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人を活かす99の心得033 人が肩書きを与えられるとき

 ■┐□┐■┐    人を活かす99の心得
 └■└□└■           第 33 号 (発行部数 769 部)







  




   「肩書き」 言葉にすれば短いものですが、

   これがもつ魔法のような力を知っていますか?

   人が肩書きを与えられるとき、

   何がおこるのか、ご一緒に考えてみましょう。



      つづきは「心得33 人が肩書きを与えられたとき」で



◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


□ ■ □  1. 先回のアンケート、コメントから
■   ■
□ も □  2. 心得33 人が肩書きを与えられたとき
■   ■
□ く □  3. 今週のアンケート
■   ■
□ じ □  4. ビジネスに役立つ聖書の格言
■   ■
□ ■ □  5. 次号の予告


◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   1. 先回のアンケート、コメントから


アンケートへのご回答、ありがとうございました。

いろいろな方々が読まれているので、今回の質問が適当だったか、
少し頭を悩ませていました。

多くの方々にご回答いただいて、とてもうれしかったです。

結果は、以下のとおりです。


「あなたのまわりではお互いを何と呼び合っていますか。」
                 (総投票数215票)

 1位 ○○さん(名字で)         47票 21.9%
 2位 ○○さん(ファーストネームで)   37票 17.2%
 3位 □□課長など名前と肩書き      35票 16.3%
 4位 ニックネームで           33票 15.3%
 5位 その他(コメント欄で教えてください) 32票 14.9%
 6位 部長、課長などタイトルだけ     31票 14.4%


意外とニックネームで呼びあっている方も多いようですね。
おそらく、読者の方々が、割とフォーマルでない環境に
身を置いているということかもしれません。


コメントしてくださった方々もありがとうございます。

TPOに応じて呼び分ける、ということ、
そのとおりだと気づかされました。
当り前のことだとは思いますが、それでも。



何かの本で、名前やタイトルでの呼びかけが、
多いほど活気のある環境だ、と呼んだことがあります。

「これ、やっておいて」よりも、
「○○さん、これやっておいて」のほうがいいんだとか。

みなさんもそう思われますか?






◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   2. 人材育成の神髄「人を活かす99の心得」その33



 ┛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┗   
   心得 その33     人が肩書きを与えられるとき
 ┓________┏   


  ★ なんとかと肩書きは使いようです、要するに




   「肩書き」 言葉にすれば短いものですが、

   これがもつ魔法のような力を知っていますか?

   人が肩書きを与えられるとき、

   何がおこるのか、ご一緒に考えてみましょう。




● 肩書きは、期待を伝えるためのものです



ある人に、肩書きを与える、ということは、

「あなたが○○という役割を果たすことを期待していますよ」と

伝えることになります。



自分のやっていることは、どうでも良いことではない、

とても重要なことだ、

それを期待されている……



肩書きが、その人のやる気を高める助けになればすばらしいですね。



ある小学校で。

先生が、生徒に金魚のお世話を頼みました。

その生徒は、最初喜んでやっていたのですが、
そのうちめんどくさくなってきてしまいました。
だって、誰も手伝ってくれないし、
ありがとうの一言もないんですから。

先生は考えました。

そして、この生徒をみんなの前に立たせ、
彼がどれほどすばらしい世話をしてきたかを評価し、
これから彼を「金魚大臣」とよぶことにしましょう、
と呼びかけました。

すると、次の日から、みんなの視線が変わりました。
そして、彼のやる気も変わりました。

その彼は、今、大学で生物学の研究員をしているそうです。




● 肩書きは、信頼性を保証するものです


ある人が肩書きを持っていると、
お客さんは安心するものです。


私たちの教会には、毎日いろんな人が訪ねてきます。


たいてい、私が玄関で応対すると、
みなさん怪訝そうな顔をします。

心の中で、「いったいこの若いお兄ちゃんは誰なんだ?」と
思っているのでしょう。


でも、私が「この教会の『牧師』のナカザワです」というと、
なんとなく落ち着いた表情になっていきます。


牧師=専門職=信頼できる
という図式からくる安心感だと思います。



みなさんも、お店に行って、
店員さんの名札に「○○チーフアドバイザー」とか
書いてあると、何となく安心しませんか?
少なくとも「アルバイト」って書いてあるよりいいですよね。




