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心得026 一つの成功を数倍に

■┐□┐■┐    人を活かす99の心得
 └■└□└■           第 26 号 (発行部数 411 部)







  


 アメリカのある教会での出来事。

 貧困者へのサポートのために、多額の支援が集まりました。

 そのことが、いまでも「伝説」になっている理由があります。



 その理由とは?



   一つの成功を何倍にもして活かす方法を考えましょう!



          つづきは「心得26 一つの良いことを数倍に」で



◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


□ ■ □  1. 先回のアンケート、コメントから
■   ■
□ も □  2. 心得26 一つの良いことを数倍に
■   ■
□ く □  3. 今週のアンケート
■   ■
□ じ □  4. NOBUのひとこと
■   ■
□ ■ □  5. 次号の予告


◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   1. 先回のアンケート、コメントから


先週のアンケートは、「大事な仕事の日、風邪をひいて熱が出た、さぁ
どうする?」でした。

総投票数222票、みなさんの回答に感謝しています。

そして、なによりもこの質問が現実のことにならないように、
とみなさんの健康を願っています。

風邪の予防は、基本中の基本、うがいと手洗いなんだそうです。
大人になってこういうこと言われると、ちょっと恥ずかしいですけど。


今回の結果は、以下の通りでした。

  1位 39度なんて仕事にならない、ので欠勤  46票 20.7%
  2位 無理して出勤、それから早退      40票 18.0%
  3位 医者に行ってから、遅刻して出勤    37票 16.7%
  4位 やめてくれ、考えたくもない      35票 15.8%
  5位 その他(コメントで教えてください)  34票 15.3%
  6位 自宅で電話とネットを利用して仮SOHO  30票 13.5%


やっぱり、今回もコメントがおもしろかったですね。カナッペさんもあ
りがとう。

39度の熱は微妙な熱なんでしょうね。けっして微熱ではないですが。

40度なら、けっこう多くの人が欠勤を選ぶのではないかと思います。

39度だと、「根性」でどうにかなるmasatoさんと、四捨五入してくじけ
るカナッペさんに分かれる、ということでしょう。


熱が何度になったら休むか、というのも興味深いですが、
「自分にしかできない仕事」の比率のようなものも気になります。
今回のアンケートでは、その辺を聞いてみることにしますね。




◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   2. 人材育成の神髄「人を活かす99の心得」その26



 ┛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┗   
   心得 その26     一つの成功を数倍に
 ┓________┏   


 ★ 一つの成功体験は、やりかたによって数倍の効果を生むことも



アメリカのある教会での出来事でした。

2002年の12月、教会では食べるものに困っている人たちへの支援金を
集めることにしました。

多くの方々の協力を得ることができました。

結果として、トラック4台のコンテナいっぱいの食糧が
提供されることになりました。


実は、この成功体験は、単なる一つの成功にとどまりませんでした。
いまでも、この教会では「伝説」になっています。


なぜでしょうか?
一つの成功が「伝説」になった理由はなんでしょうか?



今日は、一つの成功を数倍にする仕掛けを考えます。




● 仕掛け1: 成功の続きを多くの人に体験してもらう


1月には、トラック4台分の食糧をおろし、
配給場所に移すという仕事が待っていました。

そこで必要とされる人数は、大人10人程度。
ちょっと声をかければすぐ集まる人数です。



でも、こんな「すばらしいこと」を10人だけに独占させるのは
とても、とても、もったいないことです。


なぜすばらしいことなのか、って?

この食糧は、人々が貴重な支援金を集めた結果であり、
人々の気持ちの「実」ということになります。

多くの食糧は、「移すのに大変なたくさんの食糧」ではなく、
「人々の気持ちとしてこんなに用意できた食糧」だということですね。


この教会では、できるだけ多くの人に呼びかけて、
トラックから荷物を下ろし、配給場所まで運ぶ、という作業に
加わってもらいました。

その数、およそ400人以上。

みんなが「成功の続き」を体験して喜んだと言います。



考えてみましょう:成功の結果を、ある一部の人たちだけが
         関わって済ませてしまっていませんか?





