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弔事の失敗③ お葬式当日:失敗しない参列マナー

このシリーズでは、お葬式やお別れの会でありがちな失敗談とその対策についてお伝えしていきます。
3回目は、『お葬式当日の参列マナー』についてご説明いたします。

●通夜と葬儀・告別式 どちらに参列すればよい?

お葬式は通常、夜のお通夜と、翌日の日中の葬儀・告別式の2日間にわたって行われます。どちらに参列すればよいのでしょうか?

近しい身内であれば2日間参列しますが、一般的には通夜か告別式のどちらかに参列するケースが多く見られます。それぞれ内容が異なりますので、下記を参考に検討されるとよいでしょう。
通夜は遺族や近親者のみで最期の夜を過ごして悲しみを受け入れる場として機能していますが、昨今では仕事の関係などもあり、一般の方がお通夜に参列することが増えてきました。地域によって異なりますが、首都圏ではお通夜の後に参列者に食事がふるまわれ、親しい仲間で故人を偲ぶ時間となります。開式前や通夜ぶるまいの時間に、故人の顔を見てお別れすることができる場合もあります。
葬儀とは、故人の冥福を祈り死者を弔うための儀式であり、宗教者による宗教儀礼が行われます。告別式とは、故人と最期のお別れをする式典のことで、遺族や参列者による焼香や玉串奉奠、祈祷、献花などが行われます。このように葬儀と告別式は別の儀式ですが、続けて行われることが一般的となっており、儀式と儀式の間の明確な区切りがない場合が多いため、自然と両方に参列することになります。
葬儀・告別式のあと「出棺の儀」となり、棺にお花や思い出の品を入れ、蓋を閉め、式場を出発します。故人の顔を見てお別れができる最後の時間です。
その後火葬場へ向かいますが、同行するのは通常は近しい身内のみとなります。移動の車や食事(精進落とし)の手配がありますので、もし火葬場まで行ってお別れしたいという場合にはその旨を前もって遺族に伝えておきましょう。

●式場に向かう

葬儀では、最寄りの駅から式場への道に看板や係の方が案内に立っていることがありますが、昨今では減ってきています。看板を当てにして駅からの道が分からないということがないよう、現地までの道のりを確認しておきましょう。また、似たような式場が隣接していることもありますので、間違えないように式場名や場所、故人と施主の名前をしっかりと確認しておきましょう。
知人と待ち合わせをするならば、現地ではなく駅などにしておくのが良いでしょう。葬儀場に待合スペースがあるとは限りません。
大きな荷物はクロークに預けるか、式場につく前にロッカーに預けるなどして、式場にはなるべく持ち込まないようにしましょう。

●受付の注意

会場に着いたらまずは受付に進みます。
故人や喪家との関係により受付に区分けがされていることがあります。その場合は該当する窓口で受付をします。
記帳をして香典を渡しますが、この記帳を基に遺族はお返しや御礼状の手配をしますので、名前や住所を省略せず、きちんと書きましょう。
香典は「どうぞお供えください」と受付の係の方が表書きを読める向きにお渡しします。2日間参列する場合には、通夜で香典を渡し、翌日は記帳のみ行います。
遺族への声掛けは負担を考慮して手短にすませ、忌み言葉や『大往生』等の言葉を使わないよう気を付けましょう。また葬儀の場では参列者同士、久しぶりの知人に会うことも多いでしょう。時折、大きな声で会話に夢中になり、スタッフに促されて開式時間ぎりぎりに慌てて着席するというような方々がいらっしゃいますが、お別れの場であることを念頭に置き、積もる話は参列後に別の場を設けるのがよいでしょう。

●お参りの作法

着席後は葬儀社が順次案内しますので、それに従います。お参りの作法は前の人の様子を見ていれば問題ないですが、遅れて参列して誰も前にいないときには困りますね。
宗旨・宗派により異なりますが、主な作法は下記のとおりです。仏式では数珠を出しておきましょう。

仏式:焼香
https://www.koekisha.co.jp/manner/shoko/
数珠の使い方
https://www.koekisha.co.jp/manner/kaiso/
キリスト教・無宗教形式:献花
https://www.shaso.jp/owakarekai/chiebukuro/flowers/
神道:玉串奉奠(たまぐしほうてん)
https://www.koekisha.co.jp/manner/shinshiki/

不安な場合には、式場に入る前に葬儀社や受付の方に聞いておくとよいでしょう。
当日の作法に気を取られて大事なお別れの時間をあわただしく過ごすことのないように、基本的な作法を心得ておくと安心です。

(2020.2.3)
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