● 肩書きは、役割を明確化するものです


肩書きと一口に言っても、色々だと思います。

何のために肩書きをつけるのか、と考えてみると、
もっとおもしろい肩書きがあるのではないか、
という感じもしてきます。


肩書きを有効に使おうと思ったら……

社内の立場の違いを表わす肩書き、よりも

相手(たとえばお客さん)にとっての役割を示す肩書きのほうが

より有効だと思われます。


たとえば、アルバイトやパート、準会員、正会員などというのは
組織内の立場の違いですよね。

それに対して「お客様相談係」とか、「渉外担当ディレクター」とか
そういうほうが、相手にとって役割が明確に分かります。

ついでに、自分も、自分の役割というのがはっきりします。


ある牧師の名刺には

「ライフコンサルタント」

という肩書きがあります。

相手の人生設計の手助けをしますよ、という意味だそうです。


あなたは、自分自身の肩書きをどんなふうにつけますか?




● 肩書きは、責任感を持たせるものです


今まで書いてきたことと矛盾するかもしれません。

が、肩書きを安売りすると、効果が半減します。

肩書きは、きちんと責任をもってやる、という姿勢に対して、
与えられるべきものです。


この肩書きがついたからには、精一杯やろう、と思えるためには、
誰でも簡単に肩書きをもらえてしまってはいけないのです。

それに、一度与えてしまった肩書きを取りあげるのは、
事実上、不可能だと言うことも覚えておきましょう。


ですから、肩書きを与えるときには、
みんなの前でその肩書きが意味するところを公表し、
本人のそれに向けた姿勢を表明する機会を設けると良いでしょうね。




   肩書きのために生きる = 肩書きに使われて生きる

            のではなくて、

  肩書きを上手に利用して、一人ひとりの人生が広がっていくと

        すばらしいな、と思っています。




◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   3. 今週のアンケート



「あなたのまわりでは意見の違いってどうしていますか」

なんだかんだと、意見の違いってあるものです。

そんなとき、みなさんのおかれているところでは、
どんなふうにそれを取り扱っていきますか?



答え1 「とことん話し合って解決する」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=36&ans=1


答え2 「問題にすることを避ける」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=36&ans=2


答え3 「話し合って泥沼にはまってしまう」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=36&ans=3


答え4 「偉い人の指示を仰いで従う」↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=36&ans=4


答え5 「うまくまとめてくれる人がいる」↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=36&ans=5


答え6 「その他(コメント欄で教えてください)」 ↓ここをクリック
   http://nobu.bokushi.jp/enq/vote.cgi?mode=vote&no=36&ans=6



みなさんのご回答を楽しみにしています。

ぜひ、コメント欄にも書き込んでくださいね。





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   4. ビジネスに役立つ聖書の格言 (解説付き!)


  悟りのある者を一度責めることは、

  愚かな者を百度むち打つよりもききめがある。


                     箴言17:10

  (解説) 同じ叱責でも、
      聞く耳のないものに百度繰り返しても意味がない。
      が、本当に学ぼうとする者には、一度の叱責でも
      十分な効果がある。
      失敗から正しく学ぶ賢さを勧めている。



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   5. 次号「心得34 同じことを言うのでも」の予告



   何か、もめごとや課題が浮かび上がってきたとき、

   それを前向きに扱っていける人たちと

   それができない人たちがいます。

   その人たちが口にしている言葉の違いを考えてみましょう。



   ■┐   次号は、1月31日(火)に発行予定です   ■┐
   └■         お楽しみに!        └■





┏ ──────────────────────────── ┓

  人材育成メールマガジン 「人を活かす99の心得」 第33号

    発行日: 2006年1月24日
    発行者: 中澤信幸 nobu@bokushi.jp
    バックナンバー http://nobu.bokushi.jp/archives/99/
    購読管理 http://nobu.bokushi.jp/99.htm

 以下のシステムを使って配信しています。
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