● 仕掛け2:成功を助け合って成し遂げてもらう


この400人以上の人々は、半日以上かけて、
本来は10人でやる仕事を成し遂げた、と言うことになります。


そこにも仕掛けがありました。


トラックは、わざわざ配給場所から遠いところに駐車されました。

人々は、自分たちの支援金の結果として得られた食糧を
手渡しでリレーして、苦労しながら配給場所まで運びました。

時間は、土曜日の早朝、冬の零下という気温の中でのことです。


ここでのポイントは、「共に苦労する」ということです。

支援金を出すのは、あまり実質的な労苦がありません。
かんたんにできることです。
そして、自分がやったことを忘れてしまいやすいものです。

ですが、零下の早朝、みんなで苦労して食糧を運んだことは、
いつまでの人々の記憶に残り続けました。

汗水たらして、みんなで一緒に苦労し、助け合って成し遂げる、
これは貴重な体験です。

成功体験を、「かんたんなこと」で終わらせてしまうのは、
もったいないことです。

みんなで実際に労苦して成し遂げるという、
「記憶に残ること」にすることが仕掛けの2番目になります。



考えてみましょう:成功につづいて、みんなで関わって労を
         とって、共に喜びあえるにはどうしたら
         よいでしょうか。





● 仕掛け3:多くの周囲の人に成功を評価してもらう


幸運なことに、この土曜日の早朝の出来事は、
地元のテレビ局の取材を受け、その様子が生放送されました。

翌日の新聞もこれをとりあげて、評価してくれました。


これによって、関わった人々の喜びは、
なお一層大きなものになったと言います。


「私たちはすばらしいことをしている」という実感は、
他の人からも
「あなたたちはすばらしいことをしてくれた」
と言われることによって、
ますます大きなものとなるのです。


自分たちのしたことをひけらかすのはよくありませんが、
まわりの方々にちゃんと評価してもらうことは、とても良いことです。


考えてみましょう:一つの成功は、ちゃんと知らされるべき人に
         知らされ、正当に評価されているでしょうか。
         その評価されていることを、関わった人が実感
         できているでしょうか?







    せっかくがんばって成し遂げたことですから、

    その成功体験を力に次につなげられるように、

    そんな意識を持つリーダになりたいですね。





◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   3. 今週のアンケート


「あなたの仕事、あなたにしかできない仕事ですか?」

おそらく、あなたは多くの責任をもって仕事をしていることでしょう。
ただ、急病やその他の事情で、自分の仕事ができない、という状況がな
いとも限りません。

ですから、ちょっと考えてみてください。
自分の仕事、自分ができなかったら、どうなるでしょうか?



答え1 「誰かが見よう見まねでどうにかする」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=29&ans=1


答え2 「やっぱり自分じゃないとダメ」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=29&ans=2


答え3 「自分よりうまくやってくれるだろう」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=29&ans=3


答え4 「極端な話、世界中がパニックに」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=29&ans=4


答え5 「誰も気が付かないかもしれない」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=29&ans=5


答え6 「その他(コメントで教えてください)」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=29&ans=6



ぜひ、みなさんのお考えを聞かせてください。お願いします。





◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   4. NOBUのひとこと


  同じ飾り付けの材料を使っているのに、

  飾り付ける人によって、全然違うクリスマスツリーになります。

  頼む「人」によって、できあがりが決まる!

  ってことがよくわかりました。


  今年の教会のクリスマスツリーは「いきおい」があります。(^_^)v


◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   5. 次号「心得27 あなたの部下は何人ですか?」の予告




 一人の人が心をこめてケアできる人数って、どれくらいでしょうか?

 ちなみに、あなたのケアすべき部下は何人ぐらいですか?

 無理のないチーム作りの適正規模について考えてみましょう。






   ■┐   次号は、12月6日(火)に発行予定です   ■┐
   └■         お楽しみに!        └■




┏ ──────────────────────────── ┓

  人材育成メールマガジン 「人を活かす99の心得」 第26号

    発行日: 2005年11月29日
    発行者: 中澤信幸 nobu@bokushi.jp
    バックナンバー http://nobu.bokushi.jp/archives/99/
    購読管理 http://nobu.bokushi.jp/99.htm

 以下のシステムを使って配信しています。
  まぐまぐ(0000159957) http://mag2.com/m/0000159957.html
  メルマ!(m00140424)  http://melma.com/mag/24/m00140424/


   音声プログラム配信再開中!
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          http://www.voiceblog.jp/nobu

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