?
「フレームワーク質問力」セミナー/研修では、相手の情報を受け取る際
に、次の3つに注意を払うようお勧めしています。
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●コンテンツ [ 内容; 出来事の詳細など ]
●コンテクスト [ 前後関係、背景、状況; 出来事が発生して、そ
のコンテンツに意味を与える枠組み(フレーム、設定された場面、
切り口)など ]
●プロセス [ 相手の情報処理方法; 用いている助動詞・接続詞・
形容詞・副詞などから推察される、相手のステイト(心身状態)
など ]
コンテンツのみならず、コンテクストやプロセスについてどのよう
に聴き取り/読み取り、それらをコミュニケーションにどのように
活用するのかについては、「フレームワーク質問力」で、「ヒトの
認知のメカニズム」を踏まえて解説し、実践的な演習を行っていた
だく機会をご用意しております。
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情報を受け取る側が、この3つを意識することで、適切にソフト情
報をキャッチできれば、自分が話したり書いたりする際に、そのソ
フト情報に配慮した情報発信を心掛けることが可能となります。
つまり、「意識的に、ソフトな情報の取得・伝達・共有を行う」と
いう場合、「目的を明確にした上で、状況や相手を観察する」「相
手の発する情報を精密に聴く」(※6)ことで、自分のコミュニケ
ーションが「メタ
認知に基づくフィードバック・プロセスの活用」
に適したものに変わっていくということです。
※6 ただひたすら聴く「傾聴」とは異なり、話の構造や相手の情
報処理プロセスを意識しながら聴き、必要に応じてコンテクストな
どについても尋ねたりする精密な聴き方を、弊社では、「精聴」と
表現しています。
一般にビジネスの場面では、「簡潔な表現を用いたコミュニケーシ
ョンが望ましい」とされ、対人コミュニケーションであっても電子
メールであっても、「名詞と動詞」や「YesかNoか」などにばかり
意識を向けがちな方が多くなっています。
そして、具体化・詳細化だけを進めて、ハードな情報を入手するこ
とに一生懸命となるのですが、「コンフリクト・マネジメント、実
務を通したマネジメント・スキルの習得、ダブル・ループ学習、イ
ノベーションの推進、対人関係の構築、交渉など」で重要な役割を
果たす、ソフトな情報にはあまり意識を向けずに終わってしまって
います。
それでは、あまりにももったいない!
そう考えた、弊社は、「多様性と統一性の両立に役立てる」「実務
を通したマネジメント・スキルの習得(≠知識の獲得)を効果的・
効率的にする」「状況を適時・的確に把握し、意思決定や適切な対
応を行ったり、相手との関係構築・維持や交渉を効果的に進めたり
する」ことに役立つ、一生もののコミュニケーション・スキルを学
べる、「フレームワーク質問力」セミナー/研修といった場を提供
し始めて6年目(2012年4月時点)となっています。
(また、最近では、「フレームワーク質問力」を基礎に、「メタ・
コーチング」と「システム思考」を組み合わせた、
合同会社5W1
H流「コーチング学習プログラム」を提供をしています!)
ニューズレター第112号でもご紹介していたように、多くの人は、
「質問力」と言うと、「質問を発すること」(Questioning)にば
かり意識を向けがちなのですが、弊社では、「相手の発する情報を
精密に聴くこと(精聴)ができて初めて、真実あるいは解決策など
の探求に役立つ核心的な質問を発することができる」という考え方
を重視した「質問力」をお伝えしてきています。
こういったアプローチの質問力(=マネジメント・スキルの1つ)
に興味をお持ちの方、共感していただける方と、「フレームワーク
質問力」の会場でご一緒できることを楽しみにしております!
(後略)
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冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。
●ニューズレター第115号
優れたリーダーは、コンテンツに加えて
「○○」と「○○」が聴ける!
→
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/115(ブログ版)
→
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no115.pdf(PDF版)
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出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
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以上、何か少しでも、『
総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。
お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!
高野潤一郎@
合同会社5W1H
P.S.1
●4月26日(土)スタート
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