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コラムの泉

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登録第5780085号:「清龍」

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□■□【真似とは言わせない!ネーミングのツボ】□■□
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□                       2月22日号
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 弁理士 深澤です。

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★このメルマガの目的♪
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 このメルマガでは、商標の審判・裁判事例等を通して、

○どんな商標が類似といわれたのか
○識別力のある商標とはどんなものなのか

 といったことから、ネーミングを考える際のツボを明らかにして
いきます。

(配信中止はこちらまでhttp://www.mag2.com/m/0000241197.html)

 それでは、今週も始めます。

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★今回の事例♪
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 今回取り上げるのは、

○登録第5780085号:「清龍」

 指定商品・役務は、第5類の「サプリメント」です。


 ところが、この商標は、

 登録第5571164号商標:「清流」

 
 と類似する、とされて一旦は登録が認められませんでした。


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★判断の分かれ目♪
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 そこで、登録が認められないのはおかしい、として拒絶査定不服
の審判(不服2014-014155号)が請求されました。

 では、審判でどんなやりとりがあったか紹介します。

 まず、この商標

「その構成文字に相応して「セイリュウ」の称呼を生じるもので
あり、その構成文字は辞書等に掲載された成語とはいえないもので
あるから、全体としては、一種の造語と認められ、特定の観念を
生じないものである。」


 一方、引用商標は、

「その構成文字に相応して「セイリュウ」の称呼が生じ、「川など
の清い流れ。潔白な人たち。高貴な人たち。よい家柄。」(広辞苑
第六版 株式会社岩波書店)の観念を生じるものである。」


 ここで両者を比較すると、外観は、

「いずれも、漢字2文字と簡潔な構成からなるものであり、
看者をして容易にその構成文字を把握し得るものといえる。そして、
本願商標引用商標は、1文字目は「清」の漢字が共通しているが、
2文字目が前者は「龍」の漢字であるのに対し、」

「後者は「流」の漢字であって、2文字から成る簡潔な構成のうちの
1文字が著しく異なるものであるから、両商標は、外観上、明確に
区別できるものである。」

 称呼は、

「いずれも「セイリュウ」の称呼が生じるものである。」

 観念は、

本願商標は、全体として特定の観念を生じないものであるが、
本願商標を構成する各漢字はそれぞれ平易で常用される漢字であって、
一般人にとってその意味合いを容易に想起し得るものといえる。」

「そうすると、本願商標は、「清」の漢字(水が澄んでいる。
心持ちや行動にけがれがない。さっぱりして気分がいい。)と「龍」の
漢字(大蛇に似た想像上の動物。たつ。)によって構成される程度
のことは容易に連想し得るものである。」

「一方、引用商標は、その構成文字に相応して、その全体から
「川などの清い流れ。潔白な人たち。高貴な人たち。よい家柄。」
の観念を生じるものである。」

「そうすると、本願商標引用商標とは、観念上、相紛れるおそれ
はないというのが相当である。」

 ここで、指定商品である健康食品は、

「一般消費者にとって、自己の健康にかかわる重要なものである
から、その商標が当該商品を示すものとして周知となっているなど
といった特段の事情が認められない限り、現物を手にとって慎重に
選ぶのが通常であり、単に称呼のみで購入することはまれと考え
られるものである。」

 として、

「称呼を共通にするものの、外観及び観念においては、上述のとおり
相違するものであるから、いわゆる健康食品の取引の実状を踏まえ、
これらの外観、称呼及び観念を総合的に考察すると、本願商標
引用商標とは、相紛れるおそれがない非類似」

 の商標とされました。


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★事例からわかったネーミングのツボ♪
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 今回は、称呼が同一の場合の類否が問題となりました。

 称呼が同一の場合でも、外観や観念が大きく異なる場合、商品
分野によっては非類似とされる場合があります。

 指定商品の特性を考慮することが真似とは言わせないツボになり
ます。


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 お役に立ちましたでしょうか?

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 
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真似とは言わせない!ネーミングのツボ
(原則、毎週月曜日発行ですが、祝日のときは祝日明けに発行)

ご質問・ご感想お待ちしております!

  編集・発行 深澤 潔
  http://brand-service.biz/

 各種商品・サービスのネーミング、会社ロゴ等の商標登録関連
を扱っております
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