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著作権について

著者 ブルネッロ さん

最終更新日:2008年11月27日 18:11

著作権について初歩的な問題ですが教えて下さい。
社内研修で職場でビデオを見てもらうことを企画しています。
ビデオはある会社が購入したものを好意で貸して頂くこととしていますが、これを数本ダビングして職場に回覧すると、著作権上の問題が出てくるでしょうか。
よろしくお願い致します。

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Re: 著作権について

ブルネッロさん、こんにちは。

著作権法では、保守・修理のための一時的複製や私的使用のための複製は認められていますが、営利目的の複製は認められてません。
社内研修は企業力の向上を目的とするので営利目的とみなされます。

ですので、数本ダビングして職場に回覧するのは著作権法違反となります。
また、著作物の貸与も著作者に無断で行うと同様に著作権法違反となります。


参考まで。

Re: 著作権について

著者ブルネッロさん

2008年11月28日 08:41

ありがとうございます。
やはりそうですよね。
職場が多岐に分かれているので、職場単位で見てもらおうとすると、複数本数どうしても必要なものでしたので。

社内で検討すべきことでしょうけど、方法としては、
A案:複数購入する
B案:その1本を順次回覧していく
等以外に何か良い方法がないでしょうか?
どなたか良い知恵があれば教えて下さい。

Re: 著作権について

著者外資社員さん

2008年11月28日 11:18

脇からすみませんが、
下記ならばA案が一番問題ないでしょう。
但し、その場合は当該のビデオが”業務用”であることが明確になっているはずです。 
業務用とは、著作権者が”公衆に見せ聞かせること”を承諾したもので、その旨が表記されているはずです。
これならば研修目的での使用が可能です。

> 社内で検討すべきことでしょうけど、方法としては、
> A案:複数購入する
> B案:その1本を順次回覧していく

B案の問題点は、”ビデオはある会社が購入したものを好意で貸して頂く”という点です。
ビデオの著作権者の考え方ですが、通常 有償で販売しているものは、無料・有料にも関わらず貸出行為は”頒布”にあたります。  頒布も複製も、著作権の侵害行為です。
そうした権利を放棄したものなら問題ありませんが、普通は少ないですね。

Re: 著作権について

ブルネッロ さん、こんにちは。

外資社員さんのおっしゃる通りですべてです。



回答ありがとうございます>外資社員さん

Re: 著作権について

著者ブルネッロさん

2008年11月28日 13:28

>ありがとうございました。
よく分かりました。

Re: 著作権について

著者行政書士いとう事務所さん (専門家)

2008年11月28日 15:19

> > 社内で検討すべきことでしょうけど、方法としては、
> > A案:複数購入する
> > B案:その1本を順次回覧していく

まず、外資社員さんがおっしゃる通り、やはりA案が無難であると考えます。

それから、現在日本でも、アメリカの著作権法で認められている「フェアユース(公正利用)」の導入を検討しています。

フェアユースを認める著作権法改正案は、早ければ来年の通常国会に提出されます。

フェアユースとは、「公正な目的で著作物を使用する場合は、権利者の許諾なしに使用できることを可能とする」包括的な規定であります。

フェアユースにあたるかは、著作物の使用目的及び性格、使用された分量、市場への影響などを総合的に考慮して判断することになります。

もし、日本でもフェアユースが導入されれば、状況によってではあるが、A案以外の方法の使用も可能となります。

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